つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

それは、普段なかなか聞けない、弁護士の本音の独り言

腫瘍マーカーの数値(18)

2014-09-29 20:42:36 | 親父の肺癌

親父の肺ガンは下部のガンが少しずつですが大きくなってきています。

腫瘍マーカーの数値も基準値を超えたり戻ったりするもの(NSEやCA19-9など)が少し増えてきたような気がします。

まぁ、数値に一喜一憂してても仕方ないと思ったりしますが。

人間の生き死には数値だけで予測可能なほど簡単にはできていないので。

 

私事ですが、9月16日に人生初の胃カメラ検査をしてきました。小さなポリープが見つかったので検査に回されました。

こりゃあ、このカテゴリー名を「親父の肺癌・俺の胃癌」に変更か、とか思ったりしてましたが、幸い検査結果は良性。

ただ、胃の中にピロリ菌が確認され、親父方の祖父は確か胃ガンで亡くなっているはずなので、近々、ピロリ菌除去の薬を飲む予定でございます。

ピロリ菌がコロリですな。親父ギャグです。すいません。

 

それより、先週、秋の花粉症から始まった秋風邪・喘息をこじらせました。

裁判期日(電話会議)と打ち合わせが入っていたため事務所に出てきましたが、裁判(電話会議)を終えた時点で熱が38.5度に。

我慢できず打ち合わせ前にかかりつけのクリニックに行って点滴。

お陰でかなり楽になりましたが、帰り道、外堀通りの横断歩道を渡っている途中で激しいめまい(身体の右半分が自分の身体じゃないような何とも不思議な感覚)に襲われ、危うく、外堀通りの真ん中でタクシーにひかれそうになりました。

こりゃ、サーフィンとかしてる場合じゃないのか?

そうなのか、俺?

 

というわけで、親父の腫瘍マーカー検査結果(2014年8月30日時点)は以下のとおり。

(  )内は前回検査時(2014年7月30日)の検査結果。

CRP 0.59(0.44)※基準値0.3以下 0.4~0.9だと体内に軽い炎症が発生している可能性を示す

ProGRP 69(59)※基準値81以下 肺ガンに特有の腫瘍マーカー

CEA 3.8(3.3)※基準値5.0以下 胃・大腸・肝臓ガンに特有の腫瘍マーカー

NSE 13.7(16.9)※基準値16.3以下 小細胞肺ガン、神経芽細胞腫に特有の腫瘍マーカー。告知時(2012/10/11の数値は22.8)

CA19-9 38(34)※基準値37以下 膵臓・胆道・胃・大腸・肝臓ガンに特有の腫瘍マーカー【これまでの経過を見ると、この数値だけがたまに基準値を超える。すぐに元に戻りますが。】

【免疫力の数値】

アルブミン 4.1(4.0)※基準値3.8~5.3

リンパ球 38.7(36.4)※基準値18.0~59.0

ガンの大きさは

上部 縦2.14cm(1.65cm)

    横2.32cm(2.37cm)

    奥行−cm(−cm)

下部 縦3.61cm(3.25cm)

    横6.16cm(5.94cm)


妖怪ウォッチ

2014-09-25 16:55:58 | 子育て

小学生以下の子どもがいない方には面白くも何ともない話題であろう。

久しぶりの更新のくせに一部の限られた方にしか理解してもらえない話題に持ち込もうとする私もどうかと思うが、どうでしょうか?(←卑屈?)

 

で、妖怪ウォッチである(分からない人は適宜、ググってくれたまえ。ぐぐっとな。)。

 

「妖怪ウォッチ」というのは、今、ちびっ子たちの間で大人気のアニメである。

グッズの「妖怪メダル」や「妖怪ウォッチ」は即日完売、入荷は未定。メダルを買うために開店前から(へたをすると徹夜で)行列ができる。

こんな感じだ↓

 

先日、自宅近くのとしまえんでフリーマーケットをしていたので下のチビと覗きに行ってきた。彼もまた「妖怪ウォッチ」に取り憑かれている一人である。

これまで市場で品薄だった「妖怪ウォッチ・グッズ」がそろそろフリーマーケットにも出品されるようになってきた。

ネット市場では以前から転売屋さんたちが非常識な・・・いや、その・・・常軌を逸した・・・・じゃなかった、とにかく高値で出品しておられたのだが草の根レベルのフリーマーケットにまでは出回ってこなかったのだ。

簡単に言えば、値が上がるのを期待して買い占めてた大人たちがガメてるのに耐えきれなくなって市場放出に転じたわけだ。米騒動と同じ原理だな。

とはいえ、先日のとしまえんのフリーマーケットで見つけた「妖怪メダル」の最高価格は1枚7,500円だった(※私と5歳のチビのリサーチ調べ)。

元値は1枚100円そこそこの、妖怪のシールとQRコードが貼り付けてあるだけの安っぽいプラスチック製のメダルが、である。

 

フリーマーケットで、子ども相手にどんだけイカれた値段つけとんじゃ!

 

いつだったか「妖怪ウォッチ・ブーム」を仕掛けている方が「ドラえもんやポケモンのように国民的な人気キャラクターに育てたい」とおっしゃっているのを聞いただか読んだだかした記憶がある。

ここで私、予言しておきます。

無理です。たぶん。

理由のその1:TVアニメの内容がクソつまりません。

こんだけ内容の空虚なアニメも珍しい。ドラえもんにしてもポケモンにしても、アニメの内容はそれなりにあるぞ。ちなみに、私はドラえもんで5回、ポケモンで3回、号泣したことがある。「妖怪ウォッチ」ごときをドラえもんやポケモンと同列に論じるのはドラちゃんやピカチュウに失礼だ。

理由その2:金目当ての大人がブームを煽っているのが見え見え。

「妖怪ウォッチ・グッズ」の発売メーカー(特に名を秘す)も生産調整をしているはずだ。というか絶対している。

商品の生産量を調整して市場の飢餓感を煽って人為的にブームを作り出す、というのは古くからある広告戦略の一つである。別に違法でも何でもない。

しかし、私の個人的な感情として、

10才にもならない子どもたち相手に、そういう汚い(と敢えて言う)戦略でモノを売りつける、ということは断じて認めない。

そもそも、そういう姑息な手段を弄さなければブームが盛り上がらない、ということ自体、「この商品、ホントは面白くも何ともありません」と自ら認めてるようなもんだ。

実際、分別がつき始めた小学校高学年以上の子どもたちはあまり「妖怪ウォッチ」に興味を示していない(※私リサーチ調べ)。

私の捻くれた性格故に、わが家では「妖怪ウォッチ・グッズ」を一般的な店頭小売価格以上では絶対に買わない。行列に並ぶなど言語道断である。

「妖怪ウォッチ・グッズ」が欲しくて仕方がない下のチビ(5歳)は、何故、パパがこれほど憤慨して「妖怪ウォッチ・グッズ」を買ってくれないかおそらく理解できていない。

 

先日、そんな下のチビを見かねた長男が手作りで「妖怪ウォッチ」を作ってやっていた↓

 

 

その後、たまたま買い物に行った光が丘LIVINで本物の「妖怪ウォッチ」を購入することができた(もちろん一般的な店頭小売価格で。)。

だから下のチビは今、2つの「妖怪ウォッチ」を持っている。長男(11歳)が手作りしてくれたのと私が買ってやったのと。

 

親バカで言うんじゃないぞ。

親バカで言うんじゃないけど、私は長男が弟のために手作りした「妖怪ウォッチ」の方がどんな「妖怪ウォッチ」よりカッコイイし尊いと思う。

大人たちの姑息な広告戦略とか仕掛けブームの遙か上を、いつだって子どもたちは軽やかに越えていくもんだ。

 

今のままなら妖怪ウォッチ・ブームは遠からず廃れる、と思う。


てさぐり

2014-09-11 09:06:27 | 日記

1ヶ月ぶりに更新した昨日の「まとめてレビュー」のシェア数がやたら伸びてる。

びっくりした。

いや、そんな、シェアして頂けるようなたいそうな内容ではござらん(と心にもない謙遜をしてみる)。

あ、言っとくが、自分でシェアしまくってるわけじゃないぞ。投稿直後こそ自らの意思でシェアしたけどね。・・・って、してんじゃん、俺。

 

さて、盲導犬が刺されたり、盲学校の女生徒が暴行を受けたり、聞くだけで耳が腐りそうな事件が続いている。

 

細野富二彦先生の作品に「ジャッジ」という漫画がある。

闇の司法官、逢魔 法一郎(おおま ほういちろう)が、現実世界の法律では裁ききれない悪人どもに闇の刑を科していく、というストーリーだが、その刑の一つに「両目に五寸釘を打ち込む」というのがあった。

盲導犬を刺したヤツ。盲学校の女生徒を蹴ったヤツ。

お前ら、闇の司法官に捕まったら五寸釘の刑だぞ(←弁護士にあるまじき不穏当な発言)。

 

年がら年中(というほど頻繁に更新はしていないが)ブログで不穏当な発言ばかりしているので、今日は少しだけ真面目な発言をするぞ。

国内の全盲の方の数は、総務省の資料によれば3万人強だそうだ。

日本の人口が1億2000万人だとして実に4000人に1人は全盲の方である。

この方たちの目の代わりになっているのは盲導犬か白杖だ。

盲導犬か白杖だけが頼りだ。

全盲の方や全盲の方を助けている盲導犬に暴行を振るったり暴言を投げつける人間がいる、ということ自体、私の想像を軽く超えているが、

こういうクソ野郎(←弁護士にあるまじき下品な発言)がいる、というのが日本の現実だ。

 「クソ野郎」とか言うと、また「言葉が汚い」とか「品がない」とかご親切なコメントを頂いたりするので、以下、クソ野郎のことは「ウンコ殿」という。

 

日本にはこういうウンコ殿がいる。

ウンコ殿を一人ずつ探し出して五寸釘の刑に処する、というのも一つの方法かもしれんが、ウンコ殿を相手にして我々がウンコまみれになるより、

「全盲の方は盲導犬か白杖だけが頼り」という前提を変えた方がなんぼか話は早い

と私は思うぞ。

全盲の方は4000人に1人の割合だ。

つまり、3999人が1人の全盲の方の目の代わりになれば、もしかしたら盲導犬も白杖もいらない世界がやってくるんじゃないか?

3999×2=7998個の目で一人の全盲の方を見守れば、彼らや盲導犬を傷つけるクソ野郎、おっと間違い。ウンコ殿はいなくなるんじゃないか?

駅で白杖をついている人を見かけたら

「どこまで行くんですか? 一緒の方向だから途中まで一緒に行きましょうか?」

と声をかけるのはそんなに大変なことか?

途中まで一緒に歩いてあげることができないほどに、その駅にいる人全員が仕事や学校やデートの約束に追われているのか?

目の不自由な人がいたら、周りにいる目の見える人間がその人の目の代わりになればいい。

耳の不自由な人がいたら、周りにいる耳が聞こえる人間がその人に代わって話を聞いてあげればいい。

車いすの人が段差で困っていたら、周りにいる人間が少しだけ手助けしてあげればいい。

それはそんなに難しくて、時間のかかることか?

 

盲導犬が刺されたとき、盲学校の女生徒が蹴られたとき、私はその場にはいなかった。

しかし、白杖を頼りに歩いている人に今まで声をかけようとしなかった私も、結局のところ、ウンコ殿の共犯者だ。 


まとめてレビュー

2014-09-10 19:51:35 | 映画

実に1ヶ月ぶりくらいの更新である。

一度サボり始めると、夏休みの宿題とか仕事と同じで、溜まり続けるノルマに反比例して記事をアップする気は加速度的に急降下だ。

私がこんな状態なのに、毎日毎日、ブログを見に来てくれる「つれ弁ファン」の方、ホントにありがとうございます。

 

というわけで、映画のレビューが溜まりまくってしまっておる。もう、1日1投稿ではとうてい追いつかぬ。

面倒くさいので今回はまとめてレビューだ。

 

【ポケモン・ザ・ムービーXY破壊の繭とディアンシー】

2014年7月20日(日)

監督:湯山邦彦

出演:松本梨香、大谷育江

50点

子どもたちと観ました。

そして途中から爆睡しました。

結局、「ディアンシー」がどういうポケモンだったのか、いまだにわかっていない。

(そんなんで偉そうに点数つけるな! とのご批判は甘んじてお受けします。)

 

【トランセンデンス】

2014年7月23日(水)

監督:ウォーリー・フィスター

出演:ジョニー・ディップ、レベッカ・ホール、ポール・ベタニー

25点。

クソつまらない。

何を言いたいのかさっぱりわからない。とにかく脚本がまるでだめ。

「ジョニー・ディップ使ってこれかよ」という感じ。

監督は「春を背負って」と同じくカメラマン出身。

「名カメラマンに映画を撮らせれば名作が生まれるだろう」なんていう安易な発想をする輩は洋の東西を問わずにいる、ということだな。

 

【思い出のマーニー】

2014年7月25日(金)

監督:米林宏昌

出演:高月彩良、有村架純、松嶋菜々子

90点。

私はジブリの作品はあまり好きではないのだが、これは面白かった。

ネットのレビューを拝見すると「百合っぽい」とかいう意見が多いみたいだけど、そうかなぁ。全然そんなこと感じなかったけどな。

この作品を見てレズビアンを連想する人たちの感性って、いったい・・・

そういえば、「風立ちぬ」のレビューで、「流れる雲をちゃんと見たことのない人間が作っている」と酷評した記憶があるが、今回の映画では流れる雲も、風にそよぐ草も、湖のさざ波も見事に描かれていた。

もしかして米林監督は私のブログを読んでいるのか? そうなのか? ちがうな。たぶん。

 

【ドラえもん STAND BY ME】

2014年8月9日(土)

監督:八木竜一、山崎貴

出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ

70点。

子どもたちと観ました。

日本中で涙の嵐、とか言われてるけど、それほど私は泣けなかった。

ドラえもんの(幻の)最終回については、かれこれ25年くらい、「あれは泣ける!」と酒の席等で吹聴していた私だが、限られた上映時間中に「ドラえもんの登場~のび太との別れ」をぶち込んでいるので、「別れ」のシーンが今ひとつ、胸に迫ってこない。

のび太との色々なエピソードが積み重なって、少しずつ成長したのび太がいて、それでもドラえもんを頼っているのび太がいて・・・という蓄積がないと、あの最終回は泣けないのだ。

あと、なんでCGアニメに敢えてしたのかも意味不明(3D版もあり)。

 

【るろうに剣心京都大火編】

2014年8月15日(金)

監督:大友啓史

出演:佐藤健、武井咲、伊勢谷友介

60点

一人で観た。

原作は読んだことないが、佐藤健さんはいい味出してると思うな。

ただ、これに続く続編(伝説の最後編)があるので、話としてはまったく完結していない。まるでテレビの連ドラ観てるみたい。

観客から金を取って、完結していない作品を見せるという作り手の考え方には共感できないな。

だったらテレビドラマでよくね?

 

【プレーンズ2 ファイアー&レスキュー】

2014年8月16日(土)

監督:ボブス・ガナウェイ

出演(吹き替え):瑛太、近藤春菜、箕輪はるか

75点

子どもたちと観ました。特に下のチビがプレーンズのファンなので。

前作から比べるといい出来だと思う。

前作で酷評した「悪のスパイス」が今回は程良く効いていました。

もしかして、ウォルト・ディズニー・カンパニーはこのブログのファンとか?

ちがうな。ぜったい。