『皆が集まってきましたね。皆がとてもうれしそうにしています。このような喜喜とした皆の顔が見れるとは』
『イリオネス、皆に何を伝える?』
『そうですね。皆が喜ぶ話をしてくだされば、それでいいと思いますが、あとは適当に』
『ところで砦の呼称をなんとするか。お前に案があるか』
『呼称ね。皆が口にしているのは、これは、アエネアスの砦だから『アエネーダナエ』といっています。私はこれはいいなと思っています。この砦に一番ふさわしい呼び名ではないかと思います。しかし、発表するタイミングですが、明日、儀式を終えたときがいいと思いますが』
『判った。そうしよう』
イリオネスは、集まった皆を見渡した。
『おっ!諸君、集まってくれたか。この工事を始めて2週間、皆、ご苦労であった。工事の責任者として、皆に心から礼を言う。砦そして宿舎が完成した。よく見てくれ。この砦は、諸君たちが日夜、精魂をこめて造り上げた砦だ。宿舎も然りだ。そこでだが、現在使っている居留地から、明日午前中、それも朝のうちにだ、この砦の宿舎に移ってもらう。そして、明日、太陽が一番高いときに完成の儀式を行い、そのあと、ささやかではあるが、完成の宴を催行する。以上だ。もう一度、諸君たちに礼を言う、ありがとう』
『イリオネス、皆に何を伝える?』
『そうですね。皆が喜ぶ話をしてくだされば、それでいいと思いますが、あとは適当に』
『ところで砦の呼称をなんとするか。お前に案があるか』
『呼称ね。皆が口にしているのは、これは、アエネアスの砦だから『アエネーダナエ』といっています。私はこれはいいなと思っています。この砦に一番ふさわしい呼び名ではないかと思います。しかし、発表するタイミングですが、明日、儀式を終えたときがいいと思いますが』
『判った。そうしよう』
イリオネスは、集まった皆を見渡した。
『おっ!諸君、集まってくれたか。この工事を始めて2週間、皆、ご苦労であった。工事の責任者として、皆に心から礼を言う。砦そして宿舎が完成した。よく見てくれ。この砦は、諸君たちが日夜、精魂をこめて造り上げた砦だ。宿舎も然りだ。そこでだが、現在使っている居留地から、明日午前中、それも朝のうちにだ、この砦の宿舎に移ってもらう。そして、明日、太陽が一番高いときに完成の儀式を行い、そのあと、ささやかではあるが、完成の宴を催行する。以上だ。もう一度、諸君たちに礼を言う、ありがとう』