*2016年4月8日撮影
会津の鶴ヶ城の桜は6日に開花したと発表されました。
でも翌7日は雨が降り、今日8日も曇り空で、順調に開花してはいません。
大部分を占めるソメイヨシノは、まだ2分咲きくらいで、見頃には早すぎます。
そんななか、早めに開花するコヒガンなどの桜がほぼ満開になっています。
エドヒガンという長寿で有名な野生種の桜があり、江戸では彼岸の頃に咲くというのが名の由来です。
エドヒガンを一方の親として、さまざまな交雑種がつくられました。〇〇ヒガンという名がつけられています。
コヒガンもそのひとつで、エドヒガンと同じように早めに開花します。
この写真の桜がコヒガンなのではないかと私は思っています。
*2016年4月8日撮影
そしてこれはコシノヒガンという桜だと思います。
以前コシノヒガンという名札が立てられていたような気がするのですが、私の感違いかもしれません。
桜の向こうに黄色い花が見えるのはサンシュユです。
*2016年4月8日撮影
ヒガンの名がつく桜はおおむねピンク色が濃くて、花は小ぶりです。
ただコシノヒガンは花が大きめで、ソメイヨシノよりも少し大きい感じがします。
じつはソメイヨシノも、エドヒガンを一方の親としているそうなので何とも複雑ですが、ヒガンの名を継がなかったので〇〇ヒガン類とは開花時期や花の色が違うようです。
*2016年4月8日撮影
満開のこの桜はタカトオコヒガンという桜です。
会津藩にゆかりの高遠藩、現在の長野県の高遠町から寄贈された桜であることが立て札に明記されています。
小さめの花ですが、濃いピンク色をしていてとても印象的です。
*2016年4月8日撮影
タカトオコヒガンの花のアップです。
小さめの花がたくさん付いている様子がわかります。
*2016年4月8日撮影
タカトオコヒガンがまとまって植えてあるこの一角だけが、満開の花の見頃です。
花の色がひときわ美しいので、人気のスポットでもあります。
たぶん来週には、ソメイヨシノが満開になると思います。