地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

生駒山トレッキング

2009年12月13日 | Weblog
最近は平地なら10kmぐらい普通に歩けるようになりましたが、山トレーニングもしておかないといけないと思うので、一番近場の生駒山へ出かけました。

前日にネットで色々ルートを見たのですが、なんとなく一番簡単そうな生駒駅から生駒山上遊園地へ向かうルートを選択。
うちの最寄駅から乗り換えなしですぐ行けます。

生駒駅で降りるのは久しぶり。
早速、いつもはケーブルカーに乗って上を目指すのですが、すぐ横の道を徒歩で。
ケーブルカーが設置されているぐらいなので、傾斜はかなりきついです。

がんばって歩いて、宝山寺の参道に到着。




この辺りは、昔ながらの料理旅館などが立ち並んでいますが、いずれもひっそりとしています。





兄弟でしょうか、気持ち良さそうに日向ぼっこ。





境内もお正月などは参詣客でいっぱいなのですが、今日はかなり空いてました。







今回は山登りが目的なので、罰あたりですがお参りもそこそこに次へ移動。
さて、暗(くらがり)峠の方へ行こうか、それとも宝山寺からそのまま山上へ行くか。
地図も持ってないし、このまま生駒山上を目指しましょう。




再びケーブルカーの線路に沿って、上へ昇っていきます。
低い山とはいえ、これがなかなか急傾斜で。しんどい。。。
なんとかm&mでエネルギー補給しながら進みます。
山の自然とm&mのどぎつい人工的な色の不調和。


生駒山上には何があるかと申しますと、それは「生駒山上遊園地」。

前々から知ってはいましたが、、、


めちゃめちゃさびれています




人、おらんし。。。





駐車場ガラガラやし。。。





眺めはいいけどね。
夜景も奇麗なんですよ、一応。




ここは入場無料となっており、ハイカーがたどり着くと、遊園地のスタッフに園内にある山頂を示す△印を見せてもらうそうです。
何かの乗り物の柵の中にあるみたいです。
あんまり興味ないですけど。

この先に「生駒縦走コース」があるはずなのですが、園内にこれと言った標識もなく分からず。

とりあえず遊園地の反対側の道路に出てみましたが、「自動車専用道のため、自転車や歩行者は厳禁!」と書いてあります。

それでも一応途中まで歩いてみました。
遊園地の駐車場の係員もとがめるでもなく。

でもやっぱり駄目っぽいけどな。
イノシシも出るしね。




ということで、引き返し。


おや、この道路に大阪府東大阪市と奈良県生駒市の境目があるんですね。




それにしても、遊園地に戻るのにまたこの階段上がるの辛いわあ。。。





縦走コースをあきらめて、興法寺経由新石切駅コースをたどってみようと思い、いったん元来た入口へ戻ります。

これ、ケーブル生駒山上駅です。
コテコテな感じ、かつ、前々から思ってたけど犬猫のキャラクターかわいくないし。





気を取り直して新石切コースと書いてある方の道をたどってみましたが、あれ?あれれれ?またさっきの自動車専用道の出口に向かうやん?

地図もなく、標識もなくよくわからないので、ここはおとなしく元来た道を宝山寺方面へ引き返すことにしました。
カミーノが思いやられるねえ。
スペインにはちゃんと方位磁石と地図は持っていこう。


行きの傾斜がきつかった分、帰りの下り道は足に相当な負担がかかります。
もうすでに筋肉痛を感じています。
この遊歩道っぽいのが終わると、落ち葉がいっぱいで滑りやすい山道です。





どうにかこうにか無事下りきって、電車に乗って帰ってきたらまだ3時前!
確か家を出たのは10時。
う~ん、家から近いし標高642mしかないから、あっという間に登山が終わってしまいました。
傾斜がきつかったのでそれなりの運動量ではありましたが、あっけなさが残ります。
やはり生駒山縦走コースじゃないとなあ。


近々また六甲山あたりを狙ってみます。

狂言とイタリア仮面劇

2009年12月13日 | Weblog



みんぱく(国立民族学博物館)内に置いてあったイベント冊子に載っていたこの公演、ちょっとマニアックっぽいかなと思いましたが、面白そうなのでチケット買いました。

狂言は喜劇なので能に比べてより分かりやすく面白いとは思いますが、やっぱり興味ある人ってあんまりいないよな~と思って1枚だけチケットを買ったのですが、なんともう1枚招待券がついてきました!

なので先日落語デビューを果たしたNさん(知り合いにNさんが多いので、今後はまりりんさんに呼び方変更)を誘って行ってきました。

山本能楽堂って、うちからさほど遠くもないけど、行ったことなかったです。
小学校か中学校から能の鑑賞に行ったのは、あれは大槻能楽堂だったのかなあ?

現地に行ってみると、普通の家っぽいところでびっくり。
玄関もせまいのでお客さんの入退場に結構時間がかかってしまいます。(もちろん靴脱ぐから。)

民家っぽい建物の中にすっぽりと屋根つきの能舞台が収まっているのも、何やら不思議な感覚でしたが、狭いだけに間近で見られるのは良いと思います。


結論から言うと、とってもおもしろかったです!
最初に能の公演1本、次にイタリア仮面劇1本、最後に能とイタリア仮面劇のコラボ作品1本です。

イタリアから来たアンジェロ・クロッティさん、かなりコミカルな演技でした。
言葉が通じなくてもパントマイム的な身振り手振りでコメディは表現できるものです。
例えるならミスター・ビーンみたいな感じ?(違うか)

それにしても同じ庶民的な喜劇でも、イタリアと日本ではずいぶんと表現方法が違うものだなと思います。
やはり狂言は日本独特の世界を醸し出しています。
仮面劇の方は、サーカスに出てくるクラウン的な演技。

最後の「TONTO 盗人」というコラボ作品では、仮面をかぶった素人っぽい人たち(子供含む)が登場したのですが、終わってからの紹介でアンジェロさんが開催したワークショップの生徒さん達だそうです。
世の中にはマニアックな人たちがまだまだたくさんいますね~。

落語とはまた違った笑いを体験できて、楽しかったです。
また機会があれば狂言を鑑賞したいと思います。


余談なんですが、演目が始まる前に狂言とイタリア仮面劇それぞれの説明があったのですが…。

狂言の方は、狂言師小笠原匡さんによるお面の説明など、さくっと15分程度で終わったのですが、アンジェロおじさんによるイタリア仮面劇の説明が長いのなんのって…。

お面、15個ぐらい持ってきてて、1個1個説明長い…。
通訳込みで45分ぐらい説明だったんじゃないでしょうか。
最初は物珍しいのと、わざわざイタリアから来られてる俳優さんに敬意を表して真剣に聞いていましたが、だんだん疲れてきて、そのうち不機嫌になってきました、私。
ふと隣を見れば、まりりん寝てるし。。。(私もちょっと寝たけど)

会場は座布団席と、背もたれのない椅子席なので、長時間座ってると相当疲れるんです。
なのに面白くないレクチャーが延々と…。
だんだん会場の空気もダレてきて、お客さんの疲れも見えてきます。
そんなことより早く公演はじめてよ~とだれもが思っていたはず。

空気読めよ、アンジェロ!

おまけにまりりんと私は、会場へ来る前にドデカ盛りの海鮮丼を食べてきたせいか、喉も乾いています。
もうちょっと普通の劇場っぽいのを想像してたので、休憩時間に飲み物買ったりできるのかと思っていましたが、普通の家やし…。
自動販売機とかないし…。
まるで拷問でした。

疲れと眠気が限界に達して来た私は、なんとか紛らわすためにアンケート用紙に「イタリア仮面劇の説明長すぎます」とか「お客さん疲れてます」とか散々書いちゃいました。
もちろん公演後は、「狂言も仮面劇もとてもよかったです」とコメントを付け加えましたけどね。

今回の公演が成功だったので、来年もコラボ公演をやりたいそうです。
アンジェロおじさんの前説がもっと短くなったらもう1回見たいで~す。

ちなみに去年は文楽と狂言のコラボだったそうで、そっちの方が見たかった