・・・アレッ?・・・
今月の上水道・下水道料金が先月より1割ほど増えていた。「アレッ」と思った。心当たりもなかった。
来月まで様子を見るかと思っていた矢先、町水道課の職員2人が訪ねてきて、『今、何か水道使っていますか? 水道のメーターが少し動いていますが・・・』と。
過去の検針記録から異常を心配し調べに来てくれたみたいだった。
一緒に水道のメーターを確認しに行った。水道を使ってもいないのにメーターが少しずつ動いていた。
職員さん:『今、使っていないのでしたらチョロチョロですが、漏水している可能性があります』
自分:「わかりました。ありがとうございます」
≪水道のメーター:少しでも水道を使うと矢印の円盤が回る≫
・・・えらいこっちゃ!・・・
全ての水道の蛇口を見て回った。どこからも水漏れはなかった。
我が家の水道の配管は2系統。1つはもともとからの水道水の配管。もう1つはもともと地下水で使っていた配管を何年か前に水道水に切り替えた配管。
幸い、それぞれの系統にバルブ(開閉)をつけていた。どの系統から漏水しているか調べたところ、「地下水から切り替えた配管」だとわかった。
≪2か所につけたバルブ≫
「浴室」、「洗濯機」、「ボイラー」、「1Fトイレ・手洗い」、「屋外の洗濯機」に配管されていた。
蛇口から水漏れしていないとなれば、屋内・屋外に埋め込まれた配管からになる。
「えらいこっちゃ!」
水道屋さんに電話し状況を伝えた。
「チョロチョロみたいやし、漏水箇所を調べるのは厄介やし、どう調べるか考えといて」と頼んでおいた。
幸い、「台所」、「洗面」、「2Fトイレ・手洗い」が対象外だったこともあって、漏水箇所がわかるまで漏水していた系統のバルブを閉めることにし、お風呂と洗濯機を利用する時間だけバルブを開けることにした。
・・・MVP・・・
数日後の昨日、水道屋さんが息子さんと二人で来てくれた。
水道メーターの動きをみながら漏水している配管系統を確認後、目視できる範囲内で漏水箇所を調べることになった。
水道屋さんと自分がボイラー周りを点検している時だった。
少し離れたところで、アチコチにある排水溝の蓋を開けて確認していた息子さんが、『この排水溝、少し水が流れてきている』と。
≪排水溝の蓋≫
そこは1Fトイレからの排水溝だった。漏水箇所がある程度絞り込めた。水道屋さんが水洗用タンクの栓を開閉しながら水道メーターの動きを確認し始めた。水洗用タンクから漏水していることが判明した。
言った。「息子さん、MVPや! ええ勘してる! 凄い!」
・・・安堵した!・・・
部品を取り寄せ、数時間後に漏水が止まった。
漏水箇所を特定するのに、壁を壊したり、犬走のセメントを壊したり、土中を掘ったりなど、最悪のことも頭にあった中、ものの10数分で漏水箇所が発見できた。
安堵した!
入浴前や洗濯前になると屋外に出てバルブを開け、入浴後や洗濯後に閉めに行く煩わしさから解放された。
水が冷たく感じるようになってきた時期だけに、ボイラーの湯がいつでも自在に使えるようになってホッとしている。
帰り際、「これっ MVP賞や」と、さつま芋を数個プレゼントした。