「手まりの詩」という「お菓子」をもらった。
県民であれば、「紀州てまり」は和歌山の伝統工芸品であり、童謡「まりと殿様」で歌われていることも知っている。
お菓子の包装紙に「紀州てまり」と「まりと殿様の歌詞」が載っているのも、なるほどと思う絵柄だった。
「鞠(まり)と殿さま」(西條八十作詞・中山晋平作曲)の歌は、聴いたり口ずさんだりしたことはあったが、記憶があるのは一番だけだった。
お菓子の包装紙には知らない歌詞が載っていたので、調べてみた。
この歌は、1929年(昭和4年)に発表された童謡だと知った。この歌が1番から5番まであって、ストーリーがあることも初めて知った。
5番の歌詞で、まさか「てまり」が「みかん」に変身しているとまでは知らなかった。「びっくりぽん」だった。
<5番の歌詞>
もらったお菓子の包装紙がきっかけで、「まりと殿様」の歌を知ってるようで知らなかったことに気づいた・・・地元・紀州に関わる歌なのに・・・
・・・お菓子は 残念!・・・
「手まり」の形をした和菓子か何かが入っているかもと思って、袋を開けてみた。
全く違った。「GOFLATE」の焼き印が入っていた。
包装紙の「まりと殿様」とは、無縁のお菓子だった。
お土産品ではなかったが、お菓子としては美味しかった。
包装紙が、「紀州みやげ」だった・・・