11月20日(火)「植村牧場・般若寺に行こう!バスツアー」が行われました。
東佐井寺地区人権啓発推進協議会との共催です。
地区委員長さん、吹田市の人権担当のかたにお世話になりました。
ありがとうございました。
この日は穏やかな良いお天気になりました。
奈良県にある「植村牧場」は、明治16年創業。
現在30頭ほどの牛を飼育し、1日1500本の低温殺菌牛乳を奈良一円の家庭や
奈良ホテル、レストランに宅配。
15名余りの知的障害者の人達も日夜頑張って働いておられる牧場です。
羊やポニーもいます。
その日の朝しぼりたての牛乳をいただきました。
濃厚なのですが、後味すっきりの美味しい牛乳です。
お昼は、牧場内レストラン「いちづ」でとっても美味しい!!ランチをいただきました。
メインは牛肉。
デザートは、プレートに4種盛り
牧場主 黒瀬さんのお話をうかがいました。
牧場を運営していくご苦労だけでなく、
一緒に働いている知的障がい者との関わりのご苦労話には胸をうたれました。
次に向かったのは、植村牧場からすぐ近くにある「般若寺」です。
般若寺は629年高句麗の僧・慧灌がこの地に寺を建て文殊菩薩像を安置したのに始まり、
その後天平7年(735)聖武天皇の時、平城京の鬼門鎮護のため
堂塔を造営されたと伝えられています。
「般若寺」はコスモス寺としても有名ですが、
今回はもうコスモスは終わりかけでした(残念・・・)
最後に「夕日地蔵」と「北山十八間戸」へ。
「夕日地蔵」は、室町時代の後期(1509年)に興福寺の僧・浄胤が死後の冥福を祈って造立。
普通、地蔵菩薩は西方を向きません。
地蔵菩薩は現世にいて人々を「救う」のが役目ですから、浄土(西方)の方を向かないのです。
ここの地蔵菩薩は浄土の方に向くつもりがなくても、
街道が西にあるので西をむいてしまっている珍しい地蔵さんなので
”夕日地蔵さん”と呼ばれています。
歌人・会津八一の歌が有名です。
奈良坂の 石の仏の頤(おとがひ)に 小雨流るる 春は来にけり
「北山十八間戸」は、1243年、西大寺の僧・忍性(にんしょう)が
ライ患者を救うために建てた宿舎です。
般若寺の北東にありましたが、1567年(永禄10)戦争で焼失。
1672年現在地に移りました。
内部は18間に区切られ、畳2畳ほどの広さ。
患者を収容し衣食住を給しました。その数18,000人と伝えられています。
すべての見学が終わりました。
公民館へ帰ります
途中休憩のお店の前にいた”せんとくん”です。
ポーズが決まってます
秋の一日を目で楽しみ、心で感じて、お腹も大満足のバスツアーでした