2013年7月27日(土)
監督 ダン・スキャンロン
声の出演 石塚英彦、田中裕二
洋画なのに声の出演を書いているのは、日本語吹き替え版で観たから。
下のチビと一緒に。
ディズニー映画って、悔しいけど、やっぱり「巧い」です。
あ、ディズニーというよりPIXARが凄いのか。
前作(モンスターズ・インク)の主人公、マイクとサリーの大学時代がお話の舞台ですが、見事に「大学生のマイクとサリー」が描きあげられていて唸りました。
上手く言えませんが、
「あぁ、こういう大学生のマイクが成長するとああいうマイクになるよなぁ」
「ああいうサリーの大学時代って、確かにこうだったかも」
という感じでしょうか。
75点。
ちなみに、モンスターズ・インクに登場するランドール・ボッグスは大学時代のマイクと同部屋の友人で、入学当初はマイクの親友だった(親友になろうとしていた)とか、サブネタも効いてます。
作品のテーマはPIXAR映画の普遍的なメッセージですな。
「世間とか学校とかからダメの烙印を押された奴らだって、ちっともダメじゃない」
とか
「諦めないというパワーこそが人生を変える」
とか。
創設者のスティーヴ・ジョブスの生き様がPIXARという会社を通じて映画にも脈々と息づいているんでしょう。
何かを彷彿とさせるなぁ、と思いながら観ていましたが、後になって気づきました。
話の展開も、舞台も、全然違うけど、アル・パチーノ主演の「夢の香り」(セント・オブ・ウーマン)をどこか彷彿とさせます。
どこが、と言われると困りますが。
アメリカの大学とか全寮制のハイスクールとかに漂っている空気みたいなものが共通しているのかもしれません。
ちなみに、「夢の香り」(セント・オブ・ウーマン)は私が自己ベスト10に入れている名作です。