雪椿です。
やあどうしてる。
椿の花は、ポトリと落ちる。
それまでも、それからも生きると決める。
今日のタイトルは、「真っ白な原稿用紙」です。
絵手紙ならば、描く手順は決まっている。
自分がハッとする表情を選び、どこに感動したのか確かめ、その部位から描き始める。
線探し、色探しをしながら真っ白は埋まっていく。
原稿用紙は、自由気ままです。
それを抑えるためにタイトルを決める。
ひと手間加えて感動にするのが絵手紙ならば、
湧き出るアイデアを太陽の下にさらけ出すのが文章です。
タイトルからはみ出さないように掘り下げる。
どうしてそのタイトルを選んだのか、明らかにしていく。
今日のタイトルは、「真っ白な原稿用紙」です。
書くことは、心の羅針盤の方向を常に確認する作業です。
正しく生きているか、楽しんでいるか。
初恋は謎だらけです。
何に恋をしているのか分からぬ自分との葛藤です。
会話から始まり、手をつなぎ距離を縮めていく。
おどおどとワクワクのないまぜです。
白紙に墨汁の一滴。失恋が落ちていく。
墨汁は、生涯乾かぬものと覚悟する。
文章に責任を持つ。
思索を明らかにすることは、自分をさらけ出すことである。
脳の回路はハザードなしで、どこまでもOn状態です。
死ぬ回路があってはならぬと回復作業を繰り返す。
つまり、ブラッシュアップです。
言葉を選び、カードを変える決断をする。
目の前のもやもやが晴れる。
雨にかすむ島影に心やすらぐも、常に遠くを見たい欲望がある。
何が隠されているのか、五感を研ぎ澄まし選んだ言葉をピン止めする。
何故とこうだの単純作業を繰り返す。
真っ白な原稿用紙が埋まっていく。伝えきれずに枚数が増えていく。
いつしか自分ではない魔物が書いている。
そして、発見がある。
見えなかった社会の仕組みであり、自分の中の真実です。
真っ白な原稿用紙は、残酷です。
苦しいから楽しい。
できるかなと挑戦は続く。
鳥が舞う 追うから見えた ヒナの声
2020年2月19日