故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

特別扱い(Part4)

2017-01-23 07:10:44 | よもやま話

この地に来て最初にお世話になった方です。
これからもよろしくお願いします。


かつて、「特別扱い」を書いたことがあります。
女性にとっては、愛されていることのバロメーターです。
男性にとっては、少々危ない愛し方となります。

家族と離れて、新妻と生活を始めて3年になります。
家族と暮らしているときは、まぎれて生活ができました。

妻が里帰りをし、帰って来てすぐに風邪をひきました。
帰省している間は、美味しいおかずが届きました。
妻が風邪をひくと、さまざまな温かい料理と栄養になるものが届きました。
地域の方の優しい気遣いです。

妻は里帰りの前に大量のおでんを作ってくれました。
二日で飽きました。
残ったおでんの具を潰したものに、さんまの身を混ぜて餃子にして食べました。
更に残ったものはカレーにして食べました。
カレーの中のコンニャクだけは食べられませんでした。
残ったコンニャクを小さく切って、野菜と一緒に炒めて食べました。
カレー味が残っていて美味しかった。

やっと、おでん地獄から解放されると思った矢先、
帰ってきた妻が風邪をひきました。
医者に行くと、肺炎になりかかっていると脅かされました。
「今度熱が出たら、救急車で病院に行くように」

甘い「特別扱い」なんかじゃありません。
生きるか死ぬかに突然なります。
二人きりだからです。
風邪になりかかっていましたが、吹き飛びました。

お互い様です。
「特別扱い」じゃなければ、
さっさと子どもの元に送り届けられていることでしょう。
家族が増える頃は、皆さん元気です。
家族が減る頃には、身体も弱ってきます。
これからが、本物の「特別扱い」の始まりです。

床の間に 椿の花粉 落ちたまま

2017年1月23日 

2016年7月8日投稿記事「特別扱い(Part3)」
2016年3月28日投稿記事「特別扱い(Part2)」
2015年9月24日投稿記事「特別扱い」
を参照ください。

「特別扱い」するのもされるのも相手があってのこと。
多少の行き違いは、味付けのようなものです。
どうしたもんじゃろのと楽しみたい。
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