忍草は夏のものと思っていたけれど、クリスマスの直前、古い石燈籠の上で、季節外れの暖かい雨に、起こされてしまった様だ。
視界から色彩が消える季節、都会や田舎のイルミネーションより、この緑は目によいだろう。
つるべ落とし 森の暗い影に追われて、明るさの残る夕日の方角に向かって、がむしゃらに走った。
そんな少年の日の思い出の二つ三つ、誰でも心の底に忍ばせていることだろう。
真偽は解らないが、セントポーリアはクリスマスにふさわしい名前だと思っている。
今年は開花が遅れているようだ。
えながの一群れが梅の枝にやってきた。
何か故があるのだろう、せわしく動き回っている。
チッと鳴いて一羽が飛び立つと、名残もなしに静寂がよみがえる。
電線に止まったジョウビタキがカッカッと火打石を打っている。
カツ カツ カツ 火の用心
クリスマスと十三夜月
三月になって咲くはずの黄梅のつぼみがこんなに大きくなった。
例年 小鳥たちに綺麗に食べつくされる運命のガマズミは、熟れて滴り落ちる。
野山に食料が豊富ということだろうか
痛ましいスバリ岳遭難
針の木の人面岩 スバリ岳
太陽が一番虚弱な日が終わって、明日からは確実に太陽の復活が始まる記念すべき日。
それにしても暖かい師走である。
エルニーヨによって偏西風が不規則に蛇行するらしい。
偏西風が北に偏ると暖かい空気が列島に流れ込み、気温が上がる、南に偏ると大陸の寒気団が張り出して寒く雪が降る。
暖冬の時こそ、豪雪に注意しなければいけないと、南さんが言ってた。
冬至の白い月
入日の後
