滅多に入らない座敷。いつの間にやら、「お雛さん」が飾られていた。
自分達が留守の間に、長男家族が飾ったらしい。
この「お雛さん」は、昔、家内の実家から娘のために贈られたもの。
飾られなくなった「お雛さん」を、和歌山市の淡嶋神社で供養してもらい、「雛流し」をしてもらう気にはなれなかった。
「お雛さん」を贈ってくれた義父母に申し訳ない気がした。
高価そうな「お雛さん」だけに、もったいないという思いがした。
心を込めて作ってくれた人にも申し訳ないという気もした。
そういう思いで倉庫に保管していた「お雛さん」だったが、数年前からは孫達の「お雛さん」として飾られるようになった。
我が家の「お雛さん」は、次世代に存続された。我が家が存続する限り、この「お雛さん」が後世にも伝わっていってほしいと願っている。
・・・・・花桃の蕾がふくらみ始めた・・・・・
飾られた「お雛さん」をみて、すぐに「節句」・「桃の花」が浮かんできた。
倉庫の裏側にある植えてある「花桃」を思い出した。開花状況を見に行った。「蕾」が大きくふくらみ始めていた。
「お雛さん」のおかげで、花桃の存在に気づいた。
花桃の蕾が日増しにふくらんでいく様を日々楽しむようにと、「お雛さん」が誘ってくれたと思っている。
・・・・・ホッとしていたのに・・・・・
青春クラブの運営内容を大幅に刷新することが、1昨日の総会で決まった。1年間、クラブ活動に1回も参加しなかった会員は、自動的に会員資格がなくなることも決まった。
新年度からの組織改編に向けて、慌ただしい日々が続くことになったが、気分は晴れ晴れしていた。
転んで足を骨折した義母が、昨日、退院した。ささやかながら退院祝いをし、ホッとして帰宅してから間もなくのことだった。
衝撃が走った。
・・・・・新型コロナウイルスにビクビク・・・・・
昨夜、隣町の病院の外科医師が、新型コロナウイルスに認定されたという情報が飛び交った。
近隣には、この病院に通院している人も多い。今月、この病院で手術を受ける予定のご近所さんもいる。
数人の関係者に症状が出ているとの情報も流れた。
心配だ・・・・・