11月9日(火)
ついに「魔の山」に屈しました.リーディングを中止します。
中止の理由:難しすぎた!
中止した穴埋めに「仏作文」を投稿します.
11月9日(火)
ついに「魔の山」に屈しました.リーディングを中止します。
中止の理由:難しすぎた!
中止した穴埋めに「仏作文」を投稿します.
ハイジ(1)
Heidi J.シュピーリ
——————————【1】———————————————
Heidi erwachte am frühen Morgen durch einen
ハイディ エアヴァハテ アム フリューエン モルゲン ドゥルヒ アイネン
lauten Pfiff, und als sie die Augen aufschlug, kam ein
ラオテン プフィッフ ウント アルス ディー アオゲン アウフシュルーク カーム アイン
goldener Schein durch das runde Loch hereingeflossen
ゴルデナー シャイン ドゥルヒ ダス ルンデ ロッホ ヘラインゲフロッセン
auf ihr Lager und auf das Heu daneben, daß alles rings-
アウフ イーア ラーガー ウント アウフ ダス ホイ ダネーベン ダス アレス リングス
herum golden leuchtete.
ヘルム ゴールデン ロイヒテテ
——————————(訳)———————————————
ハイジは朝早く、高い口笛の音で目が覚めました。彼女が目を
開けると、丸い窓から金色の光が、彼女(ハイジ)の寝床と
そのそばの乾し草に注いでいました。
周囲はすべて黄金色に輝いていました。
————————⦅学習ノート⦆——————————————
auf/schlagen (分離動詞) 開く、開ける
Augen (複数形)<Auge (中性名詞) 目
—————————≪文法≫———————————————————
●ドイツ語の名詞には、「男性名詞」、「女性名詞」、「中性名詞」
の3種類があります。目という単語は Auge で、中性名詞。
目はふたつあるので、普通、複数形にして使います。
Auge の複数形は Augen です。
●人称代名詞を覚えてください
まず単数の人称代名詞
私は : ich (イッヒ)
君は : du (ドゥー)
あなたは: Sie (ズィー)
彼は : er (エア)
彼女は : sie (ズィー)
それは : es (エス)
複数は次回学習しましょう。
やっぱり、今ついでにやってしまいましょう。
私たちは : wir (ヴィーア)
あなたがたは:Sie (ズィー)
彼らは :sie (ズィー)
彼女らは :sie (ズィー)
それらは :sie (ズィー)
テキストには過去形がでてきていますが、それはまた後日がんばりましょう。
アルト・ハイデルベルク(3)
——————————【3】——————————
Erster Akt.
Vorsaal zu den Zimmer des Fürsten in Karlsburg.
Ein düsterer Raum mit Gobelins, wie man ihn in sehr alten
Fürstenschlössern findet.
Mehrere Gruppen von Kavalieren unterhalten sich
im Flüsterton.Die ganze Szene macht einen düstern,
schweren Eindruck.
——————————(訳)——————————
第一幕
カールスブルクの大公の部屋へ通ずる広間
大公の城にはよくある古風で、
ゴブラン織りで飾られている薄 く陰気な部屋
数組のグループに分かれた貴族たちがささやき声で
談笑し合っている
舞台は重たく暗い印象を与える。
—————————⦅学習ノート⦆———————————
Fürsten < Fürst (男性弱変化)(単数2格、3格、4格で - en)
意味: 侯爵 (複数すべての格で_en)
ヨーロッパの爵位の順は高い位から公爵、侯爵、伯爵、子爵、
男爵ですが、この物語の侯爵は日本の侯爵と違い、
領地を保有する君主なので、大公と訳しました。
Gobelins < Gobelin (男性s/s)
(以下男性名詞はm、女性f、中性nとする)
(ゴベレーンと発音する)ゴブラン織り
(タペストリーの一種で部屋の壁に装飾する)
(15世紀に織布工場を経営した人の名から)
Vorsaal 《m, (e)s/_säle》 玄関の間、廊下
Flüsterton 《m, (e)s/_》 ささやき声
im Flüsterton ささやき声で
(im は in dem の融合したもので、
in は 「~の状態で」、
の意味の時は、3格の名詞を支配する)
(支配する=その後の名詞の格を決定する)
【格について】
1格:~は 2格:~の 3格:~に 4格:~を
Szene 《f, _/_n》 場面、舞台、光景
Eindruck 《m, s/1,2,4格_e, 3格で_en》 印象
Der Zauberberg
魔の山 (1)
Erstes Kapitel
第1章
—————————————【1】———————————————
Ankunft
Ein einfacher junger Mensch reiste im Hochsommer von Ham-
burg, seiner Vaterstadt, nach Davos - Platz im Graubündischen.
Er fuhr auf Besuch für drei Wochen.
————————————— (訳)—————————————————
ある素朴な若者が夏の盛りに、故郷の町、ハンブルクから、グラオ
ビュンデンのダヴォス・プラッツに旅行に出かけました.
それは* 3週間の予定での訪問旅行でした.
————————————〘語句〙————————————————
das Kapitel {_s/_} (本などの)章
die Ankunft {_/ナシ} 到着
einfacher (男混1)<einfach ❶簡単な、単純な
❷質素な、素朴な
英語版では unassuming (a) 「気取らない」、「控えめな」
と訳されています.あと、「つましい」「めだたぬ」(独和大辞典)
などもあります.これらを足して割った平均の意味ですね.
.「他愛ない」「屈託のない」「おとなしい」…どれでも合いそうです.
ただし作者は「まえおき」としてこの作品について述べており、
その中で、この青年(ハンス・カストルプ)は「単純な青年」である
とはっきり言っていますので、「ある単純な青年が...」 と、訳し
始めても全く正しい訳文であると断言しておきます.
ただ、ここでは「まえおき」がないので、読み手に違和感を与えないよう
「単純な若者」や「単純な青年」という訳は避けます.
der Hochsommer {_s/ナシ} 真夏、盛夏
die Vaterstadt {_/¨e}〘文語〙故郷の町
Graubündischen <Graubündisch √Graubünden (n) グラオビュンデン
(スイス東部の州)
Davos-Platz 辞書不掲載、ネット検索では、某旅行会社がダヴォス・プラッツ
観光の案内をアップしていました.
Davos [ダヴォース](n) グラオビュンデンの観光都市
der Besuch {_s/_e} 訪問 zu (またはauf) Besuch kommen 訪問する
このauf は「用向き」(~しに)(4格支配)
auf die Reise gehen / 旅に出かける
auf (前、3,4格支配)(ここでは4格)(予定の期間・時刻)
~の予定で auf eine Woche verreisen / 1週間の予定で旅にでる.
尚、本文中の auf は auf Besuch fahren 訪問旅行をする
für drei Wochen 3週間の予定で. fürにも「予定の期間・日時」
(~の間、~に)の意味があり、 für drei Woche zum Urlaub fahren
(3週間の予定で休暇に出かける)のように用いる.
————————————〘註釈〙————————————————
それは* :対応するドイツ語は er なので「彼は」が正しい訳ですが、
あまり忠実にするとfahren まで「乗り物で行く」と訳すことになる
ので、そこそこ意訳したいと思います.独検では、忠実な訳をしない
と不合格答案にるかもしれません.
Er fuhr auf Besuch für drei Wochen. を訳せ、
という問題が出たら、「彼は3週間の予定で訪問に出かけました」
尚、ここはreisen でなくても「訪問旅行に出かけました」でもいいと
思います.
[3週間も乗り物に乗って行ってくれば、それは旅行ですから]
——————————〔略号取り決め〕———————————————
{_s/_}={単数2格/同尾式複数(3格をのぞく)}
複数3格形が必要な場合、直後に追加表記(複3_)
名詞には定冠詞をつけて性別表示、地名などでは(m)(f)(n) で表示.
形容詞等の語尾はたとえば男性混合変化1格は(男混1)と記します.
辞書見出し形は<の右側に表記.語の基本形は、√表記をします.
尚、書いている私は先生ではないので、わからない点が多く出てくると
思います.わからない箇所は、(わからず)と記します.それでも訳文
が必要になりますから、その場合は日本語部分に*マークを印して使っ
た文の文庫本名と該当ページを、脚注を設けて表記します.
——————————≪ごあいさつ≫———————————————
ドイツ語学習のみなさま、はじめまして.コロナ騒動になりました昨年
(2020年)2月来、ドイツ語学習を始めました.当初は、独検4級か
5級の受験をめざしていましたが、試験会場も閉鎖、検定開催中止となる
など、ますます先行きが見えなくなりました.コロナで失業したこの身の
上、今は、この学習に専念して待つことにいたしました.よろしくお願い
いたします.
せっかくですから、この学習ノートをみなさまと共有して、共に学習を
進めたいと思っております.何分素人ですので、各所にミス、思い違い、
誤謬が蔓延しているかと思います、どうぞ、ご指摘、叱咤激励を頂戴でき
ましたら、この上ない幸いでございます.
記事は学習後に投稿、投稿日は、毎週火曜日の予定です.