人生の最期というタイトルの絵です。
どんな気持ちで、こんなタイトルを付けたのでしょう。
今日のタイトルは、「旅立ち」です。
手甲脚絆をつけて、今年も独りのお年寄りが旅立っていかれました。
昨日まで息をし、温かい手に触れられた。
病魔と闘い続けて、力尽きるように逝った。
呆然と見送る私達。物音が消えるように感じた。
幼子が、大きなリュックを背負って、迎えのバスに乗りこんだ。
明日は帰って来ると判っているのに心配顔の両親。
こうして、私達は「旅立ち」を経験し、強くなっていきます。
旅立ちとは、
旅立つこと。旅行に出ること。かどで。(広辞苑より)
明日から、一週間広島に帰って来ます。
帰郷する妻にくっついて行くと言う格好です。
往復2,400Kmの旅です。
夏には、3,000Kmを体験したから大丈夫だろうとは思います。
「旅立ち」前の今日は忙しい。
昼からは、近所のおばちゃん達の茶念仏、
夜は仲良し旅行会の忘年会です。
もらった猪の肉を料理することができるかな。
珍しい程度の少しで良いでしょう。
「旅立ち」は、別れが伴います。
かどで。と割り切りましょう。
行っておいで、そしてまた帰っておいでと送りたい。
あれが、最期だったんだね。
と思うことが、いくつもあります。
旅立つ前の少しの間、心安らかな時を過ごしたい。
寒空に 帰って来ぬよと 旅立った
2017年12月3日