近所に住む昔馴染みの漫画家さんから電話があり、
駅前の喫茶店で会うことになる。
祝日のため妻が家にいて、自転車を使うかもしれないので、
僕は徒歩で駅前に…と思ったんだけど、
走って行きました。
このところ、定期的に走っているせいか、
走っても全然息が切れないのです。
苦にならないのです。
普通に歩く感覚でどんどん足が前に出て、
自転車と、ほとんど同じ速さで走れるので、
もう僕には、自転車は不要なのかも知れません。
喫茶店でいろいろな話をしながらコーヒーを飲み、
コーヒー代をおごっていただきました。
帰りも、もちろん走り。
走っていると、道路のわきに座り込んでいる人が。
明らかにホームレス。
寒さに耐えかねて、座り込んでいます。
「うう…寒ぃ…」
みたいな感じで体をゆすっています。
ううむ…、ああなってはどうしようもないな。
体は汚れ放題、服もボロボロ。
仕事しようにも、どうしようもないだろう。
ああいう人こそ、行政が保護してあげるべきなんだろうな。
そういう部署が杉並区にもあるのだろうか…。
ネットで探してみたけど、そういった組織や課は見つからない。
人間、堕ちたら、這いあがるには時間がかかる。
一歩一歩、レベルを上げていって、
正常な一般人と同じレベルになるまで持っていかなくてはならない。
体力、衣服、清潔感、気力、生活スタイル、忍耐力…。
僕が見たホームレスの人は、そのすべてに置いて、
常識から、かけ離れてしまったに違いない。
僕は、走りながら横目で彼を確認し、無視して通り過ぎた。
そして家に帰り、寒い仕事部屋で手をこすり合わせながら
原稿に向かっています。
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