終活というほどではないが、今年から不要と思われるものの整理を始めた。
半年を過ぎた現在計画は遅々として進捗しない。
探し物が、不要廃棄分類の中から出てきたりするとなおさらである。
私は悪筆だからどうしても筆記用具を選ぶ、手に馴染んだ用具は何となくきれいに書ける気がする。
現役時代愛用した水溶性ボールペンの替え芯が入手できなくなって幾星霜、捨てるに忍びず机の引き出しに残していた。
その替え芯が手に入ったのである、孫の優子さんが、勤務する書店の文具部を通して探し出してくれたのだ。
セラミックボールと水溶性インクのコンビが滑るような書き心地を再現してくれる。
ついでに万年筆のスペアインクも届けてもらった。
しかし大方の漢字は記憶から消し去られていることに気付かされた。
沙羅 夏椿の 初花
見上げる葉隠れにひとひらの花弁 一日花
梅雨模様 栗の花が匂う