故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

無病息災

2020-10-06 13:30:27 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「距離感」です。
この女性は、日本庭園の一角にあった盆栽を見ています。
昭和記念公園内のことでした。
近すぎても、遠すぎても見えない何かを感じている。


今日のタイトルは、「無病息災」です。
涼しくなって、朝晩冷え込むようになるまであっという間のことだった。
布団の足元に毛布を置き、そのうち羽毛布団を載せるようになった。

「無病息災」とは、
まったく病気をせず健康であること。(広辞苑より)
左右を充分確認せずに右折して、後続車にクラクションを鳴らされて肝を冷やすことがある。
物忘れは、今に始まったことでもない。
畑の畝おこしに息を切らせる。草を抜くのも四つん這いになるようになって久しい。
だが、風邪もひかないし、内臓で痛いところはない。体脂肪も20を切っている。
ゴルフの飛距離も去年より伸びた。

ある朝起きて、元気なのが不思議な気持ちになる。
どうして、こんなに元気なのだろう。
出来ることをやっている。
出来ないことに挑戦している。
あれもしたい、これもしたい。
きりがないくらい仕事があり、夢がある。
望んで、会社の頃よりずっと友人に会っている。
平凡な頭の中を整理して、浮かんでくる想いを綴ることができる。

何時か訪れるであろう変事を心配しても、今はなにもできない。
昨日できたことは、今日もできるだろうと怖気づかない。
ひたすら、平凡な毎日を年輪のごとく刻んでいる。

2019年11月14日投稿記事「平凡を恐れるな」では、
「私達は、平凡な毎日を過ごしています。
SNSやブログ、いろんなメディアで紹介されたり、記事にする時「平凡」は見向きもされない。
人々は、日常ではありえないことに飢えていると言ってもよい。
他人の不幸や世紀の大発明などは、当然のごとく注目される。
求める感情は、段々過激になっていく。
それでよいのだろうか。」
(記事より抜粋)

私達は、平凡が不満なのである。
刺激が欲しいのだ。
「推し」があれば、人生に光明が差すとNHKで特番を組んでいた。
「推し」の生き方にあこがれ拍手をする。同じ「推し」どおしで仲良くなる。
背中を追いたい先輩が多い会社は、発展すると書いたことがある。
その通りである。

私は、たった一つの人生を生きている。
人の真似事に、若い頃は苦しんだ。
やっと、自分の足で立てるようになった。
「無病息災」と平凡を楽しみたい。

刈ると次 種を散らせと 草が伸び

2020年10月6日
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