









☆第25話『手錠が朝日に光った』
(1973.1.5.OA/脚本=小川 英&鴨井達比古/監督=金谷 稔)
『太陽にほえろ!』’73年の新春第1弾は初の地方ロケ編。九州・長崎を舞台にマカロニ(萩原健一)の活躍を描きます。
なんとボス(石原裕次郎)や山さん(露口 茂)まで参加し、藤堂チーム全員が勢揃いする地方ロケ編はこれが唯一だったりします。留守中の七曲署管内が気になって仕方ありませんw
今回、悪党に騙されて犯罪に走った若者と、彼を支える恋人の真っ直ぐな愛に共感したマカロニが、クビを覚悟で彼らを逃がそうとします。
刑事である前に1人の人間であり、平凡な若者である事を忘れないこの『太陽』スピリットは、後々もオーストラリア編におけるボン&ロッキーや、ボギーらに受け継がれる事になります。
さて、そうしてマカロニの心を大いに揺るがせるヒロインを演じたのは、土田早苗さん。
初期『青春』シリーズの生徒役レギュラーで注目された後、主に時代劇のフィールドで活躍された女優さんだけど、私は何と言っても大映テレビ制作の刑事ドラマ『二人の事件簿』シリーズにおけるヒロイン(篠田三郎さんの恋人)役が強く印象に残ってます。
見るからに誠実そうな佇まいで、セックスシンボルにはなり得ない感じだけど、この人を嫌いになる視聴者は1人もいなかったんじゃないでしょうか?
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