仏作文 【第2回】
「スタンダードフランス語講座③より」
例文2
富士山は休火山です。
Le Mont Fuji est un volcan assoupi.
例文2は第2文型、つまり
主語+動詞+属詞 「 ~は・・・です。」
という言い方のパターンである。
問題A
1. エレーヌのドレスは白い。
春之助の答案: La robe de Eléne est blanche.
正解は : La robe d'Hélène est blanche.
≪感想≫ やはり、ある程度のフランス人の名前は書けるように
しましょう。エレーヌとか、よく聞く名前ですから。
日本語を学ぶ外人さんにも「花子」ぐらい書けることを
期待するなら当然かも。
尚、人の名前であっても、エリジョンするみたいです。
(自己採点:7点)(減点箇所はde Eléne → d'Hélène)
問題A
2. ピエールは1日中家にいる。
春之助の答案: Piére reste toute la jourée dans la maison.
正解は : Pierre reste toute la journée à la maison.
≪感想≫
ピエールも書けるようにしましょう。
rester を使おう、と思ったとき、実は、ほくそ笑んだ。
今度こそ「正解」だ、と思ったからだ。
が「家に」の箇所が、à la maison だったとは! アラ!そうなのネ
【反省】 すぐによろこんではいけない。
問題A
3. 彼はセシルに惚れた。
春之助の答案: Il a tombé amoureux de Cècil.
正解は : Il est tombé amoureux de Cécil.
≪感想≫ 和仏辞典を引いたら「惚れる:tomber amoureux de qn」
となっていたので、複合過去にしたまではよかったが・・・
移動を表現する自動詞の多くはêtre を助動詞とする、という
文法事項をわすれていた。
尚、セシルのe はアクサン・テギュ:é
短音é と 長音è で区別できるかも。
問題B
1. 気候は一般的に温和で、四季がはっきりわかれている。
春之助の答案: Le clima est généralement doux, les quatre saisons
se séparent complétement.
正解は : Le clima est généralement doux et les quatre saisons
sont bien distinctes.(発音:ディスタンクト)
≪感想≫
よくかんがえれば、当たり前のことだが、doux と les ~
の間に et を入れるべきです。
そして、この問題は第2文型の問題でした。
出題者の意図を無視した罪は重い。よって採点は✕
問題B
2. 人口密度は1キロ四方につき266人の割である。
春之助の答案: La densité de la population est à raison de 266 par 1 km
à la ronde.
正解は : La densité de la population est de 266 habitants au kilo-
mètre carré.
≪感想≫ いったい、いつになったら、私、ゴタに正解が出るのでしょうか?
【単語の勉強】
◇ mont と montagne :
「~山」という固有名詞はle Mont ~, 「~山脈」もles Monts ~ と訳します.
「浅間山」le Mont Asama, そのほか、「山越え、谷越え、四方八方に」と
いった慣用表現は par monts et par vaux とmont を用いますが、あとはすべ
て montagne (f) が原則と言ってよいでしょう. ただし、「山」はときに
colline (f) (小山、丘)、mine (f) (鉱山)などとも訳しますから、そのニュ
アンスをしっかり把握してください.
なお山脈名は、日常語では「アルプス山脈」kes Alpes,
「アンデス山脈」les Andes, 「ロッキー山脈」les Rocheuses のように言います.