葉が落ちつくした荒庭の掃除に、どっこいしょと重い腰を上げた。
残暑のころから長い期間咲き続けた山萩は、根元から細くしなやかに伸び、枝分かれした先端は 、既に黄葉を振るい落として箒草の様相だ。
萩は毎年根元から切り取って、元気な新芽の発生を促す。
子供のころ父親について、山仕事を手伝った、植林や下草刈り、雪の来る前に越冬用の薪運びにせいを出した。
山で食べる弁当に箸はついていない、身近にある枝を切り取って即席に作る。
太さ、長さ、その上オカズの煮豆が挟めなければならない。山萩は箸材に最適だった。
何十年ぶりだろう 萩の箸づくりをした。
原材料 手ごろな、太さと長さで切り出した萩の丸太?
秋の風情を演出
先をとがらせて 箸らしく
出来上がり 明日の朝食に使用予定