お願いしてあった伊勢神宮と地元神社の「お神札(ふだ)」が届いた。
早速、神棚にお祀りした。
新年の元日は、神棚にお供えをして家族で参拝するのが我が家のお正月行事。「お神札」には天照大御神様も氏神様も宿っているので、伊勢神宮と地元神社に初詣することもない。
また、お正月には阿弥陀如来様がおられるご仏壇にも手を合わせるのでお寺に初詣することもない。
今や国民的行事ともなった「初詣」。もともとは関東の或る電鉄会社の営業戦略で始まったとされ、それがマスコミに取り上げられたことで国民や全国各地の神社や鉄道業者にも広まったと言われている。それだけに、常日頃から信仰している信者だけでなく、初詣限りの信者が参拝していても不思議ではない。
お坊さんの言葉を思い出す。『檀家は神社でなくお寺に初詣すればいい』。
我が家には親の代から引き継いだ「阿弥陀如来様」が祀られているご仏壇があるし、「天照大御神様」が祀られている神棚もある。さらには信仰している御守護神様もおられる。浮気する矛盾を感じつつも、昔からの神仏混合の歴史が我が家にも自分にも脈々と引き継がれている。
・・・お餅 昔と今・・・
最近、小腹を満たしたくなった時は、買ってきた切り餅をトースターで焼いたり電子レンジでふっくらさせて食べたりしている。
幼少の頃は、トースターも電子レンジもなかった。七輪に載せた網の上でお餅を焼いた後、砂糖・醤油をつけてから、さらに軽く二度焼きした。醤油が香ばしくて美味しかった記憶が残っている。
電子レンジを使うと短時間でふっくらとなるが、今も昔の食感と味わいが忘れられないのでトースターでじっくりと焼くことで周りをカリッとさせている。トースターが汚れるので二度焼きはできないが、昔懐かしい味に近くなる。
急いで食べたい時には電子レンジを使ってふっくらと柔らかくして頂くこともある。きなこ餅で食べたい時は電子レンジは必需品。
七輪で炭をおこして焼くのが面倒なので便利な調理器に頼ってはいるものの、歳老いた今もなお昔懐かしい味が恋しくて忘れられない。