今日は朝から小雨がポツポツ。
それでも、お遍路笠をかぶり「きゅうり・なすび」だけは収穫してきた。ぬか漬けも手入れした。
あとは骨休め。昨日の出来事があるだけに・・・
・・・昨日、庭木を剪定した・・・
早くから気になっていた樹齢60数年・高さ約6mのクロガネモチの木を剪定した。
庭木を綺麗に整えるとかの目的ではなく、万一猛烈な台風が来たとき、生い茂っていると倒木するリスクがあるという理由なので、庭師には頼まない。
「太枝ばさみ」、腰ベルトにぶら下げる「鋸」「剪定ばさみ」、2種類の脚立を準備して作業にかかった。
スッキリぽんした。これで、猛烈な風も吹き抜けてくれる気がしてきた。
・・・あわてた・・・
2種類の脚立を使い分けて剪定したが、それでも届かない箇所は樹に乗り移って剪定した。
高いところは苦手。しかも大木なのに多少は揺れるのでビクビクだった。
樹の上では、両足をどことどこに乗せるか探しながら、左手は命綱となる枝をつかみ、右手は鋸と剪定ばさみを使い分けながらの作業だった。
不安定な姿勢での作業が続いていた時だった。
「アッ」と思った時は遅かった。
枝を切り落としたはずみに鋸が行き場を失って、「膝」に当たった。
みるみるズボンに血が染み出してきた。
「ヤバい」
「早く下に降りて、出血場所を抑えて外科の病院に走らなアカン」
近くにいた家内に大声でケガしたことを伝え、救急箱やティッシュ箱を取ってきてくれるよう頼んだ。
あわてて樹から降りた。
傷口の状態を確かめ応急手当をしてからと、おそるおそるズボンを脱いだ。
「エッ」
殆ど血が止まりかけていた。傷口も塞がりかかっていた。まさかだった。ホッとした。
横で不安そうに見守る家内に言った。
「これやったら病院いかんでもエエ。血をサラサラにする薬、5月で終わっていたから良かったー 飲んでたらえらいことやったー」
・・・・・・
鋸さん、アンタは悪くない。
不幸中の幸いだった。
プラス思考で考えることにした。
『そんな高いところで無理なことしたらアカン。最新の注意をしながら作業せなアカンで』と、忠告してくれたんや。
傷をしてなかったら、そのまま作業を続けていたら、もしかしたら樹から落下していたかもわからん。
傷口を消毒したりの処置をしながら、そんなことを思った。
しばらく休憩し、気を引き締め直し、作業を再開した。