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天草に旅したときに、妻と同じ夕日を見ました。
亭主元気で、留守が良い。
名言です。
お互いに息が詰まるのです。
相手のことが好きなだけに、気を使うのでしょう。
ばあさんや。
はい、じいさんや。
と言葉をかけられるのが、ほんに嬉しい歳になるのでしょう。
退職して、一か月が過ぎました。
今は、妻と常に一緒です。
痩せたい妻にとって、昼ごはんは本当に軽いものにしたいのです。
抜いても良いくらいです。
夫がいるとそうもいかないのです。
そして、仕方なく昼ごはんを作り始めます。
一人になりたい夫にとって、
あれこれとお願いされることが、うっとおしく感じるのです。
次はこうしようと考えているとします。
同じことを先にお願いされると、いやそうじゃないと反発するようになるのです。
素直になれないのです。
私達は、夫婦の新米です。
「常に一緒」が嬉しいはずです。
私は、ゴルフにはまってきました。
妻も始めました。
私が始めた時より、上達が早いのです。
素直な妻は、アドバイスを活かすタイプなのです。
いつまでも我流で通す私とは違います。
先輩は、スケジュールが埋まるのが嬉しいのです。
つまり、時々奥さんから離れる口実のようにも取れます。
別の先輩は、
奥さんから「一人になりたいんでしょう」と勧められドライブに出かけます。
好きなCDをかけ乍ら、海までドライブを楽しまれるそうです。
私は、これまでの長い人生で、一か月も妻と一緒に過ごしたことがありませんでした。
常に、仕事と酒の繰り返しでした。時々家族と一緒でした。
ゆっくりさせてもらいました。妻に先立たれ、後悔しました。
私は、いい加減な男なのです。そんな大事なことにも気づかなかったのです。
仕事を再開すれば、元のように忙しさを楽しむ男になるのです。
「常に一緒」は、今しかないかもしれないのです。
妻のさらなる良いところを発見するチャンスです。
爺さんや。婆さんや。
元気で一緒が良いのです。
一人酒 少し温もり 独り寝る
2015年11月17日