故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

昨日でき、今日もでき

2020-09-23 02:17:51 | よもやま話

この方に登場していただきましょう。タイトルは、「どこまでも美しく」です。
この方の若い頃を知りません。
私が描かせていただいた似顔絵を、テレビの横に飾ってくれてるそうです。


今日のタイトルは、「昨日でき、今日もでき」です。
私達の年代に限らず、過去の栄光をつい最近の出来事のように話してしまう。
プロ野球の解説者は、ほとんどの場合、過去の名選手です。
名選手故、名前が売れている。技術も抜きんでていたから記憶に残る選手の一人となる。
さて、では今できるかと言われれば、それは無理な話です。とうに、現役を引退しているからです。

私は、常に自分に言い聞かせています。
昨日できたからと言って、今日もできるとは限らない。
こうしたらできたと、聞かれたら答えるでしょう。
しかし、それは過去のことです。今じゃない。
過去と同じことはできなくたってよいと思います。バットに当たった感触だけは、その人のものです。
その感触を伝えるのが、解説者でしょう。

仕事となると、話は別です。
仕事や、生きざまは、常に「今」です。
今もできるはずだと、報酬をいただきます。
できないとなると、報酬は下がります。
国宝級の名人は、常に技を磨き、新しい自分を作り出している。
過去の悪さも失敗も、この人たちには栄養源となる。
過去の栄光が、今の自分であるかのような錯覚だけは避けたい。

今もできるか。
体力も落ち、精神力も落ちた今は、若い頃と同じように出来るはずがない。
何故、挑戦を続けるのか。
道具を吟味し、身体に相談しながら、良いものに近づこうとする。
それは、出来た頃と似たような気持ちだからです。
過去にはなかった、工夫がそこにある。
話す人に、そんな正直な気持ちが見えたときは、さわやかな気持ちになります。

似顔絵を描いていると、生きざまが顔を作ると感じます。
辛い時も笑顔でいよう、常に美しくありたいと願う人には、笑いじわが自然とでき、オーラがあります。
過去に関係ない今の自分です。
同窓会で、学生時代はスーパースターだった彼が、好ましくないおっさんになっている。
何十年もかけた塩漬けの生活態度が顔に出ている。言動も予想通りとなります。面白くない。
目立たなかった彼が、頼もしく見え、豊かな顔になっている。
一生懸命生きて来たんだと、納得です。

私は、「今」を大切に生きたい。今日もできるかなと挑戦をし続けたい。
体力にまかせて、なぎ倒したころとは違う。体力がない今は、倒れるような工夫をしよう。
そんな工夫をし続ける友人たちが、私には多い。嬉しいことです。

白髪でも 仕草に色気 枯れすすき

2020年9月23日

<<あとがき>>
用心をして、早く寝過ぎました。これからゴルフです。
私より10歳上の先輩に、いまだに勝てません。
上がってなんぼのゴルフです。
私に足りないのは、技術と一生懸命さでしょう。
今日は、粘ります。
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我慢が効かない

2020-09-22 05:51:08 | よもやま話

拝島駅近くの「玉川上水の桜」(タイトル)です。
ここは、偉い人が灌漑用水として私費をなげうち造成した玉川上水です。
トイレもベンチもいっぱいありました。
近所の方たちも、この上水が大好きなのでしょう。
散歩道(玉川上水側道)に花を植えられ、草を抜き、掃き清められていました。
老若男女、多くの方が散歩されていました。私も大好きでした。


久しぶりの投稿となりました。
木金土と忙しかった。
農業は、夏のなごりの片づけと新しい作付けに追われました。
早朝の農業で疲れた体を癒すはずのカフェが忙しかった。
毎日、ピザを仕込むことになった。仕込むと言っても4枚です。
ピザの生地を練り始めて、トッピングをしラップをして冷凍庫に保管するまで4時間かかります。

今日のタイトルは、「我慢が効かない」です。
中でも土曜日は大変でした。2組(昼、夜)18人(昼7人、夜11人)の予約がありました。
お任せ料理を出す。妻と二人で分担して作る。前菜に始まり、コーヒーで締める。
約7種類の料理と飲み物(デザート付き)を出します。ワンプレーとではなく、すべての料理の器が違う。
器を出しては、回収する。料理の間に洗い物をする。
若者たちのグループ(平均20代)には、特に多く出します。難なく腹に納まっていきます。
4時に始まり、9時半を過ぎても終わりません。おまけに、締めの飲み物がココア11杯でした。
温かいココアを飲ませて上げたい一心で、30分近くかかりました。
流石に、代表者に苦言を言いました。(もっと、早く終わって)

カフェに来られるお客さんの滞在時間は、平均3時間です。
我カフェは、2組も来られるとてんやわんやです。木曜日には、3組来られました。
コーヒーを出すのが遅れました。「遅い」とお客さんの顔に書かれていました。
何処にも行く当てのない田舎です。2次会に行くにも困ります。
あっても、ビール1杯1000円ではね?盛り上がった若者は困ります。
よくわかりますが、早朝から働き詰めの身体にはこたえます。

今日とて、若者が来て、「ランチ」をお願いします。この人は、いつもそうです。
ランチなんてメニューにない。事前に言ってよといつも思います。常にサービス超過となります。
お腹を空かせているだろう。野菜が足りないだろう。私達の人の良さを期待されています。
同じように行くところがない。5時間もいて、ギターを抱えて来て延々と歌っている。
私は、相手をしないことにしました。
料理を作ったあと彼らが帰るまで4時間もあり、空き家3軒の草刈ができました。
草刈り機の燃料タンクに継ぎ足すこと5回。普通は1回でやめておく。それ以上は危険です。

こんなことは続かない。常に閉店を考えてしまいます。
田舎には、若者が集まるところがない。
公民館、市役所の会議室、小学校の体育館、農業施設と使われないスペースはいっぱいあります。
都会の人にとっては、あこがれの緑だらけです。
残念なことに、桜は植えてもベンチが一つもありません。
公園は、草だらけ。健康のため散歩を勧めるも、公共トイレがありません。
それが見えたので、カフェを始めました。
まったりと時間を過ごされて行かれます。
2反歩の畑で採れる野菜は、カフェのおまかせ料理だけでは消費不可能です。
来られるお客さんに無料で配ることになる。出来の良いものからとなります。

「我慢が効かない」年代です。
田舎の人に言いたい。
本気で人を増やしたいと考えるなら、他の普通の田舎に行って来たら、あるいは住み替えたらと言いたい。
田舎の人とて、観光地にしか行かない。すべてにおいて困るからです。
一過性のイベントを打つより、ベンチやトイレを作るのが先ではないでしょうか。
滞在時間を延ばしていただく工夫が足りない。
遠くから来て、お好み焼きとピザをテイクアウトしてくださいました。
「食べるのに、適当な場所を教えてください」と聞かれました。答えようがありませんでした。

若者に言いたい。
あんたら、家飲みをしたことはないんかい。
どれほど大変か。親たちの姿を見て来ただろう。もう、近所の人たちが寄り合うこともないのかな。
点から点の移動ばかりして、便利ばかり追いかけて、そうはいかないのだよ。
自分たちの居場所づくりを本気で考えたら。
自分たちの次の世代のことを考えてください。
幼稚園や小学校から帰ってきた子たちが、外で遊ぶ風景はごくまれです。
戸外で、子ども達のはしゃぐ声も、泣き声もありません。
ばあさんや、いくら孫が可愛くたって、小学校までお迎えはないのでは。
少ないからと言って、子どもを甘やかさないでと言いたい。
いずれ、「孫になんぼつかませたら」と思案するようになるのに。

我慢が効かない。でした。

人の良さ 草も枯葉に も限界

2020年9月22日

<<あとがき>>
良いことを思いついた。空き家をただ遊ばせておく必要がない。
害になりつつある竹を伐って、ベンチと椅子を作って、空き家に置こう。
ついでに、かまぼこ板で巣箱を作り、空き家の木にぶら下げよう。
木々に名札を付けよう。空き家の庭を公園にすればよい。
ここの人たちがやらないのなら、自分でやろう。
トイレは、カフェのトイレを使っていただけばよい。
今度は、独りではやらない。この地の暇な人を総動員します。
区長に提言します。
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まずは聴く

2020-09-18 07:08:25 | プロジェクトエンジニアー

この方は、人を笑わせる名人です。
実は、絵のタイトル「笑う名人」でした。


技術系の営業マンは、どうしてもしゃべりがちです。
文科系の営業マンは、技術が理解できない分だけ説明は少ない。しかし、煉れている分だけ聴くことができる。
今日のタイトルは、「まずは聴く」です。
 
話す4割、聞くが6割と営業マン心得として教えてもらってきました。
私は、技術系故しゃべることが多かった。
今日もカフェに来られたお客様に持論を展開した。
相手の奥様は、そんなことはどうでもよい、注文したものを早く美味しく提供してほしい。
また、やってしまった。と思いました。

人の話が聞ける人は、それだけで相当な力量の持ち主と言えます。
人の話は、聞く人にとって、半分は「ちんぷんかんぷん」のはずです。
ついていけるだけの忍耐力と理解能力に優れている。
相手が置かれている状況と、どうしたいかが分かると言うことです。

初めての子を持ち、母親はノイローゼになりがちです。
ミルクでもない、おむつでもない。他になんなの。わかりません。
歯が生えだした。寝返りを打ちたい。母親は、ゆすりながら理解しようとします。
幼子は、ゆすられているうちに忘れてしまう。
ゆすりながら理解しようとする行為こそ、優れた対処方法だったのです。
お母さんは、自分を向いてくれている。この安心感が、子の力になった。

聴いてあげてるうちに、話す人は「解決の糸口」を見つけることがよくあります。
悩みを人に理解してもらおうとすることで、悩みを分析出来て、自分の中にある力を引き出してこられる。
モーリシャス人の英語教師は、日本語がそんなに得意ではありませんでした。
私の娘が延々と話しかけています。英語教師の受けごたえは、「そうね」のみでした。

認知症同士の話は、延々と続く。双方とも笑顔です。
どの人と話したんだっけ。お互いの話は、すれ違いで、双方とも聞いてくれてると勘違いしている。
大いに結構なことです。理解する必要なんてないのです。

「そうだね」と何故言えぬ。沽券が邪魔をする。
俺様に意見をするなんて、100年早い。
「そうだね」の一言で、「あなたお茶をもう一杯いかが」と言われるかもよ。
納得できなくたってよいのです。まずは、相槌を打ちましょう。
言いたいことを飲み込んで、さらに聞きましょう。
それには、相手に興味を持つことから始めましょう。
奥さんの顔を見ていますか。
昨日、美容院に行ったのに気づいていますか。
あら、バンダナを付けている。少し色気が出ているじゃありませんか。
気づいてあげることで、奥様はさらに磨きをかける。
そんなもんでしょう。ね、あなた。

蛇に会い 視線泳がせ 逃げ蛙

2020年9月18日
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肌恋し

2020-09-17 05:44:18 | よもやま話

今日のタイトルにあわせ、この絵を選びました。
絵のタイトルは、「夫唱婦随」です。もう、婦唱夫随でもよいでしょう。
こんなときもあったねと、頑張ろう。


今日のタイトルは、「肌恋し」です。
涼しくなりました。熱中症対策をしていたのが嘘のようです。
我が家でも、布団の取り合いとなりました。

肌を合わせる。肌を汚す。肌を許す。すべて、女が男に身体を許す意味に通ずるとのこと。(広辞苑より)
一戦終えて、肌を入れる。肌脱ぎしていた着物の袖を通してもとのように着る。(広辞苑より)
何事もなかったのごとく、いつもの生活に戻る。

あったことやなかったことを思い出すのではなく、単に寒い。
幼き頃は、きっと母の胸に抱かれて幸せだったのだろう。
女子の肌に触れたとき、しびれるような甘味な気持ちになりました。
今は、湯たんぽ替わりです。

どんなに愛し合った夫婦にも隙間風が吹くことがあります。
肌が合うこともなく、家庭内別居となる。
共同生活を続けるものの、早く終止符をうちたいと、どちらも願う。
同じ墓なんてもってのほかと強く思う。
肌で感じる。考えただけでなく実際に体験して理解する。(広辞苑より)
相手の仕草で、次に何が話され、何が起こるか推察できる。
肌を合したから分かる。
ああ、これも辛いことです。

肌恋し。
なんとなく空しい。
こんなはずじゃなかった。夜中にふと思う。
これまでとこれからを想う。良いことなんて思いつかない。
期待するのではなく、ひとはだ脱ぎましょう。
何かが変わる。
ざらざらの肌じゃない。血が通う体温を感じる。互いに生きている。
ふわふわの綿を頬で感じる。
温かくなり、眠りにつく。
空気とは違う、踏み込んだ幸せ感です。
あなたにも、あるとよいですね。

足しげく 通いし道も ススキ原

2020年9月17日

<<あとがき>>
男と女には温度差があります。
暑い時には、涼と感じ、
寒い時には、温もりと感じる。
額、頬、うなじにへばりついた髪の毛を見たのは、昔のこと。
呼吸が止まる。ああ、また吹き返した。
感じるだけだけでなく、ゆすったりこすったりもしなければならなくなりました。
同志なんだから。
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早朝から深夜まで

2020-09-16 18:56:12 | よもやま話

府中から国分寺に車を走らせました。
途中、墓地にある小堂が気になり、訪れました。
絵のタイトル「やることがいっぱい」あるだろうと、帰されました。


朝ごはんを食べて、また寝ました。
先輩と同じように、夜と昼が逆になろうと構わない。
今日のタイトルは、「早朝から深夜まで」です。

親父たち世代は、子どもの私が朝起きたら畑に出ていた。
私の夕食が終わって寝たころ、青果物を番船(市場に早朝に届ける船)に最後に積み込み帰ってきた。
農業は大変だなと子供心に感じていました。
会社に勤めていた頃は、朝出かけ夕方には帰宅していました。
仕事が面白くなるにつれ、深夜の帰宅になりました。仕事もあれば、飲んでもいました。
定年後、こんな生活は続かない。のんびり暮らそうと考えていました。

ところが、ここでも、早朝に草刈をし、夜遅くカフェを閉めて帰宅する。
定休日は、夫婦そろってゴルフに出かける。昨日は、片道3時間半の道のりを往復しました。
案外できるものと、いい気になってやっていました。
段々と、無理はできないと感じるようになりました。
ええい、ままよと疲れたら寝ることにしました。

人生80年。寝るのが27年間。ご飯を食べて排便をする時間が、10年間。
残る43年間に働き、遊びます。
人にもよるけど、30年間~40年間働くとしたら、遊ぶ時間は残り少ない。
身体が動くうちに遊ばなきゃと感じます。
例え、寿命が延びたとしても7年間は誰か(家族、介護施設、病院など)の世話にならなければならない。
あるいは、働くこととて楽しまなきゃと慾張りです。
今やっている農業もカフェの仕事もきつい。
金が儲からない分、自由度は高い。私達の心構え一つです。
早朝から深夜まで過ごす方法は、人さまざまです。
まずは、楽しまなきゃ。それには、疲れたら寝ることにしましょう。

種をつけ 草もようやく 納まった

2020年9月16日
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