故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。
昭和記念公園で若いカップルが、橋の上でなにやら真剣な表情をしていました。
何を話していたんでしょう。
昨日の続きです。
大慌てで市場に行き材料を仕込んで、妻が5種類の料理をこさえてくれました。
先輩からいただいた新潟の大吟醸銘酒一本と料理が入ったタッパを大きなリュックサックにいれました。
担いで電車に乗り、坂道をふーふー言いながら運びました。
晩のおかずの出前です。
分葱のぬた。
雄ししゃも。
刺身用いか。
具だくさんの煮物。
三陸産のおおぶりな牡蠣。
絵の島見物から帰ってきたお義父さんは、少々疲れ気味です。
孫のイメージゲームに癒されて、静かな宴が始まりました。
大吟醸酒がするりと喉を降りていきました。
良かった。
運んできて良かった。
一昨晩は、次女の婚約者の申し出を受け乍ら緊張の飲み会でした。
昨晩は、ほのぼの酔っぱらいました。
リュックサックに、妻へのプレゼント(セーター)と
お義父さんが作られた味噌が入っていました。
ずいぶん軽くなった荷物を担いでまた帰って来ました。
昨晩は、予定通りの道を乗り過ごすこともなく帰れました。
しかし、胃が痛い。
古だぬき も少し酒が 足もつれ
2016年2月19日
昭和記念公園の園内を走るトレインです。
これから出かけなければなりません。
酒が抜けきらない。
今日は、休まなきゃと思っていました。
長女から電話がかかってきました。
秋田からお義父さんが来ているんだけど、話す。
これから、江の島に行かれるそうです。
秋田のお義父さんが来られているのなら、こりゃなんとしても行かなくてはとなりました。
酒は、料理はと娘に聞くと、何にも用意していないとのこと。
大慌てで市場に行き、材料を買いそろえてきました。
妻は、一生懸命料理作りです。
私は、合間をみてブログを書きました。
なんとか、両方間に合いそうです。
これから2時間半かかります。
大急ぎで行かなくてはなりません。
今日はこれまでとします。
2016年2月18日
昭和記念公園にあった白と黒の栗石で造った床です。
途中、このへんでやめておこうかと、絵を描いてる途中に思います。
実は、それが筆をおく適機です。
事実を伝えるなら、絵より写真です。
富士山を見た時、富士山だけひときわ大きく見えます。
鏡で、ほくろを見た時、あばたに見えます。
これは、心象風景であり、気にしているからです。
こんな経験はよくあります。
北斎の波は、富士山より大きく高い。
ありえないことですが、ワンダフルです。
今日の絵は、庭師が工夫した床の絵です。
書き始めは、ていねいに波のような線をたどっていました。
そのうち写実的になり、面白くないと感じました。
自分は何が表現したかったのか。
なぜこの絵を描こうとしたのか。
私は、不思議なこの線を描きたくて筆をとりました。
だったらという訳で、線を強調した絵となりました。
そもそも、この風景が気にかかったのは何故か。
妙に魅かれるものがあるからです。
北斎の波も、描き始めはそんなに高くはなかったはずです。
この絵の責任をとると覚悟を決めたから、とんでもない波になったのでしょう。
今日のテーマは、「結果がすべて」です。
少年時代は、天才。
大きくなるにつれて、普通の人になっていきます。
小さな社会では、天才だった。
「世の中は広い」では片付かない真実が隠れている気がします。
この天才は、経過を気にするあまりどんどん普通になっていくのです。
プロジェクトをやり始めたら、もう後戻りはできません。
自分はこうしたいを最期まで貫くしかありません。
もちろん、途中で多くの意見を参考にします。
完成の責任は、プロジェクトマネージャーにあります。
この人のレベルで、プロジェクトの良しあしは左右されます。
どこまで、真摯に向き合ったかが試されます。
つまり、結果がすべてです。
結果しか残らないと言っても良いでしょう。
手を離れて、運用が始まるともう手を出せません。
それだけの覚悟でやりましたか。となります。
いつも試されています。お前はその程度か。
それは、迷いも中傷もあるでしょう。
様々な考えも誘惑もあります。
やり抜いたかと。
経過がどんなに素晴らしくても、誰も評価してくれません。
経過は、次の工夫となるだけです。
先輩達の中に、一度のプロジェクトでマネージャーをやり、
責任をとって辞められた方がおられました。
それほど、プロジェクトマネージャーの責任は重いと言えます。
先輩は、次の職場で素晴らしい仕事をされたことでしょう。
今日の絵を描いていて、感じたことです。
コップ見て これだけ水が 残ってる
2016年2月17日
<<今日は大事な日>>
二番目の娘が選んだフィアンセに会いにいきます。
野毛にある私が気に入っている店で会います。
他の子供達や妻から写真をとってきて、どんな人だったか教えてと言われています。
ちゃんと、覚悟が見抜けるでしょうか。
昭和記念公園に、こどもの森バス停がありました。
粋なはからいです。
森の中にひっそりと立っている赤いポストが印象的でした。
「二十四の瞳」でも、「隣のととろ」でも、
子供が遠くまで歩いて大事な人に会いに行くシーンがありました。
子供にとっては、行ったことのない遠くに行くことは、冒険です。
小学校の頃の冒険は、島を自転車で回ったことくらいでした。
中学生になって、友人と自衛隊の射撃練習場に行ったことがありました。
拾った空薬きょうを、真ちゅ磨きできれいにして喜んでいたものでした。
石油タンクのある海岸には、何故か蓮根火薬(大きくて5mmくらいの粒)が落ちていました。
乾かして、アルミキャップに詰め込み、針金でこさえたロケット台に載せて、
ろうそくの火でアルミキャップを炙りました。
どこに飛んで行くか分からないので、遠くに逃げて見ていました。
シューと煙を吐きながら、結構飛びました。地面に落ちたロケットはのたうちまわっていました。
何度もやった経験がないので、たいしたことはなかったのでしょう。
冒険は、困難さと危険が付きまといます。
大人には、どうってことはないのです。
絵の中のポストが良いのです。
こども(お店で働いている大人の方も)は、何を郵便で送るのでしょう。
単なるモニュメントではありませんでした。
こんな粋な計らいが好きです。
ここに置こうと、面白がって設置したのでしょう。
郵便屋さんが、決まった時間に回収にくるのです。
どこかの海底にポストがあるそうです。
潜水服を着た郵便屋さんが投函物を回収されるのです。
驚きました。こちらも面白がって置かれたのでしょう。
「こどもの森」のバス停。
次は、広い公園の中を循環するバスを描きたいと思います。
ラブレター 行きつ戻りつ 投げ込んだ
2016年2月16日
ヒマラヤ杉の雄姿です。
存在感があります。庭師はここまで想像して植えたのです。
性善説。
人間の本性は善であり仁・義を先天的に具有すると考え、
それに基づく道徳による政治を主張した孟子の説。
荀子の性悪説に対立。
と広辞苑に出ていました。
どう考えても、性悪説にたどり着きます。
性悪説故に、教育というものがあるような気がします。
解らないのは、赤んぼの愛くるしい笑顔です。
癒されます。
人は、大事にされたり愛されると、とても良い顔をして応えてくれます。
これは、どうやら持って生まれたものです。教えられたものではありません。
法律は、知恵の結集です。
過去の賢人が、反省を踏まえて練りに練った決まり事です。
実情に合うように、解釈を加え皆で話して改善(改悪)します。
皆兵制度も同様な経過をたどりました。
戦争に行けば、殺し合いとなります。
こんな残忍なことが良くできるものだと、後に驚きます。
可愛い子どもでさえ、家庭内暴力で阻害されます。
教育といって折檻をされます。
モラハラ、パワハラやセクハラも後を絶ちません。
毎日のようにニュースになっています。
まともな親こそ悩みます。
この子の将来は?と。
いつまでも、親子関係は続きます。
いつまでも上下関係が存在します。
私は、子供を「さん」付けで呼ぶようにしました。
母は、私達のことを小さい頃から「さん」付けで呼んでいました。
気持ちが変わります。もう上下関係は存在しなくなりました。
親子ですが、子供は立派な大人です。
再婚がきっかけでした。
家を出る決心をした時からです。
「盗人にも三分の理」
(どんなに筋の通らない事にも、理屈をつければつけられるものである:広辞苑より)
刑事は、人の悪いところばかり見てきます。飽き飽きすることでしょう。
とんでもないことが起こったり、言ったりされます。
私は、黙っていません。
私の言葉(理屈や考え)ではなく、相手の言葉で話します。
分ってもらう努力をします。
腹が立つのは、毎日のこと。
周りの人も同じような状況でしょう。
ささいなことで、感情がささくれます。
同じように、小さな励ましや理解の言葉や笑顔で、視界が明るくなります。
どちらも自分です。
性悪説と性善説のどちらも正しいような気がします。
短い時間で決着をつけるとなると、「性善説」をとりたい。
理由は、性悪説で説明するより、
性善説で説明できることが多いからです。
性悪説は、頭では理解できます。
しかし、溢れてくる感情の説明にはならない。
性善説でないと理解できない。
感動は、理屈ではないのです。
教育で身につけるものでもありません。
不思議です。
長いこと生きてきました。
先人の言葉を聞いてきました。
飯を食い、働いてきました。
感動はどうしようもないのです。
この頃は、涙腺がゆるくなりました。
これも仕方がないこと。くしゃみをしたら、ちびりますから。
諦めないで、性急にならないで人生の最期まで考えてみます。
満員に アイコンタクト 席譲る
2016年2月15日