<つづき>
まだ出発時刻まで1~2分あるはず。
でもバスは行ってしまいました。
忘れていました。
ここはアバウトな場所。
正確な時間に運行するよう時間調整などしないのです。
バス停前に人が立っていなければ、「あ、誰も乗らないのね」とそのまま素通りするのです。
焦って早食いして走った甲斐空しく、がっくり脱力。
さあて、どうしましょう。
次のバスは2時間後。
ここは川以外何もありません。
もう雨は止んでカンカン照りになっています。
…、フルーツガーデンまで歩くか。
ここから少し先にフルーツガーデンという場所があり、トロピカルフルーツの試食などができるのです。
ガイドブックに載っていたけどさほど興味なく、わざわざバスを降りて行くつもりにはしていなかったのですが、ここから一番近い施設はそこしかありません。
バスの時刻表で見ると、フルーツガーデン最寄りの「中間」というバス停まではほんの5分程度。
バスで5分なら徒歩で10分、いや15分か20分かな。
ともかく2時間ぼーっと待つよりマシなので歩きましょう!
道は海沿いの1本道。
迷うことはありません。
時々見える海の青さに感動し、周りの木々の緑に癒されつつひたすら歩きます。
もちろん他に人は歩いていません。
時折車が通るのみ。
そしてバスで5分のはずなのに、なかなかフルーツガーデンに到着しない。
あ、暑い…。
しかも私、今日は体を休める日だったはずなのに、なんでこんなに歩いてるの?
途中の自動販売機で買ったお茶を飲みつつ、目指せフルーツガーデン。
途中、普通の家なのかお店なのか分かりませんが、こんなオブジェが飾ってる家を発見。
木や貝など、自然のものを使ってかわいい。
確かこんなポストカード売ってたはず。
歩けど歩けどなかなかフルーツガーデンにたどり着かず、炎天下をたっぷり30分ぐらい歩くとようやく看板が…。
喜んだのもつかの間、その看板には「フルーツガーデン入口700m」と書かれています。
な、700mですか。
結構遠いですね。
矢印の示す方向に歩いて行くと、普通の民家があるエリア。
さらに矢印を追っていくと・・・・めっちゃ坂道でした。
ひぃひぃ、暑いししんどいし。
2日連続登山したのに、なんでまたこんな山道を登っているの私?!
ようやく上まで到着。
まだ70mあるんですか…。
しかも想像していた「施設」ではなく、ただの果樹園ですね。
(涼しいところに行きたかったのに…。)
果樹園の中にこんな感じのFruits Hutがあります。
喉がモーレツに渇いているので、「手作りすももジュース」を注文。
そしてフルーツとジャムの試食
ここは何組かのお客さんを一緒に案内してくれるようです。
私がフルーツを食べてると、奥からおばさんが「もう食べ終わりました~?」と急かしてきます。
お願いですから、もうちょっとのんびりさせて下さい。
ようやく食べ終わり、おじさんの案内で園内を回ります。
花や木の説明をしてくれ、ものの10分か15分程度で終了。
Fruits Hut果実庵にもどり、今度はセミノールジュースを注文。
もう喉が渇いて渇いて、異常なほど水分取ってます。
ちなみにセミノールとは、試食のお皿に乗ってたオレンジみたいなやつです。
(なんか、薬みたいな名前です…。)
たんかんとグレープフルーツを掛け合わせたものらしく、今の時期は冷凍果実なのですが、これがすっごくおいしかったんです!
で、期待してセミノールジュースを頼んだのですが、ジュースの方はさほどでも…。
しばらく休憩し、次のバスまでまだ時間があるけれど、またあの坂を下っていくのに15分ぐらいかかるだろうか、今度こそバスに乗り遅れないようにしないといけないので、早めに退散しよう、などなど考えつつ腰を上げました。
「それじゃあ失礼します。ありがとうございました」
すると店のおばさんが「車で来たの?」と聞くので「いえ、バスです」と答えると、「あんらまあ、じゃあ下から歩いて上がってきたの?早く言いなさいよ、送ってあげるから!」と。
そして案内してくれたおじさんに「このお客さん、歩いて上がってきたんだって!」と言うとおじさんが「じゃあ、車で送ってあげるよ」と。
まあ、なんて親切なんでしょう!
実のところを言うと、下りは別に車に乗せてもらわなくても…。
そして、車に乗っちゃうとバス停に早く着きすぎて、待ち時間長くなるんですけど…。
でもせっかくのご厚意なので乗せてもらうことに。
おじさんのトラックの助手席に乗り、「実は私、栗生でバスに乗り遅れたからここまで歩いて来たんですよ~」と言うと、おじさんは「それなら栗生から電話してくれたら車で迎えに行ったのに」と。
そ、そんな親切なシステムがあるとは、とんと知りませんでした。
そして「今度からは電話してくれたら迎えに行くから。あ、それと山ガイドもやってるから」と名刺を下さいました。
わ~い、次回はおじさんに山ガイドも頼みます。
そして親切なおじさんは、お土産にパッションフルーツを1個くれました。
スーパーで売っているものと違い、傷だらけですが、とてもいい香りがします。
朝ごはんにしようっと♪
帰りのバスはちゃんと乗り遅れずに乗り、おじさんからもらったパッションフルーツを大事にハンカチに包んで持って帰りました。
帰りのバスの運転手さんはわりと高齢の方で、ほとんどしゃべらない静かな方でしたが、それでも小学生のためにバス停じゃない場所で止まってあげたりしていました。
田舎はいいですね~。
そして地元の人でもバスに乗りなれていない人がいるらしく、途中から乗ってきたおばあちゃんが私に「降りる時はどのボタンを押すの?」と聞いてきました。
「降車ボタンはあれですよ。降りる前に言ってくださったら、私、代わりに押しますから」と言うと、「○△病院に行きたいんだけど…」と。
う~ん、私は地元民ではないのでわかりません。
運転手さんに聞きましょうか。
運転手さんに「○△病院まで」と伝えると、ちゃんとそこでおろしてくれました。
一旦ユースに戻りましたが、夜までほとんど人がいないので、またしばらくしてから外出。
「くつろぎの1日」とは程遠い1日です。
日が長いので、毎日夕方にウロウロしています。
もちろん地元の人はほとんど路上にいないんですけど。
ちょっと遅くなりましたが、救益神社にお礼のごあいさつに。
「おかげさまで無事に登山から帰ってきました。ありがとうございました。」
ふと、本殿の裏手を見ると、鹿がいました!
こ、こんな町中に?!
後で同室のYさんにも聞いたのですが、Yさんも初日にレンタサイクルをして走っていると町中でも鹿を見かけたそうです。
すごいぞ、屋久島。
夜ごはんはYさんと一緒に出かけることになりました。
わ~い、一緒にご飯食べる人がいると嬉しい。
Yさんは職場に「ひとりでご飯も旅も平気よ~」というアクティブな人が多く、それに影響されてYさんも一人旅などを始めるようになったそうです。
確かに一人で行動するオトナな女性は素敵です。
でもやっぱり「ご飯は一人より、誰かと食べたいな~。一人だと入りにくいお店もあるし~」ということで、共感。
まずは地元でおいしいと評判の居酒屋さんへ行ってみたのですが、カウンターだけの小さなお店で残念ながら予約も入っていて満席。
それならと、先日旧宮之浦大橋で出会ったおばあちゃんに教えてもらった別の小料理やさんへ。
で、とりあえず地元のものをと言うことで、トビウオの空揚げ。
そしてお刺身。(魚の種類、わからず)
屋久島のたまり醤油みたいなのと、普通のお醤油の2バージョン。
そしてやっぱりさつま揚げ。
ここでは「つけあげ」と言います。
Yさんと話していると色々と共通点(ベトナムの水上人形劇が好きとか)があり、とっても楽しかったです。
嬉しいなあ、こういう出会い。
翌日はもうお別れ。
やっぱり出会った人と別れるのは寂しいけど、また近々お会いしましょう!
最後にユースの部屋で記念写真をパチリ。
まだ出発時刻まで1~2分あるはず。
でもバスは行ってしまいました。
忘れていました。
ここはアバウトな場所。
正確な時間に運行するよう時間調整などしないのです。
バス停前に人が立っていなければ、「あ、誰も乗らないのね」とそのまま素通りするのです。
焦って早食いして走った甲斐空しく、がっくり脱力。
さあて、どうしましょう。
次のバスは2時間後。
ここは川以外何もありません。
もう雨は止んでカンカン照りになっています。
…、フルーツガーデンまで歩くか。
ここから少し先にフルーツガーデンという場所があり、トロピカルフルーツの試食などができるのです。
ガイドブックに載っていたけどさほど興味なく、わざわざバスを降りて行くつもりにはしていなかったのですが、ここから一番近い施設はそこしかありません。
バスの時刻表で見ると、フルーツガーデン最寄りの「中間」というバス停まではほんの5分程度。
バスで5分なら徒歩で10分、いや15分か20分かな。
ともかく2時間ぼーっと待つよりマシなので歩きましょう!
道は海沿いの1本道。
迷うことはありません。
時々見える海の青さに感動し、周りの木々の緑に癒されつつひたすら歩きます。
もちろん他に人は歩いていません。
時折車が通るのみ。
そしてバスで5分のはずなのに、なかなかフルーツガーデンに到着しない。
あ、暑い…。
しかも私、今日は体を休める日だったはずなのに、なんでこんなに歩いてるの?
途中の自動販売機で買ったお茶を飲みつつ、目指せフルーツガーデン。
途中、普通の家なのかお店なのか分かりませんが、こんなオブジェが飾ってる家を発見。
木や貝など、自然のものを使ってかわいい。
確かこんなポストカード売ってたはず。
歩けど歩けどなかなかフルーツガーデンにたどり着かず、炎天下をたっぷり30分ぐらい歩くとようやく看板が…。
喜んだのもつかの間、その看板には「フルーツガーデン入口700m」と書かれています。
な、700mですか。
結構遠いですね。
矢印の示す方向に歩いて行くと、普通の民家があるエリア。
さらに矢印を追っていくと・・・・めっちゃ坂道でした。
ひぃひぃ、暑いししんどいし。
2日連続登山したのに、なんでまたこんな山道を登っているの私?!
ようやく上まで到着。
まだ70mあるんですか…。
しかも想像していた「施設」ではなく、ただの果樹園ですね。
(涼しいところに行きたかったのに…。)
果樹園の中にこんな感じのFruits Hutがあります。
喉がモーレツに渇いているので、「手作りすももジュース」を注文。
そしてフルーツとジャムの試食
ここは何組かのお客さんを一緒に案内してくれるようです。
私がフルーツを食べてると、奥からおばさんが「もう食べ終わりました~?」と急かしてきます。
お願いですから、もうちょっとのんびりさせて下さい。
ようやく食べ終わり、おじさんの案内で園内を回ります。
花や木の説明をしてくれ、ものの10分か15分程度で終了。
Fruits Hut果実庵にもどり、今度はセミノールジュースを注文。
もう喉が渇いて渇いて、異常なほど水分取ってます。
ちなみにセミノールとは、試食のお皿に乗ってたオレンジみたいなやつです。
(なんか、薬みたいな名前です…。)
たんかんとグレープフルーツを掛け合わせたものらしく、今の時期は冷凍果実なのですが、これがすっごくおいしかったんです!
で、期待してセミノールジュースを頼んだのですが、ジュースの方はさほどでも…。
しばらく休憩し、次のバスまでまだ時間があるけれど、またあの坂を下っていくのに15分ぐらいかかるだろうか、今度こそバスに乗り遅れないようにしないといけないので、早めに退散しよう、などなど考えつつ腰を上げました。
「それじゃあ失礼します。ありがとうございました」
すると店のおばさんが「車で来たの?」と聞くので「いえ、バスです」と答えると、「あんらまあ、じゃあ下から歩いて上がってきたの?早く言いなさいよ、送ってあげるから!」と。
そして案内してくれたおじさんに「このお客さん、歩いて上がってきたんだって!」と言うとおじさんが「じゃあ、車で送ってあげるよ」と。
まあ、なんて親切なんでしょう!
実のところを言うと、下りは別に車に乗せてもらわなくても…。
そして、車に乗っちゃうとバス停に早く着きすぎて、待ち時間長くなるんですけど…。
でもせっかくのご厚意なので乗せてもらうことに。
おじさんのトラックの助手席に乗り、「実は私、栗生でバスに乗り遅れたからここまで歩いて来たんですよ~」と言うと、おじさんは「それなら栗生から電話してくれたら車で迎えに行ったのに」と。
そ、そんな親切なシステムがあるとは、とんと知りませんでした。
そして「今度からは電話してくれたら迎えに行くから。あ、それと山ガイドもやってるから」と名刺を下さいました。
わ~い、次回はおじさんに山ガイドも頼みます。
そして親切なおじさんは、お土産にパッションフルーツを1個くれました。
スーパーで売っているものと違い、傷だらけですが、とてもいい香りがします。
朝ごはんにしようっと♪
帰りのバスはちゃんと乗り遅れずに乗り、おじさんからもらったパッションフルーツを大事にハンカチに包んで持って帰りました。
帰りのバスの運転手さんはわりと高齢の方で、ほとんどしゃべらない静かな方でしたが、それでも小学生のためにバス停じゃない場所で止まってあげたりしていました。
田舎はいいですね~。
そして地元の人でもバスに乗りなれていない人がいるらしく、途中から乗ってきたおばあちゃんが私に「降りる時はどのボタンを押すの?」と聞いてきました。
「降車ボタンはあれですよ。降りる前に言ってくださったら、私、代わりに押しますから」と言うと、「○△病院に行きたいんだけど…」と。
う~ん、私は地元民ではないのでわかりません。
運転手さんに聞きましょうか。
運転手さんに「○△病院まで」と伝えると、ちゃんとそこでおろしてくれました。
一旦ユースに戻りましたが、夜までほとんど人がいないので、またしばらくしてから外出。
「くつろぎの1日」とは程遠い1日です。
日が長いので、毎日夕方にウロウロしています。
もちろん地元の人はほとんど路上にいないんですけど。
ちょっと遅くなりましたが、救益神社にお礼のごあいさつに。
「おかげさまで無事に登山から帰ってきました。ありがとうございました。」
ふと、本殿の裏手を見ると、鹿がいました!
こ、こんな町中に?!
後で同室のYさんにも聞いたのですが、Yさんも初日にレンタサイクルをして走っていると町中でも鹿を見かけたそうです。
すごいぞ、屋久島。
夜ごはんはYさんと一緒に出かけることになりました。
わ~い、一緒にご飯食べる人がいると嬉しい。
Yさんは職場に「ひとりでご飯も旅も平気よ~」というアクティブな人が多く、それに影響されてYさんも一人旅などを始めるようになったそうです。
確かに一人で行動するオトナな女性は素敵です。
でもやっぱり「ご飯は一人より、誰かと食べたいな~。一人だと入りにくいお店もあるし~」ということで、共感。
まずは地元でおいしいと評判の居酒屋さんへ行ってみたのですが、カウンターだけの小さなお店で残念ながら予約も入っていて満席。
それならと、先日旧宮之浦大橋で出会ったおばあちゃんに教えてもらった別の小料理やさんへ。
で、とりあえず地元のものをと言うことで、トビウオの空揚げ。
そしてお刺身。(魚の種類、わからず)
屋久島のたまり醤油みたいなのと、普通のお醤油の2バージョン。
そしてやっぱりさつま揚げ。
ここでは「つけあげ」と言います。
Yさんと話していると色々と共通点(ベトナムの水上人形劇が好きとか)があり、とっても楽しかったです。
嬉しいなあ、こういう出会い。
翌日はもうお別れ。
やっぱり出会った人と別れるのは寂しいけど、また近々お会いしましょう!
最後にユースの部屋で記念写真をパチリ。
ところで、ベトナム水上人形劇って面白いよね。
子供だましかと思ってたら意外に夢中になって
見ちゃった。あ~ん、旅に出たい。数日前子連れ
留学したひとの話し聞いちゃってね~。デンマーク
のフォルケホイスコーレって分かる???
ふふふ、考えちゃおうかしらん。
ネットで調べましたがな、フォルケホイスコーレ。(←いつ覚えられるだろう?)
一瞬、イスラエルのキブツと同じかと思いましたが、学校なのですね。
是非是非子連れ留学してください。
私も宝くじ当たったら追いかけますから!
私の1週間前に1人。
今週、また1人。
そしてお隣の支店でも1人。
皆、夏休みを利用して屋久島へ。
わが職場は屋久島ブームです
まったく相談してないのに、時期が微妙にズレているのが笑えます。
さすがに屋久島せんべいが飽きてきました。
(みんな考える事が同じ)
屋久島人気ありますよねー。
私の職場でも、私が行く1週間前に1人行ってました。
そしてすでに行ったことある人が2人、これから行こうと思ってる人が1人。
みんなで屋久島パワーにあやかりましょう!
P.S. 私は職場のお土産にタンカン餅を買いました。私の1週間前に行った同僚はよもぎ餅でした。
友達へのお土産で好評だったのは黒豚みそです。