
『ミラクルガール』は1980年3月から同年7月まで、東京12チャンネル(現・テレビ東京)の月曜夜9時枠で全19話が放映された東映制作による連続ドラマ。
『プレイガール』『プレイガールQ』『ザ・スーパーガール』と続いてきた東京12chお色気アクションシリーズの最終作で、こないだから東映チャンネルで再放送がスタートしてます。
米ドラマ『チャーリーズ・エンジェル』に強い影響を受けた前作『ザ・スーパーガール』(野際陽子 主演) の世界観を引き継ぎ、女性ばかりの私立探偵事務所「オフィスミラクル」のメンバーたちが活躍します。
所長の桂未知子に扮したのはこの人、由美かおるさん。
サブリーダーの松原加奈子には『Gメン’75』で初代女刑事を演じた、藤田美保子さん。
なんと最初の2話しか登場しない幻のメンバー=石田好枝に、伊佐山ひろ子さん。
ショートカットの相沢珠美には前作から続投の、日向明子さん。
いちばん私の好みかも知れないメンバー=峯百合子には同じく前作から続投の樹れい子さん(右)、ハーフの樋田アンナには日テレの『探偵物語』を終えたばかりのナンシー・チェニーさん(左)。お二人とも深夜バラエティー『11PM』のカバーガール出身です。
経理担当の星ジュンに、ホーン・ユキさん。
そして未知子所長にぞっこんの関警部役は『プレイガール』にもよく出てられた、ファンファン大佐こと岡田真澄さん。
主役の由美かおるさんを除いて、刑事ドラマの常連ゲストだった女優さんたちがレギュラーに昇格されて、感慨深いものがあります。ただし伊佐山ひろ子さんはすぐに消えちゃうけどw
伊佐山さんがいきなり降板しちゃった原因はたぶん、第2話に出てきたコレじゃないかと。↓
緊縛されたまま本物の虎と一緒に放置されるという演出。命懸けで演じるほど重要なシーンじゃないし、当時の撮影環境だと安全対策も緩かった事でしょう。
残念ながらチームの雰囲気も良いとは言い難かったらしく、ホーン・ユキさんも1クールで降板。(伊佐山さんとホーンさんの後釜はそれぞれ、水原ゆう紀さんと藤枝亜弥さんが勤められました)
そして遂には主役の由美さんまで途中降板を申し入れ、全26話の予定がやむなく19話で打ち切られたそうです。
まぁ『プレイガール』の頃とはずいぶん時代が変わってるし、比較的メジャーな女優さんを揃えたがゆえの統制の執りにくさも想像つきます。
そもそも、お色気が売りのシリーズだった筈なのに、誰もおっぱいを見せてくれないんですよ! 話が違うっ!!💨💨
おっぱいはともかく、お色気アクションと言えばミニスカートでハイキックが必須だろうに、投げ技しか使わんとはどういう了見か!💢💢 ふざけるなっ!!💨💨💨
↑第2話で日向明子さんがハプニング的にパンチラしてくれたけど、かつて『プレイガール』のパンティーおっぴろげキックをさんざん見て来た私には「それだけかいっ!?」としか思えない。
志穂美悦子さんみたいに凄いアクションを見せてくれるならまだしも、相手が勝手に飛んでくれるだけのナンチャッテ合気道で視聴率が取れるとでも思ってんのかっ!?💢💢💢 思い上がるのもいい加減にしろ!!ってな話です。
そんな中でただ1人、マリリン・モンローばりの確信犯的パンチラ、ノーブラ、胸ポッチと気を吐いてくれたのが、樹れい子さんですよ!
まさに救世主! オアシス! 神様! いやホントに、人間ドラマでもミステリーでもないんだから、華麗なアクションが出来ないならパンティー見せるしか無いでしょう?
女優さんたちがそれを拒むようになったなら、シリーズ打ち切りもそりゃ当然の末路です。
やっぱり、テレビが本当に面白かったのは’70年代まで。おっぱいとパンティー抜きにしても、つくづくそう思います。
そういうギャンブル的な感覚も含めて、やっぱりテレビは’70年代が一番面白かったと思います。