今日は予想より早く10時頃から雨がポツポツ降り出したので、畑から引き揚げた。
・・・昨日ことだった・・・
「きゅうり」と「なすび」を収穫し蔓や枝を手入れしている時、毎日のように朝晩の2回、畑に出て野菜や花を作っている熱心なご年配のオバチャン(おばあちゃん?)が、畑に入って来られた。
青春クラブの副会長としても活躍してくれているオバチャン曰く、
『いつも車から、畑、立派にしているなあと思って遠くから見てたんやけど、どんな風に作っているのか見せてもらいに入って来たんよ』と。
・・・「きゅうり」の栽培・・・
「今季から、小まめな栽培方法を試してみようと思って」と、「きゅうり」の蔓をみてもらいながら、自分が試している整枝や摘心方法を説明した。
・・・「なすび」の栽培・・・
自分が試している「なすび」栽培も説明した。
「今まで、適当な整枝だけの放任栽培やったけど、今季は栽培農家の栽培方法を参考にして試しているところ」と、育っている「なすび」の枝を見てもらいながら説明。
1.枝の誘引
1株につき、3~4本の枝(主枝)を高さ120cm程度まで誘引。(栽培農家では、背丈ぐらいまでの高さまで誘引するらしいが・・・)
2.脇芽の扱い
脇芽を伸ばし、1個目の花が咲いたら、その先は摘心。
3.収穫
主枝の実は普通に収穫。
4.これからの予定:もっと成長してくれば・・・
脇芽の実を収穫するときは、実だけを採るのではなく、脇芽そのものを元から切断するつもり。
そこから、新たな脇芽が出て、また実がなるらしい。これを繰り返すと、延々と収穫ができるらしい。
そうなるかどうかは、やってみないとわからないが・・・
・・・・・
脇芽を使えば、1株100個以上も収穫できるらしい・・・
ただ、枝の誘因、小まめな脇芽処理と収穫、毎日の散水、小まめな施肥、日々の病害虫管理と防除対策など、どこまで根気よく続けられるかどうかが問題。
多分、途中から放任し自然任せになってしまうと思うけど・・・
ご年配のオバチャン曰く、
『そんな小まめな管理は厄介やし、1株で100個採れても使いみちがないし・・・私も無理・・・』
・・・かぼちゃ・・・
約80平方メートルの「かぼちゃ畑」をみながら・・・
オバチャン曰く。
『これ、マルチ敷いて雑草を抑え、その上からネットを張って蔓を這わすようにしてるんやなあ・・・ ウチの野菜畑、この間、草かきしたとこやのに、もう新しい雑草が生えてきている。また、草取りせなアカン・・・ マルチしいといたら草はえんでエエなあ・・・』
言った。
「夏場、畑を放置しといたら雑草が大変なのでマルチを張って雑草防止したんやけど、そのままでは勿体ないので、ネットを上に被せて手間のかからん『かぼちゃ』を植えているんよ。マルチ余っているから、よかったら張ったげるで」と。
オバチャン 『おおきに』
言った。
「かぼちゃがたくさん欲しい訳でもないので、受粉はせえへん。虫さん任せや」
・・・・・・・
他にも、「すいか」や「ミニトマト」や他の野菜についての話も弾んだ。
途中、畑の休憩所で一休みしてもらったところ、『ここ、涼しくてエエなあ。器用なことするなあ』と。
・・・持って帰って・・・
帰り際、収穫したばかりの「きゅうり」を持って帰ってもらった。
収穫後、野外の流し台で水洗いした「きゅうり」と「なすび」
・・・「奥さん」に渡しといて・・・
帰り際、『これ、奥さんに渡しといて』と、車に積んであった「切り花」を貰った。何種類も入っていた。
早速、家内がアレンジし玄関に飾っていた。
生け花にするのかと思っていたら、違った。
さすが、お花の師範免許を持っているだけのことはある。手早いし綺麗やん!
・・・・・・・
家庭園芸していれば、ご近所さんばかりか通りがかりの人までが、チョクチョク話しかけてくれる。
田舎ならではの「人と人のふれあいの場」かも知れない。