つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

それは、普段なかなか聞けない、弁護士の本音の独り言

腸(はらわた)は腐っていたか?

2015-07-26 21:04:44 | 俺のポリープ

一昨日の金曜日(7月24日)に大腸内視鏡検査を受けてきた(@おなかの富士見台クリニック)。

6月に受けた弁護士会の定期健康検診で検便に潜血反応が出たからだ。

胃の内視鏡検査以来の体内撮影。

検査当日は朝から下剤を服用せねばならぬ。

何が嫌と言ってこれがすごく嫌。

腹を壊して下痢下痢、というあの不快な状態を人工的に作り出すのだから、一部のスカ●ロファンの方以外、ほとんどの方は下剤服用を嫌悪すると想像するがいかがか。

 

口(または鼻)から内視鏡を入れる胃と違って、大腸の場合は●シリの穴から内視鏡を入れる。これも超絶に嫌。

オ●リの穴は私の一番のウィークポイントだ。

見られるのも、触られるのも、息を吹きかけられるのも嫌。自分の性癖がホ●セクシャルじゃなくて本当に良かったと思う。

なのに、何の因果で大腸内視鏡・・・。

だいたい、潜血反応ってゆーけど、1日目は50ng/ml以下(正常範囲は130ng/ml以下)。2日目に140ng/mlだっただけだぞ(便潜血反応検査は2日分のウン●を提出するのだ)。

2回検査して、わずか10ng/mlのオーバー。

これって誤差の範囲じゃね?

そういえば1日目の夜、キムチをたくさん食べたような気が。いやいや、2日目にベンの野郎(※アメリカ人の友達ではない)がなかなか出てこなかったもんだから、東京地裁8階(北側)の個室で少し無理してリキんだので切れたか?

とにかく、2日目の潜血には思い当たる節(ふし)大有りだ。

「自分的に思い当たる節が(病気以外に)いくつもあるんだから内視鏡検査は次の機会でいいんじゃないか」

と姑息な小役人のように先送り計画を立案したりしてみる。

しかし、検査結果の通知書には「速やかに大腸の精密検査を受けろ」と書いてあるし、秘書からは「すぐ病院に行け」と怒られるしで、しぶしぶ検査の予約を入れた次第だ。

 

検査自体は(朝の下剤服用~2時間のトイレ往復を除けば)不快でもなく、恥ずかしくもなく、痛くもなかった。

「鎮痛剤」(たぶん麻酔)を点滴されて、ほとんど瞬殺で眠りこけたからだ。

 

で、検査結果。

これまでの悪行三昧(ざんまい)からして、

「う~む。腸(はらわた)が腐りきってますな。」

と言われるのではないかとビクビクしていたが、幸い、(下剤のおかげもあって)我が腸内は腐敗の痕跡もなく綺麗であった。

オシ●の穴から70cmくらいのところ(横行結腸と下行結腸のコーナー付近?)に、6mm大のポリープが見つかった以外は。

 

私の(ケツの穴の)貞節を奪った忍者ハットリくん(今回、内視鏡検査をしてくれた先生。仮名。)の説明では、わがポーリー(※ポリープのこと。アメリカ人の愛称っぽく呼ぶと可愛い感じがするので以後、こう呼ぶことにする)には血管が凝集しており、組織検査のために一部を切り取っただけで出血が止まらなくなって大変だったそうだ。

おかげで我が腸(はらわた)内には止血用クリップが残されたままだ。

「止血用のクリップは●ンチと一緒に出てきちゃいますから心配いりませんよ。

ただ、組織検査には回しますが、6mmの大きさや血管が凝集してる状態を考えると、早期に手術で除去された方がいいですね。

今なら内視鏡で取れますし。」

と忍者ハットリくん(仮名)。

「またあの下剤(約1.5リットル)を飲むのか・・・」

とゲンナリするも、

「ま、半日で終わるなら」

と気を取り直したら、

「いや、出血の状態とか考えると、万全を期して2泊3日の入院コースですね。」

と言う。

勇気を鼓舞(こぶ)して真っ暗な森の一本道を歩き始めた途端、飛び出してきた忍者にマキビシばら撒(ま)かれたような気分だ。

 

これは聞かなかったことにすべきではないか?

幸い、この診察室には私と忍者ハットリくん(仮名)しかおらぬ。

忍びの世界の情報を表の世界に流してはならん。

NARUTOもきっとBORUTOにそう言うってばよ(←映画NARUTOをご存じない方には意味不明のネタ)

翌日、検査を心配したT社長からさっそく連絡を頂いた。

T社長の優しさに感激して、思わずぽろっと、

「いやぁ、6mm大のポーリーが見つかっちゃいまして。」

と自白したら、早々にお知り合いのお医者さんからセカンド・オピニオンを取ってくれた。

「6mmならまず心配は無いが、病理検査結果を待たずに取った方が良い。

 

なんと。

T社長、10Antsの会の名誉会長だとばかり思っていたら、その正体は忍びの里の長老であったか・・・

我が周りで正体を現し始めた忍びの者たちは、着々と「入院~下剤(約1.5リットル)~(我がオシリの穴の)セカンド・バージン」へと包囲網を狭めてきおる。

ええぃ。この忍びの者たちの相手をできるのは弥七(やしち)しかおらん。弥七を、風車の弥七を呼べい! ささ。ご老公は危ないですから助さんの陰に隠れいてください。

何を言うんじゃ、格さん。わしはまだまだ戦えますぞ。そんなことより、格さんは八兵衛を守ってやんなさい。

 

下剤も嫌。手術も嫌。入院も嫌。オシリの穴から内視鏡突っ込まれるのも嫌。

嫌々が高じて水戸黄門の世界に逃避した我が魂だ。

 

さて。

このブログでは親父の肺癌から私の歯のレントゲンまで、個人情報もクソもなく(身内と私の)情報を公開しているので、今回は私の腹の中の情報公開だ。

これだ↓

ちょっと見辛いが、上段右端が6mm大のマイ・ポーリー。

下段はマイ・ポーリーをちょっと切ってみたらドバドバ出血しちゃったところだ。

検査&出血中は(麻酔も効いてるので)別に痛くもなかったのだが、忍者ハットリくんからこうやって写真を見せられると、途端に下腹部が痛いような気がしてくるから不思議だ。どんだけ暗示に弱いんだ、俺。

 

マイ・ポーリーの一部の検査結果は8月上旬に出る。

大腸ポリープは10mmを超えるとガンの可能性が大きくなってくるというから、微妙なところだ。

こりゃ、親父より先に私が大腸ガンで逝くかもしれんな。ガンだったら、(親父より)若い分、進行も早そうだし。

というわけで、「親父の肺癌」と並行して、新たに「俺のポリープ」というカテゴリーも作ってみた。

マイ・ポーリーの今後は「俺のポリープ」で随時ご報告だ(誰に?)。