ご近所さんから電話があった。
「わかめの茎 いらん?」と。
佃煮ではなく「生」だと言う。
電話を家内に代わった。
・・・・・ご近所さん・・・・・
しばらくすると、大きなビニール袋に、持つとズシリとするほどの量を持って来てくれた。
家内:「エー こんなにたくさん!」
ご近所さん:「ウチもコンテナに一杯貰ったんで・・・」
どうやら、貰った量が多すぎて困っていた様子だった。
有難く頂戴し、お礼に紅八朔を渡した。
・・・・・家内は・・・・・
家内:「スーパーで売ってるくらいの量をくれるのかと思っていたのに」「こんなに貰っても・・・」
すぐに、アチコチに電話をしていた。
家内:「電話しても、皆、どこかから貰ったみたい・・・」
どうやら、近辺に大量に出回っていることがわかった。
一軒、貰い手がみつかったみたいだった。
これ幸いと思ったのか、貰った「ワカメの茎」の8割以上を持って家内がでかけた。
戻ってくるなり、「ご近所さん、ドッサリの量に驚いていたけど、親戚に配ろうとか言っていた」と。
・・・・・反省!・・・・・
我が地域は、漁師町とは離れている。貰い手が多いはずと、誰かがドッサリの量を漁師さんから貰ってきて配っているのだと思った。
我が家に持って来てくれたご近所さんも、我が家も、持って行ったご近所さんも、嬉しさよりも戸惑うばかりだった。
結果として、せっかくの「ワカメの茎」が「ババ抜き」扱いされてるように感じた。
我が家で作った農産物や漬物が、アチコチで、こんな「ババ抜き」みたいなことをされたとしたらどう思うやろか・・・
気づいた。「ワカメの茎」よ、アンタは立派に美味しく育ってくれた。漁師さんも収穫や出荷作業で大変だったろうに・・・
それなのに、ババ抜きみたいなことをして・・・ 失礼すぎる!
ババ抜きに加わった我が家も仲介人達も、喜んでもらえる方法で仲介すべきでなかったのか、反省せなアカン!
傍観していた自分もアカン! 気づくのが遅かった・・・
・・・・・美味しかった・・・・・
我が家では、家内が佃煮風にしてくれた。コリコリして美味しかった。おおきに!