故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

庭の果樹

2017-10-27 07:24:55 | よもやま話

「われ、帰ってこいや」(タイトルどおり)と呼んでいます。
さすがに、商売用のみかんには手を出しませんでした。


今日のタイトルは、「庭の果樹」です。
棗(なつめ)が、台風21号の風でたくさん落ちました。
初めて食べるもので、恐る恐る食べたら甘くて美味しい。
さっそくジャムに挑戦しました。
煮て、裏ごしにして果肉と果汁だけを集めました。
さらに、残ったかすをお湯で煮て、種の周りに残った実を取り出しました。
鍋いっぱいの棗汁を煮ること半日、やっとジャムになりました。
160g瓶に3つ半。
独特の臭いがあります。ジャムにしてもカスカス感があります。
不人気でした。
砂糖を入れて、レモン汁を絞ってさらに煮てみます。
パンやクッキーに入れて焼いてみたいのです。
楽しみです。

うすらうめ(小さい頃は「コンメ」と呼んでいました)は好きでした。
グミより好きでした。
ここでは、青いいちじく(広島では唐柿と呼びました)を売っています。
砂糖煮にして食べるのです。柔らかくて美味しい。
熟れたのしかたべたことがありませんでしたから、びっくりしました。。
枇杷、柿、橙(夏蜜柑)も取り放題でした。
田舎では、道の上に出ているものは、何でも食べてよかった。
東京では、「柿どろぼう」と訴えられるかもしれないと心配しました。
梅だけは手を出しませんでした。
食べたら腹痛(はらいた)になると、親から教えられていました。

野いちごもよく食べました。
横浜で見た桑の実(広島にはなかった)が案外美味しいので、
子どもたちと集めてジャムにして、
パンにつけてあげたら、嬉しそうに食べていました。

10月に少し青い柿の実で渋柿を作ったら、かびで全滅でした。
霜が降りる前に、よく熟れてから収穫するそうです。
渋柿や焼酎漬けにしたらかびずに上手にできました。
渋柿を凍らせても美味しいのです。
ここでは、軒先や畑の隅に渋柿をよく見ます。誰もとりません。
昔は、藍染めの渋に使われていたそうです。
農家の副業だったとか。

お菓子など食べられなかった頃の話です。
庭の果樹は、子どもたちのお腹を少しだけ満たしてくれました。

柿の木は 気をつけなさい すぐ折れる

2017年10月27日
コメント
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