2020年夏、テレビ朝日系列の土曜深夜「土曜ナイトドラマ」枠でスタートしたホラー・コメディードラマ。
クズ男に騙され、二股をかけられた上に職も財産も住む場所も無くした優柔不断OL=澪(小芝風花)が神社で行き倒れになり、伊和(松本まりか)というアイパッチ美女に拾われます。
そして連れて行かれたシェアハウスで澪が事情を話すと、伊和は「女を騙して食い物にする男だけは絶対許さない!」とハイパー激怒、「復讐あるのみよ!」と澪を焚きつけます。
それもそのはず、伊和の正体は『四谷怪談』のお岩さんで、シェアハウスの住人たちは酒呑童子=鬼(毎熊克哉)、ぬらりひょん(大倉孝二)、そして座敷わらし(池谷のぶえ)だった!
そんなワケで第1話は、お岩さんや妖怪たちに感化された澪がクズ男への復讐を果たし(貸した金を返してもらうだけだけどw)、尽くす女を「重い」と言いやがったクズ男に傷つけられたお岩さんを、逆に澪が「最後まで尽くした伊和さんはスゴいよ」と慰めてあげることになります。
そうして妖怪シェアハウスに居候することになった澪が、いろんな騒動に巻き込まれながらたくましく成長し、同時に幽霊や妖怪たちも癒されていくという内容になりそうです。第2話には佐津川愛美さん扮する『番長皿屋敷』のお菊さんも登場!
いや~、いいですねw まず小芝風花さんの豊かな表情と抜群のコメディーセンスが堪能できるし、今風にアレンジされたポップな幽霊や妖怪たちの描かれ方も面白い。彼ら彼女らがずっとこの世に存在し続けてるとすれば、時代と共にキャラが変化しててもおかしくない。
他愛ないと言えば他愛ないんだけど、こんな時代だからこそ私はそういうドラマが観たいです。
とはいえ、この先たぶん恋バナに傾いていくのは避けられないだろうから、その描かれ方次第で私が視聴を続るか否かが左右されそうです。安易に女子ウケを狙うようなら即バイバイです。
初回はとても楽しめたので、そうならないことを切に願ってます。
他愛なくても、芸達者が揃うと眼が離せない。キャスティングの勝利ですね。