2023年春シーズン、テレビ朝日系列の木曜夜9時「木曜ドラマ」枠でスタートした、テレ朝&アズバーズ制作、福田靖脚本による連続ドラマ。‘20年の冬シーズンに放映された『ケイジとケンジ/所轄と地検の24時』の続編です。
ちょうど前作の放映期間中に、検事役(つまり主役の1人)だった東出昌大くんの不倫スキャンダルが出ちゃったんですよね。別に法を犯したワケじゃないから降板沙汰にはならなかったけど、さすがに続編はもう無いだろうと思ってました。
が、世間は冷たい。最初からこれは桐谷健太くん1人が主役だったかのように、シレッと再開しちゃいましたw
桐谷くんが演じるのは、神奈川県警・横浜みなとみらい警察署の捜査課強行犯係に勤務する、元は高校の体育教師だった熱血刑事=仲井戸豪太。
その豪太と同居する妹が、横浜地方検察庁みなと支部で立会事務官を務める、仲井戸みなみ(比嘉愛未)。
今回、みなみのサポートを受けることになる新任検事=二階堂俊介(北村有起哉)が彼女に一目惚れし、前作の真島検事(東出くん)とまったく同じ轍を踏んでるのが笑えますw
そしてアメリカでの研修を終え、警部補に昇進して強行犯係にリターンした若手刑事=目黒元気(磯村勇斗)が、今回は豪太のバディとなって活躍。
前作の毛利ひかる(今田美桜)に代わってチームの花となる女性刑事は、原口奈々美(岡崎紗絵)と岸本 凛(長井 短)。
チームをまとめる上司はノンキャリア組の江戸係長(古田新太)。
江戸係長とは対照的に若くしてエリート街道を歩んでる、牛島署長(伊藤淳史)。
横浜地方検察庁のみなと支部長に昇進した、持丸検事(峯村リエ)。
元「ミス東大」の美人だけど、野心がありすぎて婚期を逃しそうなエリート検事=矢部律子(中村アン)。
律子の助手だけど新婚ホヤホヤの立会事務官=三崎 遥(久住小春)。
そして「時々」登場する横浜地方裁判所みなと支部のクールビューティー判事=諸星美沙子(吉瀬美智子)は、なにやら二階堂検事と因縁がある様子。
幕間のほっこりタイムは前作に続いて飲食店「OKAZU-YA」の女主人=宮沢かほり(奥貫 薫)と看板娘のジュン(ぎぃ子)が担当します。
ちょっと登場人物が多すぎて視点が定まらないきらいもあるけど、所轄と地検に今回は裁判所も加え、それぞれの立場から多角的に事件を描くのがコンセプトでしょうから、そこは我々視聴者の読解力が試されるところ。
事件発生(いつも必ず湯江タカユキさん扮する交番巡査が発見するw)から捜査が始まり、犯人を割り出して確保→取調べ→自白で通常の刑事物は終わるけど、さらに送検→起訴→令状→裁判へと続く過程にも様々なドラマがある。その全てを見せちゃおうってワケだから、そりゃ「ながら見」だとついて行けないかも?
ユーモアも随所に仕込まれてるし、これは昨今の刑事物にしては珍しく、ちゃんと腰を据えて観てこそ楽しめる番組と言えそうです。
女優陣が華やかなのも良いですよね。特に、イイ味出してる強行犯係の女性刑事コンビに要注目!
そんなワケでセクシーショットは、比嘉愛未さん、岡崎紗絵さん、久住小春さん、中村アンさんです。