我が地区では昔から地区共同で厄払いしている。
早朝から自治会役員・本厄の人が公民館で「お餅つき」をし、午後には「薬師寺」で本厄対象者名を入れた鏡餅を供え厄除け祈願する。
それが終わると、公民館屋上から「厄払い」の「餅ほり(餅投げ)」が行われる。
今年の本厄は10人。本厄になると、事前に各戸を手分けして回り寄付金を集める。寄付金も本厄・前厄・後厄・一般で金額も決まっている。集まった寄付金で、「もち米や食料品や日用品」を買って厄払いするのが習わしとなっている。
昔からの自治会主催による地区共同の厄払い行事を続けている地区は、田舎でも珍しい。最初に共同の厄払いを考えた大先輩もすごいし、それを守り続けてきた地区住民もすごい。
自分が幼少の頃と比べると、戸建て世帯数だけでも倍増し、他地区から移り住んだ人達も増えてきた。それでも、こういう行事が続いているのは地区住民の「共同意識の強さ」・「伝統を守ろうとする意識の強さ」だと、誇らしく思えてくる。
<準備を整えてくれた「厄払い」の「餅ほり」の品々>