スダヌスは、アヱネアスらと顔を合わせた。
『やっややっ!これはこれは、皆様方お揃いで。統領、先日は俺が浜へおいでいただいた折にはご無礼いたしました。今日は、私のほかに浜頭三人が同道しております。何卒、よろしく。これこの通りです』
彼ら四人の浜頭は、深々と低頭した。
『あ~あ、先日、スダヌス浜頭のところでお会いした皆さんですね。トロイの民を統べているアヱネアスです。よろしく』
『軍団長殿、如何ですか、この島の住み心地は?』
『住み心地ね。気候が温暖で過ごしやすい。それが何よりと喜んでいます』
『ところで軍団長殿、いや~、あれはとても気持ちがいいですね。朝起きて寝床から這い出て、海に身を浸す朝行事、あれで気持ちがさっぱりします。癖になりますな』
スダヌスは、イリオネスと目を合わせた。ここで言葉を改めた。
『軍団長殿、些少です、これらをお受け取りください。私どもの気持ちです』
『これはありがたい、喜んで頂戴します』
アヱネアスも続いて礼を述べた。
『浜頭、ありがとう。羊が6頭もいるではないか。これは大変ないただきだな。ありがとう、感謝する』
イリオネスは、オロンテスと昼食の件について打ち合わせた。
『判りました、いいでしょう。場は例のところで』
『おう、それでいい』
オロンテスが場を立って行く、テカリオンがパリヌルスの傍らに寄ってきた。
『おい、パリヌルス、これは何なのだ。あの四人のうちの一人、俺の顔見知りのキドニアの浜頭だぜ。名は、ダルトンと言う』
『やっややっ!これはこれは、皆様方お揃いで。統領、先日は俺が浜へおいでいただいた折にはご無礼いたしました。今日は、私のほかに浜頭三人が同道しております。何卒、よろしく。これこの通りです』
彼ら四人の浜頭は、深々と低頭した。
『あ~あ、先日、スダヌス浜頭のところでお会いした皆さんですね。トロイの民を統べているアヱネアスです。よろしく』
『軍団長殿、如何ですか、この島の住み心地は?』
『住み心地ね。気候が温暖で過ごしやすい。それが何よりと喜んでいます』
『ところで軍団長殿、いや~、あれはとても気持ちがいいですね。朝起きて寝床から這い出て、海に身を浸す朝行事、あれで気持ちがさっぱりします。癖になりますな』
スダヌスは、イリオネスと目を合わせた。ここで言葉を改めた。
『軍団長殿、些少です、これらをお受け取りください。私どもの気持ちです』
『これはありがたい、喜んで頂戴します』
アヱネアスも続いて礼を述べた。
『浜頭、ありがとう。羊が6頭もいるではないか。これは大変ないただきだな。ありがとう、感謝する』
イリオネスは、オロンテスと昼食の件について打ち合わせた。
『判りました、いいでしょう。場は例のところで』
『おう、それでいい』
オロンテスが場を立って行く、テカリオンがパリヌルスの傍らに寄ってきた。
『おい、パリヌルス、これは何なのだ。あの四人のうちの一人、俺の顔見知りのキドニアの浜頭だぜ。名は、ダルトンと言う』
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