家祖正勝の墓所
11代治昭の墓所(後部より)
10代重喜の墓所
阿波の文学と歴史セミナーの研修旅行で万年山に行った。万年山は眉山中腹にあり、鬱蒼とした樹木の中に所々やぶ椿が赤い花をつけて「スズメバチ注意」や「マムシ注意」の立札を見ながら急な石段と坂道を降りて行った。
ここは10代藩主重喜によって作られた儒教墓地で盗掘が多くかなり荒れていたが、最近11代藩主治昭の墓所が整備され門も復元し、大名の墓所らしくなっている。他の墓所はまだ整備されてなくて順次行われるようだ。平成14年度に国指定の史跡になっている。藩主の墓を中心に側室や子供の墓がある。正室は江戸に葬られているようだ。ただ治昭の正室だけは阿波まで運ばれ治昭の側に葬られている。
今日はロープウェーで眉山に上がり上から下に下りたので一番上の「家祖正勝」~「墓域の碑」~11代治昭~10代重喜の墓などを見ながら、佐古登り口へ下りた。この逆に佐古登り口から行く方法もあるがどちらも急な坂と階段は覚悟しなければならない。