故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

変化

2020-02-14 01:37:24 | プロジェクトエンジニアー

久しぶりに似顔絵を描いた。
タイトルは、「ママから」です。
似てるようでそうでもない。明るく描けたから良しとしよう。


今日のタイトルは、「変化」です。
ココア生産地で、チョコレートを作れることになった。
ココア農家は、チョコレートを食べたことがありませんでした。

鉄鉱石を採る人たちは、鉄や自動車を知らなかった。
石油生産地の住民は、石油で自動車を動かしたり、プラスチックや化学繊維になることを知らなかった。
誰かが精製し製品にして、生産地の人たちに原材料の何百倍のお金で売った。
科学がもたらした不公平です。

今朝、採れたてのキャベツを、パン教室に来られる方からいただいた。
包丁を入れると、葉が一枚一枚めくれて切りにくかった。
めくれた葉をクシャッと束ねて切った。
お好み焼きに使った。ふわふわのお好み焼きができた。

ココア農家は、最終製品のチョコレートを食べることで、より良いものを作ろうとする。
それを可能にしたのが、技術であり変化です。
誰を幸せにするのが良いのか、私たちは学び始めた。
そして、幸せを作り出す人こそ幸せになる構図ができようとしている。

漁師は、高級魚を築地に送るばかりで食べたことがなかった。
実は、うまい魚を食っていた。
市場価値のないものは、新鮮なうちに地元で消費されていた。
価値が変わってきている。新鮮こそ美味しいと気づいたのだ。
可能なのは生産地だけと知り、それを食したいばかりに都会から地方へ出かける。
どんなに金を積んでも、都会では得られない味がある。

窓を開けたら、隣の家の壁である。
毎日、鳥海山の変化を見ながら生きる。
できれば後者である。
幸せに近いほど豊かである。
そうでなければならぬはず。
近い将来、構図が変わる。

都会と地方の比較だけとは限らない。
暮らしの中で、何が私達にとって幸せか考えるときが来た。
多くの人が、それに気づいてきた。
価値の多様化ではない、本質を見極める動きが世界中でうねりとなっている。

湧き水は 温水路経て 実り産む

2020年2月14日
コメント
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