
*2016年4月17日撮影
今日は朝のうちは雨のぱらつく曇り空でしたが、昼頃からは晴れました。
ところが午後には突然の雷雨があって、散歩中の私はびっくり。けっこう濡れました。
さて、今日の写真はムラサキケマンです。
今月初めにご紹介のホトケノザになんとなく似ていますが、違います。

*2016年4月17日撮影
群生しているムラサキケマンはこんな感じです。
ムラサキは花の色、ではケマンとは何でしょうか。
ケマン「華鬘」は仏堂の飾り物で梁にかけたりします。
本来は生花を糸でつないだ装身具で僧侶への布施として贈られたものなのですが、僧は身を飾ることができないので仏堂の飾り物へと変化したと考えられています。
飾り物としての華鬘は主に金属製のものになりました。
華鬘がどんなものかはネットで検索するとたくさん見ることができますが、このムラサキケマンの花とどんなつながりがあるのかは、なかなか理解できません。
豪華な感じの雰囲気が似ているのでしょうか。

*2016年4月6日撮影
ムラサキケマンとホトケノザは花が似た感じがしますが、じつはまったく違います。
ムラサキケマンの花は、花の中心が茎で支えられていて、後ろに突き出た部分は距(キョ)と呼ばれます。
これはスミレなどと同じです。
一方、ホトケノザは、花の基部が茎につながっていて、ひょろっと伸びた花になっています。唇形花と呼ばれます。
色の具合も違っていて、薄いピンク系のホトケノザに対してムラサキケマンは紫色が強いようです。
どちらが好みかは人によりますが、私はホトケノザの色合いの方が好みです。