『サレト浜頭。ところで砦にいる兵数は、どのくらいいるのであろう。』
訊ねるアエネアスのまなざしは真剣みを帯びてきていた。答えるサレトの目つきも鋭くなっていた。
『そうですね。大きな砦で500人くらい、小さな砦で200人ぐらいと思われます。』
『ポリメストルのところはどうだ。』
『領主ポリメストルの砦は、300人ぐらいのはずです。この辺りでは中規模と言ったところです。』
『そうか、まあ~、そんなところか。』
アエネアスの頭脳は、互いが持っている兵数の多さに考えが及んだ。話し合いは終わった。彼は、おもむろに口を開いた。
『浜頭の皆さん。いろいろと話してもらって、ありがとう。私たちのこれからについて、私どもで話し合わなければならないことが沢山ある。私どもが貴方たちに危害を加える、それは決してありません。安堵していただきたい。この私が貴方たちに約束する。それで、明後日の朝になるが、トリタス、どうだろう、皆さんと話し合いの場を持ちたいのだが了承していただきたい。あ~あ、トリタス、今日、このあとだが、このアレテスがポリメストルの砦の探索に出かける。それで頼みがある。』 アエネアスは、アレテスを紹介してトリタスに告げた。
訊ねるアエネアスのまなざしは真剣みを帯びてきていた。答えるサレトの目つきも鋭くなっていた。
『そうですね。大きな砦で500人くらい、小さな砦で200人ぐらいと思われます。』
『ポリメストルのところはどうだ。』
『領主ポリメストルの砦は、300人ぐらいのはずです。この辺りでは中規模と言ったところです。』
『そうか、まあ~、そんなところか。』
アエネアスの頭脳は、互いが持っている兵数の多さに考えが及んだ。話し合いは終わった。彼は、おもむろに口を開いた。
『浜頭の皆さん。いろいろと話してもらって、ありがとう。私たちのこれからについて、私どもで話し合わなければならないことが沢山ある。私どもが貴方たちに危害を加える、それは決してありません。安堵していただきたい。この私が貴方たちに約束する。それで、明後日の朝になるが、トリタス、どうだろう、皆さんと話し合いの場を持ちたいのだが了承していただきたい。あ~あ、トリタス、今日、このあとだが、このアレテスがポリメストルの砦の探索に出かける。それで頼みがある。』 アエネアスは、アレテスを紹介してトリタスに告げた。