つれづれなるままに弁護士(ネクスト法律事務所)

それは、普段なかなか聞けない、弁護士の本音の独り言

至福の日々

2024-08-09 00:59:00 | 映画

このところ映画と演劇漬けという至福の日々を送っている。

きっかけは敬愛する高橋いさをさんから、新宿武蔵野館で上映中の「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選GRAND FINALE」の案内を頂いたことだった。




いさをさんと私は何を隠そう(隠してないが)ベルモンド主演の『おかしなおかしな大冒険』(原題はLe Magnifique)の大ファンである。

ベルモンドの映画は1980年代後半頃から日本での上映が減少した。一説にはフランスを代表するトップスターになったベルモンドの映画の興行権価格が高騰してしまい、日本の配給会社がおいそれと手を出せなくなってしまったからだ、と言われている。『おかしなおかしな大冒険』に至っては実に約50年ぶりに「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選GRAND FINALE」でリバイバル上映された。ちなみに、いさをさんも私もこの作品の初見はTV(ゴールデン洋画劇場)だった。

どんな流れでそういう話になったのかはもう忘れてしまったけれど、あるとき、いさをさんと「ジャン=ポール・ベルモンドはいい」「子どものころにTVで見た『おかしなおかしな大冒険』が忘れられない」と意気投合した。

いさをさんは「初期の劇団ショーマ(※かつていさをさんが主宰していた、小演劇界の一世を風靡した劇団)のメタ・フィクション技法の作品は『おかしなおかしな大冒険』の影響を強く受けている」という。言われてみれば確かに「なるほど」と思い当たるところがある。

自分がなんのかんのと40年近くいさをさんの作品に惹かれ続け、時にその創作のお手伝いまで買って出たりしてきた理由がそのときストンと腑に落ちた。

私の事務所から新宿武蔵野館までは地下鉄で3駅。30分もかからない距離である。

仕事をほっぽらかして、もとい、多忙な仕事の合間を縫って、私はせっせと新宿武蔵野館に通った。



新宿武蔵野館で見たベルモンド作品は以下の8作品。

「冬の猿」(1962年公開。ベルモンド29歳。※以下、作品公開当時のベルモンドの年齢)

「リオの男」(1964年公開。31歳)

「カトマンズの男」(1965年公開。32歳)

「大頭脳」(1968年公開。35歳)

「おかしなおかしな大冒険」(1973年公開。40歳)

「恐怖に襲われた街」(1975年公開。42歳)

「ライオンと呼ばれた男」(1988年公開。55歳)

「レ・ミゼラブル」(1995年公開。62歳)

これだけでは飽き足らず、アマプラとHuluで以下の9作品も一気観した。

「勝負をつけろ」(1961年公開。28歳)

「オー!」(1968年公開。35歳)

「ラ・スクムーン」(1972年公開。39歳)

「相続人」(1973年公開。40歳)

「薔薇のスタビスキー」(1974年公開。41歳)

「危険を買う男」(1976年公開。43歳)

「警部」(1979年公開。46歳)

「ハーフ・ア・チャンス」(1998年公開。65歳)

「アマゾンの男」(2000年公開。67歳)

1か月足らずの間に17のベルモンド作品に浸って、わかったことがある。

50年近く経つと映画の嗜好もずいぶん変わるということだ。

冒頭に書いたとおり、「おかしなおかしな大冒険」は幼かった私の記憶に深く刻み込まれた作品だったが、今、見返すとフィリップ・ド・ブロカ監督がふざけ倒しているシーンが鼻について仕方がない(この点はいさをさんも同様の感想をご自身のブログに書いておられる)。

上記17作品の中で、60歳を目前に控えた私の心を打ったのは「レ・ミゼラブル」と「ライオンと呼ばれた男」と「ハーフ・ア・チャンス」だった。

いずれもベルモンドの晩年の作品だが、スタントマンを使わないことで有名なベルモンドの派手なアクションシーンは、「ハーフ・ア・チャンス」を除いてすっかり影を潜め、「挫折から立ち直る人間」とか「壁を乗り越えて再び歩き始める人間」を描いた名作に仕上がっている。

 

いさをさんはベルモンド傑作選の情報と併せて、自身の舞台の公演情報も送ってくるちゃっかり屋さんである。

7月31日(水)から8月6日(火)まで中野ザ・ポケットで上演された「父との夏」




何度目かの再演だが、私はサンモールスタジオでの初演を拝見している。

再演にもかかわらず、わざわざ中野まで足を運んだのは、主人公の父親役を「あの」中尾隆聖さんが演じられると聞いたからだ。

中尾さんと言えば、いわずと知れた「バイキンマン」(@アンパンマン)や「フリーザ」(@ドラゴンボール)の声優さんである。

ふたりの子供をアンパンマンとドラゴンボールで育てた父(=私)としては、この「父との夏」は是が非でも観に行かねばなるまい。

というわけで拝見した今回の「父との夏」は、初演を超える佳作になっていた。

初演時には存在しなかった「孫娘」が新たに書き加えられていたのだが、ラスト5分前まで、この孫娘、とにかく舞台に出てきては何かを食べているだけの存在で、見せ場一つ、心に残るセリフ一言もない。

「いさをさんはどういう意図でこの孫娘を書き加えたんだろう?」

という疑問は、しかし、ラスト5分の中尾さんと孫娘の2人の場面で一気に氷解した(少なくとも私にとっては)。

花火を見つめる孫娘とそれを優しく見守る祖父という構図に、私は不覚にも泣きそうになった。

中尾隆聖さんは声優として一流なだけでなく、こういう場面を視線だけで演じ切ってしまう名優でもあった。

言葉で説明するのは難しいし長くなるので割愛するが、わたし的には「あぁ、私の涙腺はこういう話に弱いんだな」と再確認した次第である。

「ジェットコースター演劇」とまで評された劇団ショーマ時代のスピード感溢れる展開とは程遠い、静かに淡々と紡ぎ出される父と子と戦争の物語。平和をテーマにしながら、正面から「平和とは」などと語らない。祖父と孫娘の静かな時間に75年分の平和を凝縮して見せる。

「いさをさんの作品も随分変わったなぁ」と思いつつ、「あぁ、ベルモンドの映画やそれに対する自分の感想も同じなんだ」と気がついた。

一言で言えば、これが年をとるということなのだけれど、それはとても心地いい世界と自分の変化である。

 

「父との夏」の上演後、いさをさんやその知人、知己の役者さんなどと酒席をともにする機会を頂いた。

その酒席のメンバーの中に映画監督の篠原哲雄さんがおられた。

今年、私が出会った人の中で上位3本の指に入る方である。

篠原監督の作品は「月とキャベツ」くらいしか観たことがなかった私は、せっかく現代日本を代表する大監督が横におられるのに、その作品について突っ込んだお話を伺うことができなかった。

今年、私が味わった上位3本の指に入る後悔である。

慚愧の念で死にそうになった私は、翌日からベルモンドに代えて篠原作品漬けの日々を送り始めた(現在も継続中)。

本日までに観た篠原作品は以下のとおり。

「天国の本屋~恋火」

「犬部!」

「癒しのこころみ 自分を好きになる方法」

「種まく旅人 くにうみの郷」

「起終点駅 ターミナル」

「Jam Films」

「昭和歌謡大全集」

「深呼吸の必要」

ベルモンドは1か月かけて17作品だったが、篠原監督作品は6日(8/3~8)で8作品である。

いや、仕事しろよ、俺。

 

私の勝手な感想だが、「挫折から立ち直る人間」とか「壁を乗り越えて再び歩き始める人間」を描かせたら、今、篠原監督の右に出る人はいないんじゃないか、と思う。

そもそも、ほとんどの映画は(一部のホラー映画などを除いて)、「挫折・どん底・壁」⇒「復活・再生・再起」という基本構図でできているはずだから、特に篠原作品だけがそこに特化しているというわけではない筈なのだが、篠原監督が描く「挫折から再起して歩き始める人たち」は他の監督の作品に出てくる彼ら彼女たちとは何かが違うのだ。

これまた私の勝手な解釈だけれど、たぶん、それは篠原監督の作品中に描かれる「自然の美しさ」と無関係ではないのではないか、と思う。

作品の中で描かれている自然が深く静かで美しい分、その中でもがき苦しみながら前に進もうとする人間の生き様もその輝きを増幅しているのではないか、と思うのだ。

「天国の本屋~恋火」と「起終点駅 ターミナル」は北海道の、「犬部!」は東北の、「種まく旅人 くにうみの郷」は淡路島の、そして「深呼吸の必要」は沖縄(の離島)の、美しい風景が丁寧に描かれている。

北海道も東北も淡路島も沖縄も、ここ数年で私がツーリングで走破したきた場所でもある。

篠原監督が描く北海道や東北、淡路島、沖縄は車や電車の窓から見たそれではなく、私がオートバイに乗って風と光と雨を感じながら全身で体験してきたそれに近い。

日本の自然をこういった形できちんと撮れる映画監督というのは(別に日本の映画監督の全作品をチェックしたわけではないけれど)、極めて稀有な存在なのではないかと思う。

上記8作品の中でも「深呼吸の必要」は、観終わった後、ダダ泣きだった。

沖縄には個人的に思い入れも深いので(※委細は本ブログの過去記事「民事弁護~沖縄編Part1からPart5&番外編」をご参照。https://blog.goo.ne.jp/hirahira5510/e/53488f113111705312f4a4371d55c6bb )、そのせいなのかもしれないが、それだけではないとも思う。

それだけではないと思うのだが、それが何なのかまだよく分からない。

それが分かるまで、もう少し、篠原作品に浸ることにした。

なお篠原監督の次回最新作「本を綴る」は10月5日から全国順次ロードショーである。

https://honwotsuzuru.com/



殿、利息でござる!

2016-06-28 11:17:09 | 映画

2016年6月24日(金)

監督:中村義洋

出演:阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、松田龍平

いい映画である。泣ける。中でも山﨑努さんと阿部サダヲさんと妻夫木聡さんの親子・兄弟ドラマに私の涙腺は決壊した。

阿部サダヲさんも妻夫木聡さんもいい役者さんだけれど、涙腺を決壊させたのはやはり山﨑努さんの圧倒的な存在感と演技力だと思う。

原作は磯田通史氏の「無私の日本人」に所収されている「穀田屋十三郎」。

実話だそうだ。

磯田氏がこの「穀田屋十三郎」を著(あら)わすに至った経緯もネットで公開されている。この経緯も泣けるので興味のある方は、是非。

 

脚本もいいし、役者もいい。演出も上手い。

惜しむらくは、なんだ、このおちゃらけたプロモーションは?

私は阿部サダヲさんや松田龍平さんのファンなので公開前から「観に行こうかなぁ」と思っていたが、あの「バカ丸出し」のポスターを見て一気にモチベーションだだ下がりになったぞ。

前の週にふらりと観に行った「二つ星の料理人」が久しぶりのヒットだったので、その勢いを借りて(まもなく上映終了の)「殿、利息でござる!」にも足を運ぶことにしたのだが、そうでもなければあの「アホ丸出し」のポスターのせいでスルーするところだったぞ。

松竹にはろくなプロモーターというか広報宣伝担当がいない、と思う。

少なくとも、あの「知性皆無」のポスターを作った人が、ちゃんと原作を読み、完成した映画を見たとはとても思えぬ(原作読んで、映画も見て、それでできたのがあのポスターだとしたら、広告センスのなさもここに極まれり、だ。)。

言うまでもなく映画(に限らず、演劇でもそうだけど)は監督と脚本家と役者だけでできているエンタメではない。

照明さんもいる。小道具さんもいる。大道具さんも、助監督も、エキストラもいる。(他にも様々なスタッフさんがいるが、キリがないから以下略。)

そして、出来上がった映画の素晴らしさを世の中に伝える宣伝担当もいる。

「殿、利息でござる!」の広報宣伝担当は、原作者の、監督の、役者の、その他大勢のスタッフが映画に注いだ想いやエネルギーを、たった1枚のポスター(とチラシで)踏みにじってしまった(と思う)。

松竹さん(と「殿、利息でござる!」の広報宣伝担当の方)、猛省されたい。

 


二つ星の料理人

2016-06-23 15:18:15 | 映画

2016年6月17日(金)

監督:ジョン・ウェルズ

出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、オマール・シー、ダニエル・ブリュール

 

久し振りに観た映画が大当たりだった。

自分のエンタメ運(←今作った言葉)の強さに惚れ惚れする今日この頃だ。

帰宅途中にふらりとシネコンに寄って、上演時間が一番近いスクリーンを選んだら、それがたまたま「二つ星の料理人」だっただけで、前評判も前知識も0である。

主演のブラッドリー・クーパーが「アメリカン・スナイバー」でいい味出してたな・・・くらいの予備知識しかない。

んが。

これ、めっちゃ、ええでっせ!

 

ちなみに、映画とは全然関係ないが、「二つ星の料理人」を見た翌日、自宅の屋上の芝生の手入れをしていたら生まれて初めて熱中症になった。

めっちゃ苦しかった。

 

話を映画に戻す。

主演のブラッドリー・クーパーの演技もいいし、脇を固めるオマール・シーとダニエル・ブリュールもいいし、スクリーンに次々と出てくる美味そうなフランス料理もよかったが、なにより脚本がいい。

ありきたりのストーリーにどんでん返しを織り込んで(※最初はオマール・シー、2回目はダニエル・ブリュールが、それぞれどんでん返しの主役である)、シビレるセリフをちりばめることで観ているこちらを飽きさせない。

 

てか、ちょっと待て。

ブラッドリー・クーパーの

「映画『七人の侍』が俺の(仕事場の)理想なんだ」

は、私の口癖ではないか!(T社長他、証人多数)

う~む。どなたじゃな? ウチの事務所に盗聴器を仕掛けたのは?

 

あと、これは私の口癖じゃないが、

「俺の仕事にはGoodもExcellentもいらない。欲しいのはPerfectだ。」

とか。

これは今後、ウチの事務所の座右の銘にすることにした。

「七人の侍~」を私からパクったんだから、これでオアイコだな。そうだよな、クーパー?

 

初期期待値が低かった分、「二つ星の料理人」への(私の個人的な)評価はめちゃ高い。

今のところ、今年の洋画ベスト1である。

なので、T社長や事務所の秘書、若手の弁護士にも熱い口調で薦めまくっている。

秘書のN嬢とアルバイトのM嬢に、

「主演のブラッドリー・クーパーったら、もう、俺そっくり。

俺の口癖の『七人の侍』云々もそうだしさぁ。

短気ですぐ暴れるとこもそうだしさぁ。

何より、吸い込まれるようなブルーの瞳なんか俺と瓜二つ

と言ったら、N嬢とM嬢が口をそろえて、

「ぜんぜん違いますよ」

と、駄々っ子を宥(なだ)めるお母さんのように優しく否定してきやがった。

 

(映画の中のブラッドリー・クーパーのように)暴れることにする。


映画(超まとめてレビュー)

2015-10-01 12:30:56 | 映画

映画のレビューがすっかりご無沙汰だ。

申し訳ござらん。と、誰に謝ってるんだかわからないが、一応、謝罪から入ってみた。

何人かの「つれ弁」読者の方(含む、T社長)からも、「最近は、忙しすぎて映画観てないんですか?」と聞かれることが多くなった。

おお、こんな市井(しせい)の一弁護士の映画レビューを読んでくださっている方もおられるのか。かたじけない。

 

まぁ、当たらずとも遠からずで、一時期の如く、「毎週金曜夜は映画の日」という頻度で映画館には足を運べなくなった。

なので私を映画館に行かせてくれる新人弁護士を早く採用したいのだが、私の要求水準が高すぎるのか、未だ、「あぁ、この人と仕事してみたい」という人の応募に巡り合わない。

 

とはいえ、さりとて。

それでも昨年8月以降に観た映画(含む、落語、舞台)は以下のとおり。

これ以外に、週末はかなりの確率で子供たちとTSUTAYA(練馬春日町店)に行ってDVDを借りてきたり、昔、買い溜めしたDVDを自宅で再見したりもしている。

仕事しろよ、俺!

 

【イントゥザストーム】2014.8.22

監督:スティーヴン・クイエル

出演:リチャード・アーミティッジ、サラ・ウェイン・キャリーズ、マット・ウォルシュ

一言:最近、この手の「父と息子の心の交流」的ドラマに涙腺がすこぶる弱くなった。

 

【舞妓はレディ】2014.10.3

監督:周防正行

出演:上白石萌音、長谷川博己、富司純子

一言:ヘップバーンの名作「マイ・フェア・レディ」のパロディ。「マイ・フェア・レディ」を観てないと分からないネタが多い。

 

【猿の惑星~新世紀(ライジング)~】2014.10.9

監督:マット・リーヴス

出演:アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン

一言:「父と息子の心の交流」には弱いが「人とサルの心の交流」には感動しない自分に気づきました。ウッキッキ。

 

【るろうに剣心~伝説の最期編~】2014.10.10

監督:大友啓史

出演:佐藤健、武井咲、伊勢谷友介

一言:人気アニメ原作の映画。私の周りの席は、いわゆる「それ系のアニヲタ」で満席だった。居心地悪かった。 

 

【蜩ノ記】2014.10.16

監督:小泉堯史

出演:役所広司、岡田准一、堀北真希

一言:後日、親父から原作(祥伝社文庫)を貸してもらって読んだ。映画もよかったが、原作は更によろしい。

 

【ぶどうのなみだ】2014.10.24

監督:三島有紀子

出演:大泉洋、安藤裕子、染谷将太

一言:何、これ?これだけのキャストを揃えて、この仕上がりっていったい・・・

 

【進撃の巨人/前編~紅蓮の弓矢~】2014.11.24

監督:荒木哲郎

出演:梶裕貴、石川由依、井上麻里奈

一言:原作に忠実なアニメですな。それ以外の感想は特になし。

 

【バンクーバーの朝日】2014.12.26

監督:石井裕也

出演:妻夫木聡、亀梨和也、勝地涼

一言:私がそれほど野球好きではないせいかもしれないが、全然感動しませんでした。アウト!

 

【ベイマックス】2014.12.27

監督:ドン・ホ-ル、クリス・ウィリアムズ

出演(日本語吹替版):川島得愛、本城雄太郎、小泉孝太郎

一言:「ロボットと人間の交流」という意味では「ターミネーター2」の方が上だと思う。 ベイマックスのフニフニさにちょっと心惹かれましたが。

 

【ゴーンガール】2015.1.7

監督:デヴィット・フィンチャー

出演:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス

一言:サスペンスものとしての完成度は低い、と思います。

 

【アメリカン・スナイパー】2015.3.2

監督:クリント・イーストウッド

出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス

 一言:クリント・イーストウッドというのは演じさせても撮らせても天才なのですな。

 

【ドラえもん のび太のスペースヒーローズ宇宙英雄記】2015.3.7

監督:大杉宣弘

出演:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一

 一言:相変わらず、ドラえもんは観る者を裏切りませんな。

 

【ソロモンの偽証(前篇 事件)】2015.3.13

監督:成島出

出演:藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈

一言:この「前篇」を観たときは「今年一番の傑作(邦画部門)ではないか」と思いました。後篇で裏切られたけど。

 

【ドラゴンボールZ~復活のF~】2015.4.26

監督:山室直儀

出演:野沢雅子、中尾隆聖、山寺宏一

 一言:相変わらず、ドラゴン・ボールは観る者を裏切りませんな。

 

【ソロモンの偽証(後篇 裁判)】2015.5.1

監督:成島出

出演:藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈

一言:駄作。冒頭から「真相」も「オチ」も見え見え(私は原作は読んでません)。中学生たちの「裁判」も「裁判」とは呼べないシロモノ。

 

【クレヨンしんちゃん2015/オラの引っ越し物語】2015.5.3

監督:橋本昌和

出演:矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治

一言:今回は今一つの出来かな。

 

【名探偵コナン/業火の向日葵】2015.5.5 

監督:静野孔文

出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也

一言:ああいう芸術家的な犯行動機は凡人の私には理解できない。エンディング・テーマはGood。

 

【(落語)柳家小三治一門会】2015.6.16

北とぴあ さくらホール

出演:柳家小三治、他

一言:両隣の席がご高齢の方で、3時間近く、強烈な加齢臭が・・・。笑ってしまうと臭いので笑いをこらえるのが辛かったです。

 

【予告犯】2015.6.22

監督:中村義洋

出演:生田斗真、戸田恵梨香、鈴木亮平

一言:面白い。ただ、戸田恵梨香さんの学芸会的な演技が鼻について鼻について・・・

 

【進撃の巨人/後編~自由の翼~】2015.6.27

監督:荒木哲郎

出演:梶裕貴、石川由依、井上麻里奈

一言:原作に忠実なアニメですな。(以下、略)

 

【海街diary】2015.7.3

監督:是枝裕和

出演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず

一言:上品な仕上がりの佳作だと私は思う。あちこちで酷評されてるようですが、私は、広瀬すずちゃん、かわいいと思うな(←オヤジ)。

 

【ひつじのショーン】2015.7.4

監督:マーク・バートン、リチャード・スターザック

出演:(ひつじたち)

一言:面白かった。でも、再見はないかな。

 

【ザ・が~まるちょばカンパニー 1st JAPAN TOUR】2015.7.12

天王洲銀河劇場

出演:が~まるちょば、他

一言:子供たちを連れて行きました。長男とは出かけに大ゲンカしましたが。喧嘩の原因は忘れた(あ、劇評じゃない・・・)。

 

【父との夏】2015.7.16

作・演出:高橋いさを

出演:蒲田哲、三田村周三、山里ケンイチロウ

一言:いい出来だと思います。初演も拝見しましたが今回の方がいい。偶然、舞台に紛れ込んだ一匹のハエがなんとも言えない不思議なリアリティを舞台に醸し出していました。偶然を味方に付けるのもまた、作品の持つ「運」だと思う。三田村さん、お身体ご自愛ください。

 

【ポケットモンスター~光輪の超魔神フーパ~】2015.7.20

監督:湯山邦彦

出演:藤原竜也、山寺宏一、中川翔子

一言:さすがにポケモンはきつくなってきました(精神的に)。途中から爆睡しました。 

 

【バケモノの子】2015.7.26

監督:細田守

出演:役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋

一言:声優さんが私の好きな方ばっかり。おお、豪華。作品の出来も上々。

 

【ミニオンズ(吹替版)】2015.8.1

監督:ピエール・コフィン、カイル・バルダ

出演:天海祐希、設楽統、山寺宏一

一言:ミニオンってネファリオ博士がバナナから作った人工生物だとばかり思ってたのに・・・。

 

【インサイド・ヘッド(吹替版)】2015.8.17

監督:ピート・ドクター

出演:竹内結子、大竹しのぶ、佐藤二朗

一言:感動せず。私の中の「ヨロコビ」と「カナシミ」も何処かに放浪している模様。

 

【進撃の巨人(実写版)/アタック オン タイタン】2015.8.28

監督:樋口真嗣

出演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子

一言:グロテスクなだけ。ミカサは全然ダメ。

 

【BORUTO/NARUTO THE MOVIE】2015.8.29

出演:三瓶由布子、菊池こころ、竹内順子

監督:山下宏幸

一言:だから「父と息子の心の交流」ドラマは反則だっちゅーの!

 

【進撃の巨人(実写版)/エンド オブ ザ ワールド】2015.9.30

監督:樋口真嗣

出演:三浦春馬、長谷川博己、水原希子

一言:アタック オン タイタン以上に駄作。BGMの使い方といい特撮のチャチさといい、北朝鮮の何とかいう巨人映画と見間違えた。


ホント映画

2015-03-16 10:37:06 | 映画

タイトルに「本と映画」と入力しようとしたら、「ホント映画」になっちまった。

いや~、映画ってホントにいいもんですね(←故水野晴郎@金曜ロードショー風)。

じゃなくって。

ホント、パソコンって、ばか。

 

10日ぶりの更新だ。

Y嬢(まだ20代。すこしぽっちゃり。可愛い。)が、ご自身のブログに、「まだかなまだかなぁ~」と学研のオバサンを待ち焦がれる少女の如く(←古い)このブログの更新を心待ちにする記事をアップしてくれたりしているので、更新する気満々の俺様だ。

ちなみに、Y嬢の「つれ弁」評↓

「話はチョツトあたしにはムズカシイ時もある・・・」

 

なんと!

すまぬ。文才なき拙者の不徳の致す所じゃ。

かくなる上は、PJの春夏の新作の話と、AKB総選挙の話と、セカオワのFUKASEときゃりぱみゅの話を中心に今後はブログを書き綴っていく所存なり。

ウソでござる。

 

というわけで。

今日は 「本と映画」だ。

正確には「2014年12月8日以降に読んだ本と、溜まっている映画のレビュー」でごわす。

【本の部】

「月魚」(三浦しをん・角川文庫)

「白いへび眠る島」(三浦しをん・角川文庫)

「しをんのしおり」(三浦しをん・新潮文庫)

「秘密の花園」(三浦しをん・新潮文庫)

「人生激場」(三浦しをん・新潮文庫)

「人生の〆方~医者が看取った12人の物語~」(大津秀一・新潮文庫)

「進撃の巨人」1巻~15巻(諫山 創・少年マガジンKC)

「達人伝~9万里を風に乗り~」1巻~7巻(王欣太・アクションコミックス)

あと、何冊か。

相変わらず、しをんさんの本ばかり読んでいる我が輩だ。あとはコミック。

そういえば、敬愛する高橋いさをさんもご自身のブログでしをんさんの才能を高く評価しておられた。ねー、いさをさん。三浦しをんって、いいよねー。

ところで、今、気づいたのだが、高橋いさをさんも三浦しをんさんも、お名前に「を」が入っている。

「お」じゃなくて「を」だ。別に「お」でもいいのに、敢えて「を」。

名文書くには名前に「を」。

よし。私もペンネームを「平岩としをふみ」にする。

「年を踏み」・・・意味が分からんな。

 

あ、【本の部】が長くなっちゃったので、【映画の部】は次回だ。こうしてレビューをアップされない映画が溜まっていくことよ(←なげやり)。

 

PS(私的伝言板):

to いさをさん。15日までの公演、お伺いできずすいませんでした。

to Y嬢。ブログを褒めて頂き光栄です。キ●ガイたちの中傷カキコに負けずに頑張ってください。

to K女史。別にオメーの責任じゃねーよ。気にするな。