妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

妻と対面する時は私が心に余裕をもって当たらなければならない

2013-12-15 00:52:04 | 認知症介護

<南天の実 農家の庭に多いです>

今日(14日)の夕食介助 (妻はアルツハイマー病で特養に入居中 要介護5 全介助です)

PM5:30 家を出発 今朝から雪が降ったり止んだり、この時間大粒のぼたん雪に変わって施設に到着まで降り続いていた。

路面には どこにも積雪はなかった。


PM5:55 施設到着

妻のグループの食堂に入ると車椅子でポツンとして夕食を待っていた。

隣に座って妻の顔を見て声をかけても 全然反応がない・・・

私に気が付かない。


毎回の面会で 初めて顔を合わす時 いつも無表情で 私の存在に全く気が付かないように見える。

面会時間中 私を見つめることはこのところ暫くない。

 

3日前の面会は 対面した瞬間から何時になく表情がないと言うか生気が感じられなかった。

また 一段と悪化したと見えた。

しかし 今日は何となく生気を取り戻したように見えた。

 

病状が改善したのかな と一瞬思ったが私は3日前体調が不調で この先のことを心配したりで心に余裕がなかった。

そのせいか悲観的な思考になっていたのかもしれない。

私の体調の好 不調で妻の病状が改善されたり 悪化したように見えたのか?

 

食事介助で私が「ハイッ! ごはん!!」と言ってスプーンを口に運ぶと 眼を瞑っているときスプーンが唇に触らないうちから口を開けるのは 私の言葉が伝わったからだと思う。

 

もしかして言葉以外の何かが働いて口を開けたのか

声をかけても何も分からないと思っているのですが。

実際は本人が必要な情報は読み取っていると思われることがあります。

 

今日の出来事

夕食ほぼ完食してみそ汁を少し残したところで 口を貝のようにガッチリと閉じてしまい2度と開かない状態になった時。

いつもの食後の薬 トロミ状にして職員さんが持ってきた。

私は必ず口を開くと確信して「ハイッ!クスリ~~!」とスプーンで口に運ぶと ごはんの時より大きく口を開けたのです。

この事実は私の声掛けが理解できた証拠です。

 

次回試してみます

声を掛けないで心の中で「ハイッ! くすり~~!」と念じて同じ動作をしても口を開けるのかな?

と思い付いた。

 

対面して今日は機嫌が良いとか体調が良いと見える時は 介護者の私が体調が良かったたり 心に余裕があるときかもしれない・・・。

 


妻のアルツハイマー病一段と進行してしまった

2013-12-12 02:05:28 | アルツハイマー型認知症

<自宅近くから見た磐梯山 地図上で47km>

12月11日の夕食介助 (妻はアルツハイマー病で要介護5 全介助特養に入居しています)

PM6:00施設に到着

インフルエンザ予防対策で 受付でまず手の消毒をしてマスクをつけ 面会票に記入。

いつもならば食堂のテーブルに着いているのが見当たらなかった・・・?

妻の4人部屋をのぞくと 車椅子に移しているところだった。

 

まだ目が覚めてないような生気が見られない表情だった。

食堂に移動したが 眠気まなこで最近見られない元気のない無表情のまま。

食事前の水分補給・・・スプーンで口に運んでも口を開かないし少し開けても大半こぼして

しまう。

まだ目が覚めていないからだと思う

 

夕食が出ました

まず、ご飯をスプーンでいつものように「ハイッ!ごはん・・・!」と声掛けして口もとに

持っていくと唇に触れないうちに口を開けたのです。

 

3日前よりは多少時間はかかったが ごはん ミキサー食のおかず完食。

みそ汁は後回しにしたので咽ないようにスプーンで時間をかけて飲ませたが大半が

こぼれてしまった。

また、食事前の水分補給も とれなかったので水分は不足です・・・

 

本人は喉が渇いたとき訴えることが出来ない・・・

それ以前に 喉が渇いた感覚は起きるものなのか?

 

いずれ そのうちに喉が渇いたり 空腹を感じた時に口を開けて飲んだり食べたりする

動作が出来なくなるのでは・・・と心配になってきた

 

もし起きた時 本人が飲みたくても 食べたくても 口が開けられないと訴えていることを

読み取れるのか?

妻のアルツハイマー病は 意識をも訴えることが出来なくなってしまうのか!!


思い続けると実現するのかも?!

2013-12-09 12:58:13 | 日頃気になること

<当地は朝から雲一つない快晴です…自宅のヤツデ>

昨日 特養入居中の妻の夕食介助に行ってきたました…要介護5・全介助です

3日前の面会では一段とアルツハイマーの症状は悪化していたが、今までは次回の面会では症状が改善されたように見えたり 好・不調の繰り返しで、徐々に進行していたが今回は前回に増して悪化しています。

このまま悪化するのみのような気がする

アルツハイマー型認知症と診断されてから11年目に入りました。

いよいよ最終段階にはいったのか?

最近は面会時間中(45分くらい)私を見つめることは一度もないし、私を認識出来てないようだ。

ところが、一番心配している食事介助・・・いつ口から食べられなくなるのか常に気になっている大問題。

日に日に食欲が増してくるようだ…いつもは40分くらいかかるのが昨日は12分で完食したのです

職員さんは「今日は早かったですね!」と言われたので時計を見ると12分で完食。

 

幸いなことに妻は今までほとんど咽たことがなかった。が・・・

食後 白湯をスプーンでなく湯呑で口に当てがってやると、すする量を加減できなくて多めにすすってしまった。暫く咽ていたので水分補給もスプーン使用が安全・・・

今まで新たに起きた課題は予期しないで起きていた。

今一番の心配事の口から食べられなくなったらと言う最大の悩み事、面会ごとに食欲は好調。

私の心配事と言うか祈り が妻の魂に伝わっていくのか・・・ふとこのような思いが浮かんだ?!


やはりアルツハイマー病一段進行していた

2013-12-06 14:04:42 | 今日の夕食介助

<釣り場のまわりに赤い実が目立ちます…ウメモドキ>

5日の夕食介助  (特養入居中の妻 要介護5 全介助 声も発しません)

PM6:00 施設到着

食堂に着くと入居者さん8名 2つのテーブルに車椅子で配膳を待っていた。

皆さん孤立しているように見える。

当然入居者さん同士の会話はない。

妻と対面して、いつもと同じに「いま きたよ!!」と声をかけても全く反応がない。

眼は細く開いてはいるが振り向かない・・・体全体が固まったまま。


職員さんが「旦那さん来ましたよ!」と耳元で声をかけても無反応・・・。


11月23日の面会で職員さんが「今日は奥さんは声を出して笑いました!!」と入室して直ぐに知らせてくれました。


笑顔を見せたのは2~3か月ぶりだが、声を出して笑ったことは2~3年無かったことです。


本来ならば うれしい知らせなのが私には不安に襲われた心持になった……。

この様な体験何回となくあります。

期待に反して必ず 次回の面会では一段と悪化しているのです。

一次的に改善したように見せるのは一段悪化する引き金のようだ・・・。


思った通り今回も一段と悪化が進んだ。


妻の場合は緩やかにではなく 階段を一段づつ降りるように進んでいきます。


毎回の面会で一番心配していること


胃瘻が造れないと分かった時から口から食べられなくなったらと、いつも最初のスプーンに神経を集中して「はいっ・・ごはん!」と口元に運ぶと目を瞑っていても唇に触れなくても口を開けます。

声に反応したと思うのだが、その他の声掛けには最近は頷くこともなくなった。

今日も完食

 


妻のアルツハイマー病は本当に不可思議だ

2013-12-02 22:27:15 | アルツハイマー型認知症

本日の夕食介助 (アルツハイマー病で要介護5 全介助の妻は 特養に入居しています。3日毎に夕食介助に通っています。自力で食事は摂れません。)

PM6:00 妻のグループの食堂に入室

今日は 6人の入居者さんテーブルを囲んで夕食を待っていた…と言うよりただ黙って車椅子に座っている状態。


妻は目は瞑って 口は少し開いて…それでも背筋も 首も 真っ直ぐだった・・・

声をかけても手を握っても全然反応がない・・・

職員さんは「今日は日中から眠そうで体調がすぐれないようだったが、今、水分は十分とったところです。」と言われました。


椅子に良い姿勢で座っていられるのは首,脇、背中に、いろいろなパッドで整えているせいだった。


ほとんど眠っている様なので これでは夕食は無理かな?と思った・・・夕食がきた・・・

まず スプーンでお粥を口もとまで運んで いつものやり方で「ハイッ・・・ごはん・・・!!」と声掛けと同時に右手を強く握ると 目は瞑ったままでスプーンは唇に触れてないのに口を開けた!


このやり方で時間をかけて食べさせたが 半分ほど残した時点で口はロック状態になってしまった。

この時点で夕食を完了。


食後の服薬があります・・・この状態では薬は飲まないと思ったことは一度もないのです。

必ず飲むのです!! しかもこの時ばかりは一段と大きく開けるのです・・・?!


案の定「ハイッ・くすり!!」と声を掛けただけで 手も握らないのが目を瞑ったままで大きく口を開けた。


もう一度と言うと また大きく口を開けた!


意思の疎通が出来ないのがこの服薬の時だけ即反応するのは何か原因がある筈だ!!


治療のヒントがあるかもしれない


妻のアルツハイマー病は本当に不可思議だ