1月17日(土)10:00~12:00
「絵巻物を読む~長谷雄草紙の世界」の講座が行われました。
講師は、三上 仁さん
1年ぶりの講座となりました。
『長谷雄草紙』とは
平安初期の文人・漢学者、紀長谷雄(きのはせお)<845~912>にまつわる機会な物語を
一巻にした物語である。
わずか5段の短編ながら、従三位・中納言にまで昇進した実在の人物紀長谷雄卿と、
朱雀門に住む鬼とが醸し出す夢幻的な世界の展開が、その奇抜な構想とあいまって、
見るものの心を引きつける。
高校で古典を教えておられる講師の三上さんが、
プロジェクターを使い、絵巻物を見せてくださりながら読み解いていきました。
歴史、文学、絵画と様々な角度から「長谷雄草紙」というものを知ることのできた、
優雅な2時間であったと思います。
参加者は、前回(1年前)も来られたかた、古典に興味がおありなかたが多く感じられ、
皆さんうなづきながら興味深く聴いておられました。
参加者の感想です
毎年楽しみにしています。
本題から色々なふくらみをもたせてくれるのでとても分かりやすく
2時間があっという間でした。昔の読み物は本当におもしろいですね。
とても解りやすく絵の中身などもくわしく解説していただき
話の内容もとても面白かった。
時期は未定ですが、次回の講座もしていただけることになりました。
新たな古典文学の世界へとあなたをご案内いたします