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府中市役所前に立つ女
今日は、自尊心について書きたいと思います。
精神医学的な「自尊心」とは、「ありのままの自分を尊重し受け入れる」ということとある。
若い頃は、思ったほどできないことが多く、自分に対して否定的でした。
40歳になった頃から、自分にはこれしかないと諦めのような開き直りのような気持ちでやっと
自信が持てるようになりました。
若い人は、成功体験が少ないために、自分は駄目だと思いがちです。
自分に対して否定的になると、消極的になり何をやっても駄目じゃないかと思うようになります。
存在そのものを否定する時すらあります。
年寄りになった時、自分は無用な人間じゃないかと思うようになるかもしれません。
信頼していた人に裏切られた時に、人間不信となりそれがきっかけで、
社会的な行動ができなくなることがあります。
自分がやっていること、自分の存在そのものを受け入れるにはどうしたら良いのでしょう。
やはり、自分を正しく見るしかないようです。
けっして、卑下することはないのです。
なぜなら、自分と言う人間は他にいないのです。
まず、自分がこうして生きていること、自分は産まれてきたということを受け入れるのです。
そしてどうして私はここにこうして生きているのか、生かされているのか冷静に考えるべきです。
生かされていることこそ、素晴らしいことなのです。
生きていて良いのです。
今は、うまくいかないかもしれません。
失敗続きかもしれません。
でも生きています。生きていて良いと誰かが言ってくれているのです。
私は、私であり他の誰でもありません。
私には、できることがいくつかあります。
それは、けっして上手ではないかもしれません。
でも役に立っています。
優しい気持ちで接すれば、優しい気持ちで返してくれます。
自分がやること、考えることがなんらかの役に立っているはずです。
うぬぼれるのとは、違います。
だから、出来ることをすれば良いのです。
出来ることをやり続けていれば、できなかったこともできるようになるかもしれないのです。
急には改善されないのです。
自分にはこれしかない。
これで良いのだと思うような日がきっときます。
それが、自尊心だと思います。
いっぱい褒めてくれなくても良いのです。
私は、私自身を認めることができるのです。
馬鹿なやつですけど、家族は嫌ってはいません。
それで十分です。
いっぱい稼がなくても良いのです。
身分相応に暮らせば良いのです。
持って行くことはできませんから。
重い荷物は、担げなくなりました。
彼岸花 いつもの土手に 手を広げ
2015年11月19日