ご近所さんから『中生(なかて)のコマ いる?』と電話があった。
軽トラに空のコンテナを積んだ。手ぶらでは行きにくいので、正月明けに沢庵と一緒に持っていく予定だった「冷凍保存していた白菜の漬物」も用意した。
農家の倉庫に入った時、加工で出荷する大玉みかんが入ったコンテナを指さし、『これも良かったら持って帰って』と言ってくれたが丁重にお断りし、仏さんのお供え用にと2個だけもらってきた。貰い物と言う「しらす」ももらってきた。
もらってきた「コンテナ2杯のミニサイズの中生みかん」・「大玉中生みかん2個」・「しらすの入った紙袋」。
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昨日、息子がお餅つきの相談に来た。
去年は8升だったが、今年は6升となった。長男家族がどれだけ「切り餅」を必要とするかでお餅つきの量が変わる。食欲旺盛な高3の孫が来年4月から家を出ることになったからかも知れない。
10月のことだった。
階段を勢いよく駆け上がってくる音がして部屋のドアが開いた。最近は滅多に母屋に入ってこない高3の孫だった。何事かと思った。
息せききって満面の笑顔で言った。
『お爺ちゃん、指定校推薦枠に決まった! もうこれで勉強しなくていい! 最高!』
ルンルン気分だった。
「良かったなあ。おめでとう!」
その後、オンラインでの面接も終わり、12月には大学から合格通知も来た。
これから大変なのは親。学費や生活費の仕送りが大変だ。親には自分も苦労をかけたが、自分も息子の仕送りには四苦八苦した。今度は息子の番や。親の苦労と有難みがわかるはずや。頑張れ!