我が家は、家庭菜園ではなく家庭園芸。
辞書では、家庭菜園を「庭先や小さな空き地を利用して作る野菜畑」とある。園芸は果樹・野菜・花卉(かき)などを植え育てることとあり作目の範囲が違う。
市民農園など短期間の借地では、10年・20年もの長期間にわたって栽培する果樹は植え付けできない。それゆえ、果樹栽培は自分の土地が必要となる。
農地を保有する人は農家。農水省では「経営耕地面積が10 アール以上又は農産物販売金額が15万円以上の世帯」を農家とよぶ。また、農家は販売農家と自給的農家に区分される。「経営耕地面積が30アール以上又は年間の農産物販売金額が50万円以上の農家」を販売農家といい、そうでない農家を自給的農家という。
我が家のかつての「みかん山」は、山林(雑木林)となって数十年。平地の農地面積も減少し、「家庭園芸」と自称する規模ゆえに、農水省統計では自給的農家に分類されることになる。