久しぶりにカメラを持って、歩行者・自転車専用道の「ぽっぽ道」をぶらぶら散歩した。
道沿いにある地域交流センターでは物置小屋の壁に脚立を使って絵を描いている初老の男性がいた。そばで奥さんらしき方がお手伝いをしていた。
「上手やなあ。子ども達、喜ぶやろうなあ」と声をかけた。
初老の男性が振り返り、笑顔で『ありがとうございます。そんなに言ってくれると嬉しい』
管理している関係者らしき数人が絵の様子を見るためか連れ立ってやってきたのでその場を離れることに。立ち去る時、初老の方に手を上げて挨拶するとお辞儀で返してくれた。
≪描いている途中だった絵≫
・・・・・・
いつからか、いたるところで「絵本の町」という表示をみかけるようになった。どんな経緯でどんな街にしようとしているのかは知らない。
「ぽっぽ道」沿いに、新たな絵を見つけた。描いて間もないのか、近づいて触らないようにするためか柵をしたのもあった。
・・・・・・・
全長5.3kmの私鉄沿線跡の「ぽっぽ道」を歩いていると、そこら中がミカン畑だった。
紅葉が少し色づきかけていた。
・・・・・・・
「ぽっぽ道」の手前では、倉庫に収穫したミカンを搬入しようとしている農家がいたので立ち寄って挨拶したり、菜園で仕事していたご年配の方とはしばし世間話をしたりもした。
歩いたり、写真を撮ったり、出会った人と話したりの「ぶらぶら散歩」、出かける前には思いもしていなかった風景・風情に心を洗われたり、人との出会いがあって楽しいひとときだった。
ぶらぶら散歩、楽しいのはわかっているのに滅多に出かけない自分。散歩しようと家から足を一歩踏み出す気力が弱いのが我が性分。競馬のように尻をたたいてくれる騎手が必要なのかも知れない。