久しぶりに似顔絵を描いた。
タイトルは、「ママから」です。
似てるようでそうでもない。明るく描けたから良しとしよう。
今日のタイトルは、「変化」です。
ココア生産地で、チョコレートを作れることになった。
ココア農家は、チョコレートを食べたことがありませんでした。
鉄鉱石を採る人たちは、鉄や自動車を知らなかった。
石油生産地の住民は、石油で自動車を動かしたり、プラスチックや化学繊維になることを知らなかった。
誰かが精製し製品にして、生産地の人たちに原材料の何百倍のお金で売った。
科学がもたらした不公平です。
今朝、採れたてのキャベツを、パン教室に来られる方からいただいた。
包丁を入れると、葉が一枚一枚めくれて切りにくかった。
めくれた葉をクシャッと束ねて切った。
お好み焼きに使った。ふわふわのお好み焼きができた。
ココア農家は、最終製品のチョコレートを食べることで、より良いものを作ろうとする。
それを可能にしたのが、技術であり変化です。
誰を幸せにするのが良いのか、私たちは学び始めた。
そして、幸せを作り出す人こそ幸せになる構図ができようとしている。
漁師は、高級魚を築地に送るばかりで食べたことがなかった。
実は、うまい魚を食っていた。
市場価値のないものは、新鮮なうちに地元で消費されていた。
価値が変わってきている。新鮮こそ美味しいと気づいたのだ。
可能なのは生産地だけと知り、それを食したいばかりに都会から地方へ出かける。
どんなに金を積んでも、都会では得られない味がある。
窓を開けたら、隣の家の壁である。
毎日、鳥海山の変化を見ながら生きる。
できれば後者である。
幸せに近いほど豊かである。
そうでなければならぬはず。
近い将来、構図が変わる。
都会と地方の比較だけとは限らない。
暮らしの中で、何が私達にとって幸せか考えるときが来た。
多くの人が、それに気づいてきた。
価値の多様化ではない、本質を見極める動きが世界中でうねりとなっている。
湧き水は 温水路経て 実り産む
2020年2月14日