青霞 常念
新緑の始まり 鶯の囀り盛ん
さえずりや 難しきことから忘る (坂西敦子)
水滴
シャクナゲ
雲の合間に
アケビ花
今朝の槍が見えない常念 バランスが悪いみたい
遠足の入山辺保育園園児さんが元気よく挨拶して通っていった。 車が通らないから安心して歩けるという。
自然発生したアケビを育てている、食用というより鑑賞用
鶯神楽
今朝の水中常念
「雪解 雪形 野良仕事 こぶし咲く里山 北国のああ北国の春」
終戦時松本陸軍飛行場に残った飛行機は徹底的に破壊され、どこかに運び出されたらしい。
破壊現場に残った小さな残滓を拾いに子供たちが群がったという。
目的は戦闘機防風ガラスの小片である。透明であってもガラスではない不思議な物資だ。
机などでこすると香しい匂いがした。それはこぶしの花の香であった。
こぶしは高い梢で咲いた。
花を手に入れたくて、石を投げたけれど 徒労に終わった
群れて咲く美しさもあるけれど、真下に立って見上げる一花 一花に表情がある。
「山吹 せせらぎ ふきのとう 落葉松の芽が吹く 北国のああ北国の春」