早くから、スイカ畑の中でひときわ目立った存在だったジャンボなスイカ。
収穫適期になったので鋏で蔓から切り取ったはいいが、今まで見たこともない大きさだけに急に不安になってきた。
・・・次から次へと不安がよぎった・・・
- 中腰のまま両手で支えて持ち上げられるやろか・・・
- 持ち上げる時、腰を痛めたりせえへんやろか・・・
- 両手で支えて畑の外まで運べるやろか・・・
- スイカ畑の外に置いた台車のコンテナの中に収まるやろか・・・
- もしコンテナに入らなかったら、両手で持って石段を昇ったり倉庫まで運べるやろか・・・
・・・でも、運ばなきゃ・・・
深呼吸をし、気合を入れた。
しゃがんでスイカの底に両手を入れ、足を踏ん張って何とか持ち上げた。
落とさないようにしっかりと両手で支え、スイカ畑の入口まで運んだものの腕が鳴いていた。
コンテナに入るかどうか心配しながらソロソロと入れてみたら、コンテナの中ほどを膨らませながらも収まった。
安堵した。やれやれだった。
頭がコンテナからはみ出しているのをみてビックリ。初めて見る光景だった。
台車で倉庫まで運び、気合を入れて持ち上げ、計量器に載せた。
エッ 17.9kg! 凄い!
普通のスイカの約3個分の大きさだった。
メジャーで大きさも測ってみた。横の直径:ほぼ33cm、高さの直径:ほぼ35cmだった。コンテナから頭が出ていたはず。
今までの我が家の記録を大幅に更新した。
・・・さて どうする・・・・
記録更新したスイカだけに、まずは仏様に供えた。早く切って中を見たいとか、早く食べてみたいという気にはならなかった。
人が出入りする玄関に飾っておいて、多くの人にみてもらいたい気もしたが、そっと仏壇に供えておくことにした。
・・・10.3kgのジャンボなスイカ・・・
10kg超もある大きなスイカを切るのは、今季初めてだった。大きくても、熟度や甘さがどうなのかが気になった。
切ってみた。
わずかに空洞ができるほどの超完熟だった。
味見した。
甘―い! 申し分のない甘さだった。
今季、すでに何個もスイカを切ったが、いずれも熟すのが例年より数日早まっている気がするし、甘さも申し分のないスイカが殆ど。
例年より雨が少なく、気温の高い日が多かったからかも知れない。
自然の恵みに感謝!
お天道様に感謝!