『〇〇ちゃん(小2の外孫)が、お爺ちゃんに音楽会の演奏しているところを見てほしいと言ってるで』と家内から言われた。
孫から言われりゃ行かない訳には行かない。
家内が言った。
『もうすぐ小学校全体の音楽会があるんやけど、その日は父兄や家族が大勢来て混み合うし場所取りもせなあかんし、ゆっくりと見られへんかもわからん。それよりも学年別の予行演習の時に行けば参観もできるし、学年だけだし、見に来る人も少ないのでゆっくりと見られる』
昨日、その予行演習があった。家内・娘・自分の3人で参観してきた。
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家内が職員事務所の受付で名前を記入してから講堂に向かった。外観は知っていたが講堂の中に入ってゆっくりと見たのは初めてだった。
我が母校だが昔の講堂とは雲泥の差だった。広くて立派だった。音楽会本番向けてすでに椅子が並べられ、後方が参観用になっていた。
天幕に校章を見つけたが、はっきりとは思い出せなかった。
校歌も掲示されていた。歌詞の1番目は思い出せたしメロディも口ずさめたが、2番・3番の歌詞は部分的にしか思い出せなかった。
2年生全員が入場し合唱が始まった。
スペインの歌らしく、随所に『オレッ』という掛け声もあって情熱的で力強かった。聞いていて感動した。
演奏が始まった。
家内から聞いていた話。
どの楽器を使うかはオーディションがあって決まった。孫は木琴を希望した。オーディションで希望どおりに決まり、しかも先生から『一番上手だったから好きな木琴を選んで』と言われて一番大きな木琴にしたとのことだった。家でも一生懸命練習している。(自慢話含みで恐縮です)
よく見ると、1つだけ木琴の大きさも形も違っていた。
事前に家内からいろんな話を聞いていたこともあってか、懸命に木琴を叩いている様子を見ていると、なぜか目頭が熱くなってきた。
予行演習だったからか、入場・合唱・演奏・退場が2回繰り返された。本番と違って2回も見られてラッキーだった。
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講堂の張り紙をみて、学校全体の音楽会のことを知った。
生徒数が多く父兄・家族の参観もあるので、音楽会は1・3・5年生が午前中、2・4・6年生が午後からの2部制になっていた。予行演習で孫の頑張る様子をたっぷり堪能してきたので、音楽会に行かなくても言われていた約束は果たせた。
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帰宅後、「感動した! 〇〇ちゃん かっこ良かった」とLINEしておいた。
孫から声がかかったおかげで、久々に感動し目頭が熱くなる思いに浸ることができた。