地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

パサラヤ

2012年04月15日 | Weblog
今日はブロックMにあるPasarayaというデパートに行ってきた。
バティックやインドネシアのお土産物が豊富と聞いている。


もっとローカルチックなデパートかと思っていたら、結構建物はこぎれい。







普通にポロだのピエール・カルダンなどのブランドショップがある。
ジャカルタ中心部の高級デパートほどの品ぞろえとセンスではないが、靴やバッグもかなりたくさんある。

でも全体的にお客さんはすごく少なくて空いている。
日本人っぽい人もあんまり見かけない。


お昼前に到着したので、まずはランチを食べることにした。
地下のフードコートへ行くと、まだちょっと時間が早いせいもあり、閑散としていた。
KFCなんかも入っている。

何を食べようか迷った末、客引きのお兄さんにつられてインドネシア料理に。

Soto Ayam、鶏肉のスープとご飯のセット。




インドネシア料理を注文すると、ほとんど必ずと言っていいほどゆで卵(もしくは煮卵)がついてくる。
コレステロール的には困るんだけど、残すのもなんだから食べている。

スープはちょっとカレー味で、鶏肉とキャベツと春雨が入っていた。

おそらく、インドネシアの食べ方としては、ご飯とスープは別々にせず、ご飯の上にスープをかけて食べるんだろうな、と思う。

ということで、春雨が入っているのでご飯にかけるのも変な気がしたが、かけて食べてみた。
周りの人が誰も反応しなかったので、この食べ方は合っていると思う。


食後、デパート内をくまなく散策。
2階はイスラム教徒用の衣料品フロアで、パーティーで着るのであろうキラキラしたスパンコールなどがついた服や、これまたキラキラのジルバッブ(スカーフ)など多数。
でもどれもセンス悪い…。
うちの事務所のオシャレなAさんなら絶対こういうところで買い物はしないであろう。

3階はバティックやお土産物のフロア。




バティックだけでなく、イカット(かすり)の生地や製品がずらりと並ぶ。
すごい!ここ結構いいかも!



バティック素材の小物類もかなりの数あり、値段もお手頃。
このフロアもお客さんはポツリポツリしかいないが、私以外はほとんど西洋人客だった。


ここで、巻きスカート買っちゃった~




ついでに30%オフになっていた、伝統的なバティック柄のワンピースも。
今度バリに行くので頭の中はすっかりリゾート。




本当は出張時にジャケットを着なくても正装とみなされる、バティックのシャツを買いたかったのだが、デザインが日本人的にはイマイチなのよね…。
特に女性ものは。
子供用のバティックシャツはすごくかわいいと思った。

ここで気に入った布を買って、気に入った形のシャツなりワンピースなりを仕立ててもらうのが一番いいと思う。
そのためにはサンプルとなる服が必要。
う~ん…。


それから、インドネシアで絶対買おうと思っていた、ワヤン・クリッの人形を入手。
ジャワ島やバリ島の伝統芸能、影絵芝居の人形たちだ。




本体は水牛の革でできており、棒は角で作ってある。
色はオリジナルカラーのものはもっとカラフルだけど、こっちのバティックカラーというちょっと落ち着いた色の方が気に入った。

この1対の人形は夫婦らしい。
店員の説明は決まって「ロミオとジュリエット」。
札に書いてあるストーリーと読むとこうだ。

「昔々、とある妻がなんちゃらにさらわれました。夫が必死に取り返しに行き、無事に連れ戻すことができました。が、夫は妻が処女であるか疑いました。そこで妻は『では証拠を見せるので私に火をつけてください』と言いました。夫が妻に火をつけましたが、妻は全く燃えませんでした。これで妻の潔白が証明されました。めでたしめでたし。」

…みたいな。
え?火がつかなかった時点で魔女っぽいから有罪が証明されたのかと思ったら逆だったんですね?
っていうか、これを「ロミオとジュリエット」と呼ぶには無理がありませんか?


…。まあよい。
他のキャラクターの人形もあるが、店員的にはこのインドネシア版ロミオとジュリエットが一押しらしい。

人形は木でできたものとかもあったけど、やっぱり革製のがいいな。
他にもバンドン伝統の人形やら何やら、広大なフロアにものすごい数のお土産物が売っていて、楽しい。


他にもバリ島のお土産のオシャレな石鹸や、家具などありとあらゆるインドネシア土産がここに揃っている。
もっと早く来ればよかった、パサラヤ!
毎週来たいぐらいだ。

一応全フロアをチェックしてみる。
上のフロアには冬物衣料の売り場もあった。
インドネシアではどこへ行っても必要のない、毛糸の帽子や手袋、ダウンジャケットなど。
きっと富裕層が寒いところへ旅行に行ったり、スキーに行くときに買うんだろうな。
いや、まてよ、来月登ろうと思っているグデ山は2,000メートル以上あって上の方はかなり寒いと言ってたな。

よく見ると同じフロアの一角に登山グッズ売り場もあった。
もちろん日本ほどの品ぞろえは全くないが、一応Karrimorのザックとか寝袋らしきものも売っている。
トレッキングシューズになるとさらに品数は限られるが、一応売っている。
値段まではチェックしていないが、結構高いと思われる。

一番上のフロアは旅行カバンなどの売り場で、こっちはかなりの数の商品が置かれていた。
う~ん、やっぱり進んでいるなあインドネシアは。(ベトナム比較)




各フロアにごじゃれた感じのカフェもあり、お客さんが少ないのでくつろげそうだ。
一通り見た後1階に戻り、疲れたのでカフェでお茶をしたいと思ったが、また上の階まで行くのが面倒だったので、ついつい1階にあったスタバに入ってしまった。



ああ、変わり映えのしない行動をとっている。
やっぱり上のカフェに行けばよかったか。


本当はせっかくブロックMまで来たので、パパイヤスーパーで最近売り出されたという塩麹を買いに行きたかったのだけど、パサラヤですっかり満足してしまい、そのまま帰ることにした。
塩麹はつい先日、日刊じゃかるた新聞で紹介されたばかりなので、きっとジャカルタ在住の日本人主婦が殺到して売り切れているに違いない。
ほとぼりが冷めたころに買いに行こうっと。